SSDクローンしてみた ソフトの紹介
最終更新日 2020-07-17 15:57
先日、Windowsの調子が悪くなり、何年か前にSSDを購入した時にクローン化した元のSSDをとっておいたので、再びSSDを購入して以前のSSDを使ってもう一度SSDをクローン化しました。
SSDはすでに10台ほど購入してきて、そのたびにクローン化しているので、今回は「Samusung Data Migration」と「EaseUS Todo Backup」という2つのクローン化ソフトの使い方を紹介します。
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目次
SSDの接続
SSDやHDDをクローン化させるための解説ページは多いのですが、接続方法について言及しているサイトは少ない気がします。USB接続でいいのか?SATA?
USB接続
こたえはUSBでOK。もちろんSATAでつないでもいいのですが、USBのほうが簡単です。
SSD外付け用ケース
その代わり外付け用のSSDもしくは2.5インチ用のケースかSATAをUSBに変換するケーブルが必要です。
私の場合は外付け用のケースを使いました。中をあけるとこのようにSATAなどの端子があるのでここにSSDを差し込みます。
USBケーブルを差し込みます。
ケースによって使用するUSBケーブルの種類が違うので注意。
SSDの初期化とフォーマット
新しく購入したSSDやHDDは、パソコンにつなげても「未割り当て」の扱いになり、認識はしているもののドライブとしては使えません。そこでフォーマットという処理をします。
が、私は実行しましたが、クローン化する場合は必要ないかもしれません。
以下が新しく購入したSSDのフォーマット方法。
パソコンにSSDをつないだら(USBでもSATAでも)、スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。
「ディスク管理」が立ち上がります。WindowsがSSDを認識してると、このように「ディスクの初期化」という画面が表示されます。
MBRかGPTか
初期化するときに「MBR」か「GPT」にするか選択しなければなりません。SSDをクローン化する場合は、クローン元がどちらか調べて同じした方がトラブルが少ないようです。
また「MBR」は、2TBまで(正確には2.2TB)しかWindowsが認識しません。2TBを超えるようなHDDの場合は「GPT」を選択します。
CドライブがMBRかGPTか調べる
「ディスクの管理」を立ち上げたら、調べたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
*「ディスクの初期化」が開いてしまっている場合は、いったん「キャンセル」をクリックして閉じます。
①「ボリューム」タブを選択し、②の「パーティションのスタイル」の部分に記載しています。私のパソコンの場合は、「MBR」ですね。
初期化
「ディスクの管理」を起動したら、繋げた新しいSSD(画像のディスク3)を右クリックします。
①に「MBR」(クローン元のものと同じものを選択)し、②の「OK」をクリックします。
今度は「未割り当て」の部分を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
ボリュームサイズを指定します。購入したSSDをそのままCドライブとして使いたい場合は、何も変更せずに(つまり容量いっぱいのまま)次へをクリック。(クローンした場合は、クローン元のCドライブのサイズで作成されます)
ドライブ文字またはパスの割り当てはこのまま何も指定せずに「次へ」をクリック。
「パーティションのフォーマット」もこのままでOK。「次へ」をクリック。
「シンプルぼるーむのウィザードの完了」という表示が出たらフォーマットの完了です。「完了」をクリック。
毎回私はフォーマットをしてからクローンさせているんですけれど、よく考えたらこの作業は必要がない気がする…。
SSDクローン化ソフトの紹介
今回私が購入したのはサムソン製のSSDだったので、サムソンが公開している「Samusung Data Migration」を使ったのですが、最後の残り1%でエラーが出てうまくいきませんでした。が、今までは失敗したことがないので、サムソン製のSSDを購入した場合は、まずは「Samusung Data Migration」を使ってみてください。
Samusung Data Migration
Samusung Data Migrationのダウンロード
最初に紹介するクローン用のソフトは、「Samusung Data
Migration(マイグレーション)とは、「移行」という意味で、Data Migrationで「データ移行」になります。
サムソン製のSSDにしか使えないようですが、サムソン製のSSDを購入した時はこのソフトを使っています。
が、SSDには付属していないので自分でダウンロードする必要があります。
ダウンロードできるページがわかりづらいので以下の手順でダウンロードします。
ソフトウェアダウンロードページを開き、「Samusung Data Migration」を探し、プラスの部分をクリックします。
ユーザーアカウント制御が表示されるので、「はい」をクリック。
インストール用ウィザードが開始されるので、「次へ」をクリック。
「使用許諾契約」が表示されるので、「同意する」にチェックを入れ、「次へ」。
しばらくするとData Migrationのインストールが完了するので、「完了」をクリックします。
自動的に「Samusung Data Migration」が起動します。こちらが基本画面。
Data MigrationでSSDをクローン
では早速SSDのクローンを行っていきます。
「ソースドライブ」が元となるドライブです。今回はCドライブの複製を作るのですが、ここは「Cドライブ」になります。いじらなくてOK。
「ターゲットドライブ」は、新しく購入したSSDになります。①の部分をクリックし、②の接続したSSDを選択します。なお、SAMSUNG製のSSDでないと使えないっぽい。
あとは「開始」をクリック。
500GBのSSDをクローン化するのに、1時間半はかかるので時間に余裕があるときのほうがベター。
クローンが完了すると、20秒後にWindowsがシャットダウンするという警告が表示されるので、「OK」をクリック。
エラーが出る場合
このように「一時的なエラーのため実行できません。更新して、もう一度お試しください」というようなエラーが出た場合、新しく購入したSSDがなんらかの理由でWindowsから認識されなかった可能性が大です。
アマゾンのレビューでもSSDが認識されない!というコメントがいくつかありましたが、たぶんこれはUSB接続をUSBハブ経由で行っているため。
なので、直接パソコンのUSB端子にケーブルをつないでください。なお、USB3.0がベスト。
クローン化中はSSDの温度が上がり、何度も警告が表示されました。
このまま待っているとSSDのクローンが終了します。完了したら、USBからSSDを外し、Cドライブと交換して起動してみてください。
私の場合は、最後の最後に「データ移行昨日は不明な理由で中断されました」と出てうまくいきませんでした…。とはいえ、確か以前もエラーが出たのですが、Cドライブとしてつなげて起動させてみると、うまくWindowsが起動したので今回も大丈夫かな・・・と
原因は不明ですが、SSDクローン中にWebを見たりいろいろな作業をしていたからかも…。
SSDクローン化中は、何もいじらない方がいいかも。
そこで以下の「EaseUS Todo Backup」を使ってクローン化しました。
EaseUS Todo Backup
ダウンロードページから無料版をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを起動し、「今すぐアップデート」をクリック。
クローン作成
EaseUS Todo Backupは、有料版もありますが無料版でもSSDのクローンは可能です。このようなライセンスの画面が表示されたら、右下にある「後で」をクリックします。
ユーザーアカウント制御が表示されるので、『はい』をクリック。
まずは元となるドライブにチェックを入れます。Cドライブの場合は一番上のドライブです。
続いて購入したSSDにチェックを入れます。どうやらフォーマットしなくても未割り当てのままでもクローンが出来るようです。
これは必ずしも必要ってわけではないのですが、HDDからSSDにクローンするときはチェックをした方がエラーが少なくなるようです。
SSD同士の場合はチェックを入れなくてもうまく完了しました。
今までの設定が表示されるので、よければ「実行」をクリックします。
ターゲット、つまり新しいSSDの中身が消去される注意書きが表示されるので、「はい」をクリック。
クローンが開始されます。
だいたい1時間半~2時間ぐらいかかるので、そのまま待ちます。
「ディスクが使用中なので、この操作はWinPE環境で実行させます」というような警告が表示された場合は、何かしらのソフトが邪魔をしている可能性があります。この警告が表示されたときは、「キャンセル」をクリックし、一度終了し、Windowsを再起動してもう一度初めから実行してみてください。
2分程度で50%近く進行状況が進みますが、ここからが長くなります。
「完了」をクリックします。
その後、Cドライブにつなげて起動してみたのですが、ばっちりクローン化できました。
私の場合は、Windows XPから、7、8、8.1、そしてWindows 10とアップグレードしてきましたが、うまく起動できました。
ただし、いくつかのソフトはエラーが出て使えないものがありました。原因は不明です。(ほとんどのソフトはそのまま動きました)
この場合、ソフトを再インストールすることでデータを引き継ぎ使うことが出来ました。
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最終更新日 2020-07-17 15:57 / 投稿日:2020-07-18 | | |