ブルーレイにファイルを書き込むには

Windows7になってから標準でBD-Rへファイルを書きこむことができるようになりました。さらにUSBメモリのように追加で書き込んだり、消去しながら使うこともできるようになりました。

 
 

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ブルーレイにファイルを書き込むには

 

 

Last update 2012/02/03 03:25

Windows 7になってから特別なソフトを使わなくてもBD-Rのようなブルーレイメディアにファイルやフォルダを保存できるようになりました。
このページでは、Windows 7でBD-Rにファイルを書き込む方法や、BD-REで繰り返しファイルを書き込む方法を紹介します。

ブルーレイメディア

BD-R

BD-R25GBブルーレイメディアは3種類のメディアタイプがあり、こちらは最も普及しているBD-R 25GBです。
BD-R LTH TypeやDVD-RやCD-Rと違い「無機材料」を使用しており、価格はインターネットで購入すれば、1枚あたり最安値で70~80円で購入することができます。
1枚ずつのパッケージだと500円/枚ぐらいしてしまうので、50枚入りが最もお得です。
※ 大手電気店だと50枚入りでもちょっと高いです。(1枚150円ぐらい)

次に紹介するBD-R LTHより無機材料のBD-Rのほうが耐久性が長いと言われているので、基本はこのタイプでOKだと思います。

BD-R LTH同じくBD-Rなんですけれど、DVD-RやCD-Rのように「有機色素」を使ったBD-R LTHと呼ばれるメディアです。
DVDやCDと同じ設備で製造できるので、1枚あたりのコストが下がる。なんて言われましたが、普通のBR-Rの値下がりが大きすぎてそれほど価格は変わらなくなってしまいました。
インターネットで20枚入りなどを購入すれば、1枚あたり110円程度になります。
なお、古いブルーレイレコーダーなどでは書き込みに対応していないので、注意が必要です。

BD-RE 25GBBD-Rは、一度書き込んだらもう削除したりできませんが、ビデオテープのように再びフォーマットして新たに書きこめるようにしたのがBD-REです。
DVD-RWのような仕組みです。
ただし、ビデオテープやカセットテープと違い、上書きするにはすべてのデータを削除する「フォーマット」をしないといけません。
そのため、1部だけ削除して書きこみ容量を増やす。なんてことはできません。
BD-Rよりも耐久性がいいらしく、大事なデータはBD-RE出保存したほうがいいと言われています。
が、書き込み時間が現在(2012年2月)最大でも2倍速(9MB/秒)なので時間がかかるのがデメリットです。
(BD-Rは、最大12倍速(54MB/秒))

容量による違い

上の3種類はどれも25GB(25,000MB)の容量ですが、倍のBD-R DL 50GBや100GBのBD-R XL 100GBがあります。
BD-R XLは、1枚あたり4000円ぐらいするので、あまり普及していません。

Windows 7でブルーレイメディアに書きこむには

空のBD-Rをセットすると自動再生が表示されるブランクメディア(空のBD-R)をドライブにセットすると、Windowsが認識して「自動再生」が表示されます。
ファイルをディスクに書き込む」をクリックします。
自動再生が表示されない場合は、こちらから始めてください。

どちらの形式で保存するか選択する一気に1枚に保存するのではなく、USBメモリやSDカードのように少しずつファイルを保存していく場合は、「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を。
25GBのデータを一度に書きこむ場合は、「CD/DVDプレーヤーで使用する」にチェックを入れます。
基本的には25GBを一気に保存する使い方のほうが書き込み速度も速くお勧めですが、一度書きこむと新たに追加でファイルを保存することができなくなるので、ファイルが全部25GB程度に達した時点で保存するのがいいでしょう。
タイトル」は、ディスクにつける名前ですが半角英数字と「 _ 」などの文字で入力したほうがいいと思います。
なお、実際には25GBではなく、23GBぐらいまでしか書き込めません。
これは、コンピューターの世界では10進数ではなく2進数が使われているため、1MB=1000KBではなく、1MB=1024KBになるからです。
25GB=25000000000B÷1024÷1024÷1024≒23.3GB

エクスプローラーに表示されたエクスプローラー(スタートメニュー→すべてのプログラム→アクセサリの中に入っています)で、「コンピューター」を開くと、「BD-REドライブ」というのがあるはずなので、ダブルクリックして開きます。

保存したいファイルをBD-REドライブにドラッグするCD/DVDプレイヤーで使用するを選択した場合、BD-Rに保存したいファイルをエクスプローラーで表示させ、画像のようにBD-REドライブの中にドラッグアンドドロップします。
このまま合計23GBぐらいになるまで、加えていきます。

一旦コピーされるBD-REドライブにドラッグアンドドロップすると、このようにコピーが始まります。
60MB/秒という高速でコピーされるのですぐ終わります。

ディスクに書きこむをクリックすべて保存したいファイルやフォルダがBD-REへコピーできたら、「ディスクに書き込む」をクリックします。

書き込み速度を選択する書き込み速度を決めます。
基本的にはBD-Rのパッケージに書かれた速度を選択して下さい。
次へ」をクリックすると書き込みが始まります。

ディスクの書き込みが開始される書き込みが開始されます。
大体20GB程度を書きこむと、6倍速で40分ぐらいかかります。
進行状況を示すバーや残り時間○○分という表示が出ますが、ほとんど当てになりません。
今回の場合も残り時間2分のまま30分が経過しました。。。

完了した。6倍速で書き込んで38分かかった書き込みが完了しました。
だいたい38分ぐらいかかりました。
完了」をクリックします。

完了したら、ちゃんと保存できたか確認しておいてください。
また、BD-Rなどは太陽の光や、傷などに弱いのでケースに入れて大切に保存しておいてください。
専用のケースを用意しておくといいと思います。

USBフラッシュドライブと同じように使用する

USBメモリやSDカードのように、少しずつファイルやフォルダをBD-Rに保存していきたい使い方をしたい場合は、先ほどの場面で「USBフラッシュドライブと同じように使用する」をチェックします。

USBフラッシュドライブと同じように使用するを選択した場合するとフォーマットが始まるのでこのまましばらく待ちます。
フォーマットは最初に空のブランクディスクを挿入した時と、全てのデータを消去するときだけです。

フォルダーを開いてファイルを表示をクリック自動再生が表示されるので、「フォルダーを開いてファイルを表示」をクリックします。

USBフラッシュドライブとして書きこむ場合エクスプローラーで、コンピューターの中にある「BD-REドライブ」の中身が表示されるので、保存したいファイルをドラッグします。

この方法で保存すると、BD-Rを取り出して後日、追加して書きこむことができます。
ただし、BD-REだと、ご覧のように転送速度がすごく遅いです。

USBフラッシュドライブとして使用するを選んだ場合の転送速度6倍速対応のメディアで4~6MB/秒でした。
16GBのデータの書き込みに約50分ぐらいかかりました。
先ほどの書き込み方法の2倍近く時間がかかるみたいです。

あとは容量が満タンになるだけ、ファイルやフォルダをBD-REドライブの中にドラッグしていくだけです。
先ほどの方法と違って、メディアをドライブから取り出しても、ファイルを追加することができます。
ただし、一度書き込んだデータはBD-REでない限り消去することができません。
BD-Rは、USBメモリやSDカードのように消したり保存したり・・・ということはできません。

ファイルを削除するとどうなる?

フォルダを右クリックして削除を選択一度書き込んだファイルやフォルダを削除するとどうなるのでしょう?
削除したいフォルダを右クリックして「削除」を選択してみました。

消えた実際に表示されなくなりました。
本当に削除されたような気がしますが・・・

削除前の使用領域こちらは削除する前のBD-REドライブの使用領域。
18,166,489,088バイトが使用されています。

削除後の使用領域。増えてるこちらは削除後。
18,166,538,240バイト。
フォルダを削除したはずなのに、逆に49,152バイトも増えています!
BD-RやDVD-Rは、一度書き込んだら削除できないことを表しています。

BD-REでファイルを消去する

BD-REは、一度書き込んだデータを削除できます。
が、その場合、書きこまれた全てのデータを一旦削除(フォーマットといいます)して、新たに上書きします。
BD-REも、USBメモリのように一部だけファイルを削除し、容量を確保して、別のファイルを追加で保存。というような使い方は出来ず、一旦まっさらにフォーマットして0からやり直す。ことしかできません。

BD-REの場合、消去すれば新たにデータを書きこめる削除したいデータが書き込まれたBD-REをドライブにセットしたら、エクスプローラーで「BD-REドライブ」の部分を右クリックし、「このディスクを消去する」をクリックします。

次へをクリックデータを消去して良ければ「次へ」をクリックします。

消去中フォーマットが開始されるので、しばらく待ちます。

消去の完了消去が完了しました。
これでBD-REは、ブランクメディア(空のディスク)になりました。
データは全く保存されていない状態になったので、再び最初から保存できるようになりました。

全部消去されるならあんまり使い道がないようなBD-REですが、BD-Rは書き込みに失敗することがままあるので、BD-REならその場合でもやり直すことが可能なので、私のように頻繁にデータをブルーレイに保存している人には、結構使い道があるメディアです。
私の場合は、Windows 7付属のバックアップに使用しています。
Windows 7付属のバックアップは、リカバリソフトとしても使える優れた機能を持っているので、BD-REを利用すれば常に最新の安定した状態を少ないブルーレイディスクで維持できるので便利です。

Windows XPではBD-Rにデータを書きこむときは、Power2Goのような専用のソフトが必要でしたが、Windows 7ではDVDのようにWindowsから書きこむことができるようになりました。
また、Windowsのバックアップはメディアにブルーレイディスクを選択することもできるので、リカバリディスクもDVDを何枚に分けて保存する必要もなくなり、めちゃめちゃ便利になりました。
世間ではいまだにWindows XPを使っている人もいますが(2011年の12月まで私も使っていましたが)、いろいろな部分がパワーアップされたWindows 7は結構お勧めです。

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