日本語入力(IME)がオンかオフか一目でわかるようにするには
最終更新日 2021-01-15 11:35
パソコンで複数のソフトを同時に使っていると、現在、アクティブになっているソフトで日本語入力(IME)がオン、もしくはオフになっていてイラっとすることがありますよね。
今回紹介するソフトウェアは、日本語入力(IME)がオンかオフかを視覚的に知らせてくれ、入力ミスを防ぐことができる便利なソフトです。
ただし、微妙に不具合があったりChromeなどのブラウザではうまく動作しない場合があるので、完璧ではないのですがそれでもかなりイラつく場面を減らすことが出来るかと思います。
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目次
IMEがオン・オフか視覚的に分かりやすくするソフトウェア
1つだけだとまだ足りないシーンがあるので、複数のソフトを組み合わせてよりIMEのオン・オフがわかりやすいようにしてみました。
IMEステータス
最初に紹介するソフトはWindows Storeで配布されているWindows 10にも対応した「IME Status」というソフトです。
こちらのアプリはWindows10でも対応していて、数あるIMEの状態をグラフィカルに表示してくれるアプリの中でも最もお薦め。
ただししばし使ってみた感想としては、ChromeのようなブラウザやExcelなどには非対応(アクティブな入力欄に状態表示させる機能の場合)など、100%問題を解消できたわけではありませんが、かなり入力ミスが少なくなると思われます。
Windows Storeからインストールします。
無料版と有料版
有料版と無料版がありますが、無料版でほぼOK。有料版では状態を示すアイコンを自由に固定できたり、IMEのオンオフ以外にもCapsLockなどがオンかどうかも表示させることが出いるそうです。有料と言っても120円(税込み)なので、購入してもいいかも。
使い方
インストールすると、タスクバーにアイコンが表示されます(画像参照)。
IMEステータスのアイコンを右クリックします。
するとこのようなメニューが表示されるので、「表示方法の変更」を選択。
ここで表示されるアイコン(画像の矢印の先にある赤い三角)を変更したり、アイコンの位置を指定できます。
アイコンの位置は基本的にはカーソルの「下」「右」「右下」「左上」「近接」のようにカーソルに追随するタイプや、指定の位置、そして最も便利なのが「フォーカスされた項目」。
例えばアイコンの位置を「左上」、アイコンを「標準(フラット小)」にするとこんな感じ。マウスカーソルと一緒に動いてくれるので一目でわかりやすい。
アイコンの位置はこんな感じでいろいろな項目から選択できます。
「表示テスト」は実際に「フォーカスされた項目」などを指定するとどのような動作になるのかテストできます。
赤い三角の場合はIMEがオフ、つまり日本語入力がオフの時です。
「フォーカスされた項目」は、入力欄の左上にアイコンが表示されるので最もわかりやすいのですが、Chromeなどのブラウザだと全く表示されないんですよね~。
それとワープロソフトなど入力欄(?)が大きいソフトの場合、左上の隅っこにアイコンが表示されるので、ちょっとわかりにくいデメリットもあります。
私も色々試しているんですけれど、ブラウザで入力することも多いので、今はカーソルに追随型のやつを使っています。
ブラウザだと使えない
「フォーカスされた項目」にしてもブラウザだとうまく表示されません。あとで紹介する「ImeCaretColr」もブラウザ上ではうまく動作しないので、カーソルに追随型しか方法はないかも・・・。
2019年あたりからブラウザ上でIMEの状態を取得できなくなったようで、IMEの状態を教えてくれる拡張機能も今はうまく動作しないようです。。。
Windowsが起動したときに自動的に開始する
デフォルトではWindwosを起動するたびに「IMEステータス」を起動しないと有効にならないようです。なのでスタートアップに登録する方法を紹介します。
キーボードの「Winキー」と「R」を同時に押します。
「ファイル名を指定して実行」と表示されるので、「名前」①の部分に、「sell:startup」と入力し、②の「OK」をクリックします。
スタートメニューに登録された「IME Status」のアイコンをドラッグして、スタートアップのフォルダにドロップします。
これでWindowsが起動したときにIME Statusも開始されるようになりました。
エクセルでは
Excelだとこんな感じ。カーソルに追随型の設定だとExcelでもIMEがオン・オフがわかりやすい。
ImeCaretColor
IME Statusだけだとワープロソフトなどで長い文章を打ち込んでいる途中、カーソルがどこかに行ってしまうと確認できないことがままあります。そこでカーソル(キャレット)自体の色の違いでIMEのオンオフをわかるようにしたのが「ImeCaretColor」というソフトになります。まさに理想じゃん!と思ったのですが、こちらもブラウザ・エクセルでは未対応。また、頻繁に機能が無効になるバグを抱えているようです。とはいえ、先ほどのIME Statusを補完する意味で私はどちらも使っています。
ImeCaretColorの仕様
IME(日本語入力)がオフの時、キャレットはWindowsデフォルトのもののまま。
日本語入力をオンにすると、このように緑色になります。
というわけでかなり理想的なソフトなんですけれど、対応しているソフトが少なかったり、対応していても頻繁に無効(というかうまく色がついてくれない)になるんです・・・
ImeCaretColorのインストール
ImeCaretColorは、こちらから入手できます。
「ダウンロードはこちら」をクリック。
しつこいようですが(笑)「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックするとファイルがダウンロードできます。
ユーザー アカウント制御が表示されるので、「はい」をクリック。
インストールウィザードが開始されます。「次へ」をクリックしていきます。
この時点でソフトは起動していると思うので、ワープロソフトなどで確認してください。
先ほども言いましたが、ブラウザ関係では動作しないので注意。
yCrossHairs
それ以外にIMEの状態をアイコンで知らせてくれるソフトとしては、yCrossHairsというソフトもあります。実際にインストールしてみたのですが、こちらのソフトではExcelでも動作しました。
また、対応したソフトでは画面の左上にこのように「全かな」と表示されるようです。
日本語入力がオフの場合はどちらも表示されません。
使い方
yCrossHairsはインストールの必要はありません。ダウンロードしたファイルを解凍し、直接起動させます。
ノートンでスキャンしましたが、セキュリティ警告は表示されませんでした。
キーボードでIMEオンオフの調節
さて、今度はソフトなどを使わず、Windows標準の設定でなんとかIMEの状態をわかりやすいようにする、もしくは日本語入力のオンオフをキーボードで一発で変更できるようにする方法などを紹介します。
IME切り替え時に画面中央にモードを表示
ひとつは、日本語入力オン、オフ切り替え時に毎回画面中央に今現在のモードを表示してくれる機能。
IMEがオン、つまり日本語入力がオンに切り替えた時はこのように画面に「あ」と大きく表示されます。
逆にオフにした時は「A」と表示されます。
この機能は[Microsoft IME」を使っているときに機能します。
タスクバーにある「あ」の部分を右クリックし、②プロパティを選択します。
「IME入力モード切替の通知」にある「画面中央に表示する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
もし逆にこの表示がじゃまに感じるようであれば、このチェックを外せばOK。
キーボード一発で日本語入力をオン・オフにする
ちょっとなれが必要ですが、キーボードの「無変換」を押したときは、必ずIMEがオフ。「変換」を押したときはIMEがオンになる設定を紹介します。
この設定では入力前にどちらかのキーを押す癖をつけておけば、いちいちIMEの状態を確認しなくても、確実にIMEをオン、もしくはオフで入力できます。
無変換を押すとIMEオフ
まずは「スペースキー」の左側にある「無変換キー」を押すと必ずIMEがオフになる設定にします。
タスクバーにある「あ」を右クリックし、②の「プロパティ」を選択します。
①「全般」タブにある②「編集操作」の「キー設定」の「変更」をクリックします。
①一覧の中から「無変換」を探し、②の部分をクリックします。
続いて③の「変更」をクリック。
「IME-オフ」探しクリックし、②の「OK」をクリックします。
これでスペースキーの左にあるキーを押すと、強制的にIMEがオフになります。
変換キーを押すとIMEオン
同じようにして今度は「変換」を探し、「IMEオン」にします。
こちらはキーを押すとIMEが強制的にオンになります。IMEがオンの場合はそのままになります。
まとめ
色々ソフトを入れてみましたが、いつもアイコンを確認する前にキーボードを打ち込んでいることが多いことに気が付きました。たいてい日本語入力がオンのつもりで、もしくはオフのつもりでキーボードを打ち込んでいるので、どんなに分かりやすいようにアイコンを表示させていても、それ以前の問題なんですよね。
あと、今のところブラウザで文字を入力する機会が最も多いので、今回紹介した方法だとまだまだ厳しい感じ。Chromeの拡張機能でいいのがないかな、と思ったんですが、最近のChromeではIMEの状態を取得することが出来なくなったそうで、実現は難しそうです。
結局、Windowsが標準で対応してくれないと難しいかもしれません。
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最終更新日 2021-01-15 11:35
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最終更新日 2021-01-15 11:35 / 投稿日:2020-07-09 | | |