100GBのBD-R、BDXLにパソコンのデータをバックアップしました。片面3層のBD-R。失敗や出来ないタイプも有るようです。
Last update 2016-10-07 22:29
ここ最近、100GBのBD-RやBD-REの1枚あたりの価格が急激に下がってきて、現在最安値は
・三菱化学メディア Verbatim BD-R XL 5枚入り4,530円(1枚906円 1GBあたり 9.06円)
・SONY ビデオ用BD-RE XL 10枚入り6,059円(1枚606円 1GBあたり6.08円)
※ 2016年10月7日現在
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となっています。発売された当時は、1枚あたり3000~5000円ぐらいしたので、かなり値を下げてきたことがわかります。
ちなみに、25GBのBD-Rは、1GBあたり1.66円クラスなので、まだまだBDXLは割高なイメージが有ります。
とは言え、256GB以上の「SDカード」や「USBメモリ」、「SSD」に比べるとだいぶ1GBあたりの価格は安く、
メディア | 価格 | 1GBあたりの単価 |
---|---|---|
SDカード SDSDXPA-256G-G46 [256GB] |
12,712円 | 49.66円 |
SDCZ48-256G-U46 256GB USBメモリ |
6,310円 | 24.65円 |
SP489GBSS3S55S25 480GB SSD |
10,980円 | 22.88円 |
三菱化学メディア Verbatim BD-R XL 100GB |
4,530円 | 9.08円 |
と、かなり割安なことがわかります。
ただし気をつけなければならないのが、ビデオ録画用の「BDXL」で、こちらのSONYの「BDXL」はどちらもパソコンでは認識されませんでした。
今のところパソコンでも使用できる100GBのBD-Rは、この三菱化学メディアの
今のところ5枚ほど自作パソコン、ノートパソコンで書き込みを行いましたが、エラーは0です。
「BDXL」とは、BDA(Blu-ray DiscAssociation)が規格承認したBD(Blu-rayディスク)の拡張仕様。BDの記憶容量が最大50Gバイトであるのに対し、BDXLでは、100Gと128Gバイトの2種類の記憶容量を持つディスクの製品化が可能となる。
参照:BDXL(びーでぃーえっくすえる)とは - コトバンク
残念ながら片面4層の128GBのBDXLは、まだ販売されていません。
2010年から2011年頃、販売が開始されましたが、当時はまだ1枚あたり5000円ほどの価格で、とても普及する様子はありませんでした。
私のようにテレビを頻繁に録画する人にとっては、100GBという容量は非常に扱いやすく、一度100GBを体験してしまうと、50GBのBD-Rですら使いたいと思わなくなります。(笑)
100GBのBD-R(BDXL)をパソコンで使うには、
①特別なソフトを使わず、Widnows標準の「エクスプローラー」を使って書き込む方法
②Power2GoのようなDVD書き込みソフトを使用する
2つの方法があります。
あまりおすすめはしませんが(書き込み速度が遅いし、データが消える場合がある)、特別なソフトを使わず、BDXLに書き込む方法は以下。
空のBDXLを入れると、このように通知画面が表示されます(表示されない場合もあり)。
ソフトウエアを使わないで書き込む場合は、「ファイルをディスクに書き込む エクスプローラー」の方をクリック。
エクスプローラーでBDXLが認識されるので、ドライブを右クリック。
しばらく待つとフォーマットが完了します。
これでUSBメモリやSDカードのように書き込みができるようになります。
ただし、USBメモリなどと違い、一度書き込むと削除や上書きができない(出来るけれどその分容量は減る)ので注意。
BD-Rにデータを書き込むには、書き込みたいファイルやフォルダをBD-Rにドラッグ&ドロップするだけ。
BDXLには、「BD-R XL」と「BD-RE XL」の2種類があるのですが、「BD-RE XL」の方はすごく書き込み速度が遅いです。
61.4KB/sのときもあれば
ソフトを使わない書き込み方法のメリットは、
・特別なソフトウエアが必要ない
・追加でファイルを保存できる
です。
とくに後者の、後からBDXLにデータを附加ることが出来るメリットは大きいでしょう。
このあと紹介する方法(Power2Goを使用)は、残念ながらあとからファイルを追加しようとすると、毎回Power2Goが強制終了してしまって、追加できませんでした(原因は不明)。なので、USBメモリやSDカードのように、あとから保存したいデータを追加したい場合は、このエクスプローラーを使った書き込みのほうがいいかもしれません。
おすすめはソフトを使った書き込みです。エクスプローラーで書き込んでもいいのですが、たまに読み込みに失敗したり、うまく認識してくれないことがあるんですよね。(25GBや50GBのBD-REでエラーが起きた)
BD-REの場合は、いったん初期化し直せるのでいいのですが、BD-Rの場合はそれができないので、成功率が高いソフトを使ったほうがいいかもしれません。
私が使用しているのは、DVDやBDへの書き込みソフトとしては、最も有名な「Power2GO」というソフト。
BDディスクドライブを搭載しているパソコンであれば、Power2Goや他の書き込み用ソフトウエアがすでにインストールされているはずです。
ちなみに100GBのBDXLでも、実際に書き込みが行える容量は95GBぐらいなので注意。
基本的に今現在販売されている100GBのBD-Rは、書き込み速度が最大で4倍速なのですが、6倍速が選択できました。
「ファイルシステム」も最新の「UDF2.6」も選択できます。ただ、他のパソコンでも読み込みができるように、安定している(?)UDF2.5がおすすめ。
今回パソコンの「ピクチャ」に保存されているすべてのファイルをバックアップしました。が、129GBもあるので、100GBのBD-Rでも容量が足りません。
そこで、一部を50GBのBD-REに保存し、残りを100GBのBDXLに保存しました。
ネットから拾った長い名前の写真や画像は、このように「無効なファイル名」というエラーになる場合があります。
こういう場合は名前を短縮する自動修復する機能があるようです。
6倍速で書き込んだところ、書き込みには1時間20分程かかりました。速い!
その後、ちゃんと書き込めたか、のチェックが行われ、全部で2時間45分後に終了しました。
ちなみに2倍速で書き込んだところ、91.7GBのデータの書き込みに3時間5分程度かかりました。
まだ容量が残っていたので、データを追加できるか試してみました。
ところが、何度やっても途中でPower2Goが強制終了してしまって書き込みができません。
エクスプローラー上から追加しようと思って、ファイルを追加し・・・
(ディスクに書き込む準備ができたファイルと言うところに追加される)
エクスプローラーの「管理」タブをクリック。
②「書き込みを完了する」をクリック。
ところがやはりエラーが出て追加できませんでした。
私の環境だけかもしれませんが、BDXLを使用するときは、95GBを目一杯一度に書き込んだほうがいいかもしれません。
50GBのBD-RやBD-REの場合は、ほぼたいていどのメディアでもパソコンで使用できると思います。
100GBのBDXLに書き込めなかったファイルを50GBのBD-REに書き込んでみます。
容量は34.6GB。
ソフトウエア無しでエクスプローラーのみで書き込んでみます。
エクスプローラー上からBD-REドライブを開きます。
するとどのような使用方法で使うか効いてくるので、「USBフラッシュドライブと同じように使用する」をチェックし、「次へ」をクリックします。
結局34.6GBのデータを焼くのに、6時間3分かかりました。
きちんと書き込めたか確認しようとしてみると、なんとBD-REドライブのデータが空になっています。
Windowsを再起動させても同じ状態でした。仕方がない、もう一度書き込みし直さなきゃ・・・
結局BD-REだったので、Power2Goでディスクを消去して、Power2Goを使って書き込みをしたところ、ちゃんと焼くことが出来ました。
最終更新日 2016-10-07 22:29
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投稿日:2016-10-08 | | |