緑のカーテンの効果 朝顔

夏の節電対策の1つ、緑のカーテンを朝顔で実現させてみました。緑のカーテンの効果はあるのでしょうか?また、葉をお生い茂るようにするにはどのようにすればいいのでしょう?

 
 

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緑のカーテンの効果 朝顔

 

 

Last update 2012/08/10 08:48

窓から熱が入ってくる夏の部屋の温度の上昇の原因の第一が、窓からの日差しや熱の侵入だそうです。
確かに雨戸を開けるとものすごい熱が入ってくるのがわかります。
これを避けるために断熱カーテンを取り付けたわけですが、効果としては室内に遮熱・遮光グッズを設置するよりは窓より外に設置するほうが効果大らしい。

朝顔で緑のカーテンそこで今年(2012年)からプランターに朝顔を植えて緑のカーテンを朝顔で実現させてみました。
初めてだったこともあって試行錯誤の連続だったのですが、なんとなくコツみたいなものと効果がわかってきたので記事に書いてみました。

緑のカーテンの効果は?

気温36度さて、では緑のカーテンの効果は実際にあるのでしょうか?インターネットなどを調べていると、緑のカーテンのあるなしで1~3度違ってくるそうです。
2012年7月の後半、関東では梅雨明け。気温が一気に高くなりました。
暑さ指数 人が暑さを感じる温度でも書きましたが、人は28度でも扇風機などの風に当たれば涼しいと感じますが、30度辺りから我慢出来ない暑さに感じ始め、31度になるとエアコンを付けないとばててしまう感覚に陥ります。
つまり28度と31度のたった3度でも体感温度としては、「涼しい」と「暑い!」の2つにわかれるわけです。
さて、本日も気温が上がり午後2時の段階で気温は36度にも上がりました。

ベランダの表面は50.2度ベランダの表面温度はなんと50.2度!!
2階ではこのベランダの熱が部屋に侵入してくるため、1階よりも熱くなるわけです。

土の表面温度は47.8度乾いた土の表面温度も47.8度と50度近い温度です。
夏はエアコンをつけても窓からこの熱が入ってくるわけで、この外部の熱源をどうにかしないといけないわけです。

打ち水の効果

水をまいたあとは36.8度以前、気化熱の効果について記事を書きましたが、打ち水も気化熱を利用した温度を下げる効果があります。
水をかけた土は一気に温度が冷えて、36.8度にまで落ちました。

葉の表面温度

葉の表面は32度では緑のカーテンとして植えた朝顔の葉の表面温度はどのくらいなのでしょう?
なんと32度!

葉の葉脈(ようみゃく)葉を光に透かしてみると、葉の隅々まで行き渡っている葉脈(ようみゃく)の密度の濃さがわかります。
この葉脈は根から吸い上げた水が運ばれ、葉から水蒸気として空気中に蒸発していきます。
この時に気化熱として周りの熱を奪います。
つまり、緑のカーテンは単に太陽の陽を遮るだけでなく、自然の気化熱装置を利用した効率的な省エネ対策なのです。

外の冷たい空気を入れる昼間の気温が36度まで上がるような日でも、明け方5時や6時ごろは外はひんやりして冷たい空気です。
が、閉めきった部屋は30度ぐらいあります。
そこで朝は外からの空気を取り入れてみると・・・、冷たい空気が部屋の中に!
これならエアコンは必要なし!

すだれじゃダメ?

すだれの温度は28.8度日差しを遮るだけであればすだれでも効果があります。が、すだれはすだれ自体が日光に当たると温度が上昇します。
なのであまり節電効果は期待できません。
朝顔やゴーヤの葉の表面温度は、気温より3~4度ほど低くなります。が、すだれは外気温と同じか、それ以上の温度になります。
そのため、すだれと緑のカーテンでは効果がかなり違ってきます。

葉の大きさ

葉の大きさ緑のカーテンを実現するときに大事になってくるのが「葉の大きさ」。
朝顔は葉の大きさが手のひらぐらいになるので、お生い茂ると窓一面を葉で覆うことができます。

小さい葉生えたばかりの葉っぱはこの程度の大きさ。
先ほどの葉の大きさになるまでに1~2週間かかります。なので一面、葉で生い茂らせるにはなるべく早い時期から蒔いたほうがいいかもしれない。

葉を一面生い茂らせるには

まるでジャングルのような緑のカーテンの朝顔2011年の震災の影響で緑のカーテンが注目されて、色々な家でゴーヤやヘチマ、朝顔などの緑のカーテンを植えている人が見かけるようになりましたが、多くの場合葉がスカスカでとても緑のカーテンとは呼べない状態が多いと思います。
そこでどうしたら一面、葉を生い茂らせる事ができるか考えてみました。

地面に植える

住宅街を歩いていると壁を覆うようにびっしり葉が敷き詰められたような緑のカーテンを見かけることがあります。
大抵あのように葉っぱで向こうが見えないくらい生い茂っている状態は、プランターや植木鉢では実現できません。
地べたに植えるとびっくりするぐらいものすごく成長します。
私の部屋のように2階でも、下手をしたら1階の地面に植えてそのまま2階の屋根まで成長させたほうが、よっぽど葉が多いんじゃないかってぐらい、地面に植えた場合の威力は大きいです。
プランターや植木鉢に植えると、1日1~3回は水を与えないとすぐに萎れてしまいますが、地面に植えると水は殆どやらなくてもしおれることはありません。

先日、親父と畑仕事をしているときに、畑の野菜にいつ水を与えているのか聞いたところ、「水なんかあげたことないよ」と言われました。
実際に渡しも畑仕事をしてわかったのですけれど、どんな晴天が続く日でも朝になると空気中の湿気が地表を濡らすぐらいびっしょりになっているのです。
なので、地面に植えた場合余程のことがない限り水を与える必要はありません。
で、根の成長がそのまま地表の成長の度合いに比例するので、植木鉢やプランターのような制限がある環境より、地面に直接植えたほうがぐんぐん伸びていきます。
なので、プランターや植木鉢では完全に葉で窓を覆い尽くすことはほぼ不可能だと思ったほうがいいかもしれません。

肥料を与える

化成肥料意外と素人が怠りがちなのが、肥料。
うちの親父は兼業農家でしかも農業高校を卒業しているので、植物の育成はほぼプロなんですが、先日、レタスを畑に植えた時に盛んに言っていたのが「肥料」と「」でした。
オヤジ曰く、「ちゃんと肥料と水を与えれば育つよ。」とのこと。
で、おやじの作業を見ていると化成肥料を沢山土に混ぜていました。
単に植えた時に肥料を与える(元肥といいます)だけでなく、数週間おきに与える(追肥といいます)のが大事らしい。
というわけで、葉がスカスカでとても緑のカーテンとは程遠い。なんて人は、化成肥料を与えてみてください。
100円ショップでも売っていますが、肥料には「窒素」「リン酸」「カリ」が含まれているのですが(これを肥料の三大要素といいます)、

  • 窒素……葉
  • リン酸……根
  • カリ……実

に効果があるそうです。
100円ショップやホームセンター等で売られている肥料は、窒素、リン酸、カリが1:1:1で配合されているものが多いのですが、葉を生い茂らせるためには窒素が多く含まれている肥料がいいと思います。

大きい植木鉢・プランターにする

なるべく土の量を多くする今回大失敗してしまったのが「土の量」。
葉がより多く生い茂るためには、根もよく発達するように土の量を多くする必要があります。
私はよく考えもせず、植えてしまったのですがプランターギリギリまで土を入れるべきだったと思いました。
で、一番いいのはプランターや植木鉢でなく、直接地面に植えることです。
たいてい壁一面、生い茂っている朝顔やゴーヤは地面に植えた苗であることが多いです。
私のように2階のベランダに植える場合はしかたがないのですが、1階の窓を緑のカーテンで覆い尽くすには、プランターより地面に植えましょう。

水をたくさん与える

うちの親父が肥料と同じぐらい重要視していたのが、「」でした。
植えたら終わり。ではなく、毎日毎日ちゃんと水を与えること。それもたっぷり。
朝顔やゴーヤのような緑のカーテンにむいているつる植物は、水が大好き。
なので、朝と夕方、出来れば1日2回たっぷり水を与えると大きく育ちます。

3~4月に蒔く

私が朝顔を巻いたのは、5月の後半。
朝顔の発芽温度は20度から25度なので、5月以降に蒔かないと温度が足りなくて発芽しない可能性があるのですが、3~4月に室内で発芽させ、早めに植えるほうがより大きく育ちます。
朝顔が大きくなるのは、肥料や水、日が当たるかどうか以外に1日の日の長さが関係していると聞いたことがあります。
日が短くなりだす7月や8月に蒔いた朝顔は、あまり大きくならずに花が咲くそうなのですが、その原因が昼の長さが短いことらしいのです。
なのでなるべく日が暮れるのがだんだん長くなる6月以前に蒔いたほうがいいようです。

綺麗な花よりヒルガオ

ホームセンターにいくと、花が綺麗な朝顔の苗が売られていますが、葉が沢山生い茂るような朝顔はどちらかというと花がシンプルなヒルガオのような朝顔のほうがいいみたいです。

緑のカーテンとはいえ、花は多い時で1日5~8個ほどさくので非常に綺麗です!
花は、お昼ごろにはしぼんでしまう(気温が低いと夕方までもちます)のですが、しぼんでしまった花は早めに摘み取っておきます。
こうすることによって余計な栄養を実や種に取られないようにします。

その他の効果

緑のカーテンは単に節電目的だけでなく、他にもいろいろな効果をもたらせてくれることがわかりました。

ホントの緑のカーテン

部屋の中から見たところ緑のカーテンは、その名の通り外から部屋の中を見えないようにしてくれます。
気温が低くなった夕方、外の風を取り入れたくてもカーテンを開けてしまうと部屋の中が丸見え・・・。
なんてときも朝顔の葉や花が、外から部屋の中が見えるのを防いでくれます。

絶景?

部屋から見た朝顔部屋から見た朝顔の様子は、外から見た時とはまた違って、幻想的な雰囲気を醸しだしてくれます。
明け方、雨戸を開けると晴れ渡った青空に天に向かって伸びる朝顔。
毎日あ窓をあけるたびに見入ってしまいます。

まとめ

私のように典型的な理系人間は、数値としてどれだけ効果があるのか。を先に計算してしまう傾向があります。
労力に対して期待していた値でないとやる前から諦めてしまうのが、理系人間の最大の弱点です。
去年までの私であれば、なんだ1~2度涼しくなるだけか。で、実行していなかったと思います。
でも、今年緑のカーテン化やベランダ菜園、畑仕事をして感じたのが植物を育てることによって、今まで感じなかったこと、今までめんどくさいと思ってやらなかったことを「当たり前にできる」ようになりました。
去年までの私は、

雨戸は開けない(50センチぐらいあけたまま)
掃除は2~3ヶ月に1回
布団を干すのは半年に1回
農作業?絶対やりたくない!
エアコンの設定温度は22度

とダメ人間の代表でした。
が、ベランダ菜園を始めてから

毎日夜勤から帰ってくると雨戸を開けて、ベランダの朝顔、野菜たちに水やり
床にゴミがあれば、コロコロをしないと気になる
布団は1~2週間に1回干す
休みの日は畑で雑草むしり
エアコンの設定温度は30度

と、自分でもびっくりするぐらい変わりました。
このままいけばブッタやキリストになれるかも?ぐらいの勢いで変化しています。(笑)

人間、痛い目に遭わないと変わらない。とは言いますが、実際には痛い目を見ても変わらない人がほとんどです。
でも、ふとしたきっかけで人ってガラっと大きく変わるんだな。というのが実感しました。
私にとって節電だとか自給自足とか、節約でお小遣いを貯めよう。なんてこと以上に、自分のこの変化のほうが最大の収穫でした。

他の人もそうなるとは断言できませんが、意外と面白いし節電効果も高い緑のカーテン。
朝顔の種と植木鉢があれば実現できてしまうので、興味を持たれた方はぜひ、チャレンジしてみてください。