布チェーンの比較と選び方

布製のチェーンのオートソックやスノーカバー、バイセンフェルスをタイヤにつけて雪道や凍結した道を走ってみました。安くて軽く、折りたためる布チェーンの効果を動画で紹介します。比較と選び方。

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布チェーンの比較と選び方

Last update 2018-11-25 17:00

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最近では「オートソック」や「スノーカバー」、そして「バイセンフェルス」と、色々な商品名で発売されている布製のタイヤチェーン。
大雪が降るというので、急遽インターネットで購入してみました。
取り付けや外し方は別のページで紹介します。
参照:布チェーンの取り付けと効果

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関東の大雪 往復20キロ4日間にも耐えた布チェーン

2014年の2月8日の大雪には間に合いませんでしたが、翌週の40年ぶりの大雪(積雪量28センチ)には間に合いました。
翌週14日の大雪のほうが、道路はパニック状態だったので、助かりました。が、正直言って生きた心地がしない3日間でした。

目次

私が購入したバイセンフェルスの布チェーン

バイセンフェルス私が購入したのは、バイセンフェルスと呼ばれる画像のような商品。
オートソックと違い、地面設置部分が黒色なので汚れが目立たないという特徴があります。
効果はオートソックも、バイセンフェルスも、そして中央部の網目がないスノーカバーも変わらないと思います。
ただ、スノーカバーと呼ばれる製品は、ドーナツ状の穴を塞いでいる生地がなく、あまり激しいハンドルさばき(雪の中でスタックすると、意外とハンドルグリグリで抜け出すハメになる)をすると抜けてしまうかもしれません。

布チェーンの比較

布チェーンの種類

オートソック

布チェーンとしては最も有名。(多分最も早く登場した)ですが、色が白く、すぐに泥で茶色くなるのが難点。

スノーカバー

オートソックやバイセンフェルスと違い、ホイールを覆う布が無い。そのため、外すとき引っ張るベルトがないので大変。

バイセンフェルス

オートソックとスノーカバーの弱点を克服した商品。ほぼオートソックと同じだが、路面に設置する部分の色が黒く、汚れが目立たない

どれを買えばいい?

泥汚れが目立たないもの

雪が降り出すと、あっという間に商品はなくなってしまうので、在庫に余裕があるなら、バイセンフェルス
理由は、道路に降り積もった雪はかなり泥混じりで汚いです。なので、オートソックのような道路の接地面が真っ白な布だと、すごく汚らしく見えます。

ベルト付き

また、バイセンフェルスやオートソックは、ホイールを覆うように十字のベルトがありますが、あれは外すときに必要になります(濡れた布チェーンは強力にタイヤに密着する)。
ただ、在庫がなくなってしまった場合は、2番めにオートソック
3番目に、スノーカバーという感じ。

購入の仕方

布チェーンに限らずタイヤチェーンはタイヤのサイズに合わせて購入する必要があります。

タイヤの種類とサイズの見方

タイヤのサイズの記載場所タイヤのサイズなどは側面に刻まれています。

タイヤの幅・扁平率・ラジアル構造・リム経例えば私のMRワゴンの場合、

145(タイヤ幅) / 80(扁平率) R(ラジアル構造) 13(リム経)

例えば軽自動車で最も売れているホンダのN BOXは、155/65R14 (グレードによって若干違います)になります。
軽自動車の場合は、タイヤ幅は145~165のようです。

プリウスの場合は、195/65R15や215/45R17などになります。いずれにしろタイヤの側面に記載されているので確認してください。

アマゾンで購入私はアマゾンで購入しました。
バイセンフェルスと検索してもたくさんの布チェーンがヒットするので、必ず適合サイズか調べてから購入してくださいね。
価格はだいたい7000円程度。

なお、プライム商品でも届くのに時間がかかるものもあるので、なるべく雪が降る予報が出た場合は、早めに購入しておいたほうがいいです。

布チェーンの効果を検証してみた

2014年2月14日から16日にかけて、積雪、新雪、溶けた雪、凍結した路面と、ほぼすべてのパターンの路面状態を経験し、布チェーンの特徴と弱点がわかったので紹介したいと思います。
以下の写真では、すべて布チェーンをつけた状態バイセンフェルス )です。

ふりはじめの雪

ふりはじめの雪このような降り始めてようやく道路も白くなってきた程度の雪であれば、はっきり言ってノーマルタイヤでも充分。というか、くさりのチェーンだと、30km/h程度しか速度を出せないので、周りに迷惑がかかるかもしれない状態。
毎年、雪が降ってもこのぐらいは関東でも経験するような積雪状態です。

雪がない道路でもスピードこのように大通りに出ると、雪がほとんど溶けていて、くさりのタイヤチェーンだと迷惑がかかる状態なので、チェーンを巻くか迷うところ。
布チェーンの最大の特徴が、振動がほとんどないこと。なので、急にこのような雪のないような道に出てしまっても、50km/hまで出しても大丈夫。
基本的に布チェーンは、雪がない状態の道では痛みが激しくなるので、この程度の雪であればノーマルで出発し、やばそうになったらチェーンを付ける、という使い方も出来るかもしれません。(取り付け時間はだいたい5分ぐらいで出来る)

うっすら雪の坂道ちょっと恐怖を感じたのが、長い急勾配の坂道。
坂の頂上に踏切と信号があり、ほぼ必ず停止しないといけない状態。
こ・・・ここを行くのか?と不安になりながら登りました。

踏切結局、踏切も信号も超えることが出来、全く滑ることはありませんでした。
が、もう二度と経験したくない・・・・

ほぼ雪で覆われた道

雪で覆われた道でも滑らない数時間後には、道はすべて雪で覆われ、このように真っ白になってしまいました。
もちろん、この程度の雪であれば布チェーンは、全く滑らず、何事もないように走ることができます。

新雪で覆われた駐車場

新雪で覆われた駐車場日が暮れる頃には、あっという間に駐車場が雪で覆われてしまいました。
だいたい積雪は10センチほど。
このぐらいの雪であれば、まだ大丈夫。

10センチぐらいとはいえ、雪を押しつぶす「ギュ、ギュッ」という音が、不安を感じさせます。

布チェーンの苦手な 深い積雪

歩道が見えないぐらいその後、歩道と車道が区別つかなくなるぐらいの積雪量に達しました。
裏道や住宅地などは、ほとんど車が通らず、はっきり言ってどんどん積雪量が増していく状態になりました。
ちょっと恐怖を感じながらも、オートソックがどれくらい効果があるか検証するために、勇気を出して出発。

真っ白な道路動画でも分かる通り、バンパーより雪が低い状態であれば、ぐんぐん進んでいきます。
布なので、こういう雪が降っている状態の道路では、鎖タイヤチェーンに比べ目詰まりもしなくて、効力を発揮する感じがします。

新雪の中に入っても目地が詰まらない布にもかかわらず、雪がどんどん付着してしまう、ということがないので、路面を走っている間は、ほとんど布部が雪や道路の表面に設置する感じっぽい。

固まりだした雪の路面

スタックしたトラックたちもっとも恐怖を感じながら走行したのが、一夜明けて二日目の朝でした。
布チェーンの効果に感心した私でしたが、帰ろうと出発すると、坂の手前や途中でトラックが何台もスタックして、抜けだせないでいるのを見て、再び恐怖が・・・。
ちなみに、トラックはみんなチェーンをつけています。
ドライバーはみんな、シャベルで雪かきをして脱出を試みていました。
私は勤務が終わって、帰るだけだったのですが、会社に泊まろうか悩む・・・。

先週の雪と違い、翌日は土曜日で、通勤する人が多く、車道を歩いてしまっているのでよけい怖い。
すぐに避けてくれればいいのですが、坂の途中で歩行者のために止まるのは、自信がありませんでした。

溶けた雪で覆われた道大通りから一歩入ると、このような状態。
チェーンを付けたトラックも、運が悪いと動けなくなる始末。
布チェーンは、ぐんぐん走って行くのですが、ここで1つ、弱点を発見。

わだちに弱い?

降り積もった雪道を走っていると、たくさんの身動きがとれなくなりスタックした車が沢山停まっていました。
中には乗り捨てられている車もあれば、何人かでシャベルで雪をかき分けて抜けだそうとしている車もありました。
このぐらいの雪になると、脱出を試みている車は、ほぼ100%チェーンなどをはめた車ばかり。
このレベルの雪になると、タイヤチェーンも歯がたたないようです。
ただ、うまくわだちに沿って走れば、うまく進めそうです。
ところが、こうしたスタックして身動きがとれなくなった車を避けようと、わだちを横断するようなときに問題が発生しました。
とある車がスタックして数人で脱出をしようと、スコップでタイヤ周りの雪をかき出しているのですが、この車を避けるために、わだちを乗り越えなければなりません。
この時、ゆるやかな上り坂ということも有り、うまくわだちを乗り越えられず、ハマってしまいました。
正確には、わだちが高すぎて、そこに乗り上げてしまった感じ。
ありがたいことに、周りに居たスコップで雪をかき出している人たちが、押してくれて脱出できたのですが、この時はかなり焦りました。
軽自動車のようにタイヤが小さく、車のボディが低いと、他の車が乗り越えられるようなわだちでも、ボディが擦れて乗り上げてしまうことがあるので注意が必要です。

坂道結局この時は、ものすごい渋滞にはまりながらも、最終的に身動きがとれなくなったのはこの時だけで、無事に帰ることが出来ました。
大通りに出ると、このように道路はアスファルトがむき出しになっていましたが・・・

坂道でスタックやはりこのように身動き取れなくなったトラックや乗用車がたくさん居ました。
この時は登り車線はほぼ全滅で、どこか違う道に迂回させられていたようです。

凍結した雪

凍り始めた雪道3日目の朝5時、帰宅しようとすると、車の数が少なかったのでぐんぐん進んでいったのですが、気温が0度と低く、積もった雪が固まりだした状態に。
凍結しだした雪だと、布チェーンはむしろ強力に威力を発揮するようで、滑ることはなく、ヒヤッとすることはありませんでした。が・・・

恐怖の急坂

凍結した坂道3日間で、最も傾斜が激しく、雪がほぼ溶けずに残っている道に来てしまいました。
通行止めなどで迂回させられて、この坂だけは通りたくなかったのですが、ここしか通れる場所がなく・・・・
ところが、布チェーンのおかげか、一度もスリップすることなく、ぐんぐん登っていきました。
一応、他に車が通っていなかったので、坂の頂上にある信号が青になるタイミングで登っていきました。
明け方5時半頃で、おそらくここで身動きがとれなくなっても、まだだれもいない時間だったので、すごく怖かったです。

ちなみに雪がない状態だとこんな坂道。たいてい、自転車の人は降りて登っているようです。

坂道の先に踏切坂の頂上を乗り越えると、今度は急坂+踏切。
ここも難なく超えることが出来ました。

布チェーンを体験してみて

40年以上生きてきて、これほど雪が降り積もった道を車で走ったのは初めてでした。
40年ぶりの大雪、とニュースで言っていましたが、それぐらいここ関東では、このレベルの雪は珍しいです。
毎年毎年、雪は降りますが、今までノーマルタイヤでも充分にやり過ごせちゃう場合がほとんど。
私はどういうわけか、雪の日は休みなことが多く、今まで雪の日に運転することが殆どなかったんです。
そんなもんだから、今回の雪はすごく参りました。
2月8日の雪の時は、バスと電車で通勤したのですが、3時間もかかってしまい、今回は布チェーンも届いたし、自動車で。と意気込んだものの、もう二度と経験したくないですね。
実際には車でも、3時間ぐらいかかってしまったし・・・。
なんだかんだ言って歩きが一番強い気がしましたが、会社までは10キロほどあるので、やはり3時間はかかったと思います。

布チェーンはおすすめか

800gほどの重さしかないオートソックのような布チェーンのメリットは、

逆にデメリットとしては、

耐久性は、アスファルトが露出しているような路面で、スピードを出したりすると若干痛むのが激しいかも。
実際に表面を触ってみるとわかるのですが、びっくりするほど頑丈な素材で出来ています。が、傷んでくると生地の目地がほつれたいとで埋まってくるので、グリップ力がなくなってきそうな感じ。
でも、今回80キロほどを走破しましたが、まだまだ全然行けそう。

特に関東のように、タイヤチェーンが必要な雪は数年に1回あるかないか。レベルの地域では、この布タイヤチェーンに勝るものはないかも。
重さはびっくりするほど軽いです。
はじめ届いた時に、段ボールを持ち上げたら、「あれ!?入ってないのか!??」と思ってしまうぐらい軽いので、びっくり。
ダンボールを開けてさらにびっくり。
「あれ!!!?タイヤ1つ分しか入っていないのか!!!?」
ちゃんと2つ分入っていました。(笑)
それぐらいコンパクトです。

この布タイヤチェーンだけで、スキー場に行ったり、雪国の人にはお勧めできませんが、関東のようにたまにドカ雪が積もるような地域では、これに勝るアイテムはないかも。
私も実は、来年以降のためにもう1セット注文してしまいました。
基本的に大雪の予報が出たら、その時点で購入しないと、雪が降ってきたころには、ほぼ売り切れてしまうようです。
ただ、オートソックのようなまだあまり浸透していないチェーンは、購入者も少ないのか、ある程度数は残っているようです。

布チェーンは、「オートソック」や「オートソック」、そして「バイセンフェルス」という名称で販売されていて、それぞれ特許取得。なんて書かれていたりするので、どれが本物(?)なのかわかりにくいのですが、どれもほぼ確実に効果はあると思います。
ただ、どうしても泥汚れがついてしまうので、「バイセンフェルス」が一番オススメかなぁ。と思います。
その他の注意点として、タイヤに合わせたサイズを購入しないといけないので、購入するときは注意。

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最終更新日 2018-11-25 17:00

 

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投稿日:2014-02-25 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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