キーボードの分解・清掃・組み立て
Last update 2018-05-03 18:35
数日前からWindowsで使用しているエレコムのパンタグラフ式キーボードの「N」が反応しなくなってきたので、分解して掃除をしてみました。
以前からパンタグラフ式キーボードの「キートップ」が外れて元に戻せず、そのたびに買い直していたのですが、今回は掃除し、さらに組み立ててみました。
意外と簡単に分解・組み立てできるようです。
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目次
パンタグラフ式キーボードとは
キーボードにはいくつかタイプがあるのですが、ノートパソコンで最も使われているのが「パンタグラフ式キーボード」と呼ばれるもので、非常に薄く、押し込む量が少なくてすむのが特徴です。
バネの役割をする部品が、電車のパンタグラフに似ているので、パンタグラフキーボードと呼ばれています。
ノートパソコンだけでなく、デスクトップのキーボードとしても使われています。
私は1990年頃からワープロやパソコンを使用していて、いろいろなタイプのキーボードを使ってきましたが、今のところこの「パンタグラフキーボード」が一番使いやすくて気に入っています。
デメリット
ただしデメリットもあり、分解してしまうと組み立てが難しい点。(実際は簡単なんですけどね)
今までパンタグラフキーボードを購入してきましたが、落とした拍子にキートップが外れてしまい、組み立て方がわからなくてそのたびに買い直していたのですが、今回、思い切って組み立ててみました。
キーボードを分解する
必要な道具
- ブロアー
- 綿棒
- ラジオペンチ
- ピンセット
- マイナスドライバー
キーボードの分解(キートップを外す)は意外と簡単。
マイナスドライバーのような薄い棒状のようなものを、キートップの隙間に入れて、ひねります。
※ パソコンの電源をオフにするか、キーボードの電源をオフにして行ってください
外れにくい場合はピンセットでひねるように外すと外しやすいです。
あまり思いっきり無理に力を入れると、パンタグラフやキートップの出っ張りが折れてしまうことがあるので気をつけてください。
パキッという音がしてキートップが外れました。
このようにキートップ側にパンタグラフの部品がくっついたままのこともありますが、簡単に外すことが出来ます。
キーボード本体側に残った部品も外します。
このとき部品の向きを覚えておきます。(まぁ、あとで写真で詳しく紹介しますが)
キーボードの掃除
キーボードを分解すると、意外とホコリがたまっていることがわかります。
クリックすると拡大
キーボードを押しても反応しない原因は、大抵がこのホコリと特に髪の毛が原因です。
押してもへこまない、なんて場合は、かなり大きなゴミが挟まっていることが多いです。
なお、マウスのホイールがうまく反応しないのも、こうした細かいホコリが原因です。
参照:マウスホイールの動きがおかしくなったのでマウスを分解清掃してみた
キーボードの掃除には綿棒が適していますが、実際に使ってみるとあまりゴミがとれないです。
なので私はカメラのレンズ掃除に使われる、ブロアーと呼ばれる製品で空気を吹き付けて掃除しています。
キーボードの組み立て
さて、いよいよ一番難易度が高い組み立て作業を説明します。
分解したキーボードはあらかじめパンタグラフを組み立てておきます。
パンタグラフの部品
パンタグラフを構成している部品は2つの部品です。
この向きで組み合わせます。
小さい部品の方の中央部に軸となる出っ張りがあるので、これを大きい方の内側にある溝に入れます。
写真で見ると「こうなっていたのか~」という感じですが、実際には小さくて全然見えないので、なんとな~くはめ込むという感じで行ってください。
動画で見るとわかると思いますが、意外と簡単にはめ込むことが出来ます。
拡大して確認してみると、穴に入れていると言うよりは、溝にはめ込んでいるという感じのようです。
また大きい部品(外側)の下側には台のような部分があり、小さい部品(内側の部品)がその台に乗っかるような仕組みになっています。
点線が大きな部品の端です。
組み立て
パンタグラフをくみ上げたら、小さな突起をキーボード本体に押し込んではめ込みます。
このようにピンセットなどで上から押してやると、パチンと音がして意外と簡単にはめ込むことが出来ます。
拡大するとこんな感じ。
この画像ではわかりやすいようにパンタグラフの大きい部品の方は外してあります。
溝にはまっているという感じのようですね。
上の出っ張りをはめ込みます。
こちら側は上から押すような感じで。
やはりパチンと音がします。
ここからキートップってどうやってはめるんだろう・・・と思ったのですが、実はパンタグラフの上に乗せて、上から押すだけ。
指で押してやると、パンチと音がして簡単にはめることが出来ます。
まとめ
今回はパンタグラフまで外して掃除しましたが、実際にはパンタグラフはキーボード本体に残したままでも清掃できます。
以下の動画では、パンタグラフはそのままに次々とキートップを外して掃除している様子です。
キートップをはめ込むときはパズルのようで意外と楽しいです。
ビデオを撮影しながらだったので、ちょっと手際が悪かったのですが、意外とはじめてチャレンジしても簡単に分解・組み立てができると思います。
パンタグラフも意外と剛性が高いのか、折れたりすることはありませんでした。
ただ、あまり強引に押し込んだりすると折れたり割れたりしまうようなので、なかなかはまらないときは入れる場所がずれているのかもしれません。
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最終更新日 2018-05-03 18:35
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投稿日:2018-05-02 | | |