ChromeでFlashが毎回使えないときの対策
Last update 2019-06-30 17:01
2018年8月ぐらいから、Google ChromeでFlashで作成されたコンテンツを動作させようとすると、毎回毎回「Flashプレーヤーがインストールされていません」とか「Flashが無効になっています」と表示されるようになってしまいました。
以前は、一度サイトの設定でFlashを許可させていれば2回目以降は動作していたのですが、Chrome 69辺りから、毎回Chromeを立ち上げるたびにFlashが動かなくなるので、対策をしてみました。
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目次
Flashが毎回動かなくなる理由
Chrome 69より、デフォルトでFlashの動作設定(許可させるかブロックするか)がChromeを終了させるたびにリセットしてしまう仕様になったようです。
アメーバピグやライフ、艦これなどFlashで作成されたコンテンツを使用している人はめんどくさいことになりました。
症状と解決策
例えばFlashで作成された「ピグ」にアクセスすると、このように「Flash Playerをインストール または実行を許可」というボタンが表示されてしまいます。
このようにページにFlashが埋め込まれているページの場合、URLの左側にある「鍵」の部分をクリックし①、「Flash」の部分が「確認(デフォルト)」となっているのでここをクリック。②
「許可」を選択し、ページを更新するとFlashが動作するようになります。
ところがChrome 69より、一度Chromeを終了させるとこのFlashの設定がすべてリセットされてしまうようなのです。
レジストリエディタでFlashを動くようにする
2018年12月半ばのChromeのバージョンアップ(Ver.71)から、裏メニューからも外され、毎回毎回、Flashの動作を「許可」させないと動作しなくなってしまいました。
そこでちょっと上級者寄りのテクニックですが、「レジストリエディタ」と呼ばれるWindows付属のソフトを使ったChromeでFlashを確認なしに動作させる方法を紹介します。
* 一応、正常に動作していますが、自己責任でお願いします
Windowsのスタートボタンをクリックしたら、キーボードで「 regedit 」と入力してください。
するとこのように「レジストリ エディター」のアイコンが表示されるのでクリックします。
ユーザーアカウント制御が表示されるので、「はい」をクリックします。
怪しげな(?)ソフトウエアが起動するので、「コンピューター」の下にある「HKEY_LOCAL_MACHINE」を展開します。
一覧の中に「SOFTWARE」があるので、同じように展開します。
「Chrome」を右クリックし、「新規」を選択。続いて「キー」を選択します。
「 PluginsAllowedForUrls 」と入力し、エンターを押します。
今度は、「PluginsAllowedForUrls」を右クリックして、「新規」、「文字列値」を選択します。
「名前」のところはなんでもいいのですが、ここでは「1」を入力します。
なお、動かしたいページのURLのドメインが複数ある場合は、「2」「3」にして付け加えていきます。(後述)
続いて出来上がった「1」を右クリックし、「修正」を選択します。
「値のデータ」の部分に、「 [*.]ameba.jp 」と入力し、「OK」をクリックします
* アメーバピグやライフの場合の例
別のサイトのFlashを動かしたい場合は、「 ameba.jp 」の部分を該当するURLに変更してください。
複数登録する場合は、「名前」の部分を「1」以外(2とか)にして、同じように繰り返して付け足していきます。
すべて正しければ、このような感じになっていると思います。
ここまで終了したら、Chromeもレジストリエディターも終了します。
再びChromeを起動すると、指定したURLでFlashが動いていると思います。
複数のドメイン・URL
Flashを複数のサイトで動作させたいときは、レジストリエディタの何もないところを右クリックし、「新規」の「文字列値」を選択すればOK。
Firefoxを使う
Firefoxというブラウザであれば、まだそれほど制限はないっぽいです。
裏メニューでFlashを動かす
以下は、Chromeのバージョンが古い場合の手順。(2018年12月現在は、この方法ではFlashが動かせなくなっています)
Chromeを立ち上げたら、URL入力欄に
chrome://flags/#enable-ephemeral-flash-permission
と入力し、エンターキーを押してください。
英語だらけの設定ページが開きます。
ここに「Enable Ephemeral Flash Permissions」という項目があります。
簡単に日本語訳にすると「一時的なFlashの許可を有効にする」的な感じ。
つまりここが有効(
その下に「ここが有効だと、Flashはブラウザを終了したときにリセットされます」みたいなことが書かれています。
なのでここが「Default」か「Enabled」の場合は「
設定を変更したらChromeを再起動します。
次にFlashの埋め込まれたページにアクセスするとちゃんとFlashが動くようになっていると思います。
Microsoft Edge
Windows 10から採用された「Microsoft Edge」だと最初に聞かれたときに「常に許可」をクリックすれば2回目以降もちゃんと動作します。
最新のEdgeでは、起動するたびに許可をクリックしないとFlashを動作させられなくなってしまいました。。。
関連ページ
- ピグやFlashで日本語入力ができない場合の対処
- ピグやライフや艦これのFlashが重い
- Google Chromeで選択した単語を検索
- FLASHを使わずにビデオ再生させるには
- iPhoneでアメーバピグ・ピグライフを動かす方法
最終更新日 2019-06-30 17:01
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【 しんた 】 2018/10/13 11:54
ページが変わるたびに「許可」をやるのが面倒臭くて困ってたところ、あなたのおかげで助かりました。ありがとうございました。
【 管理人 】 2018/10/13 12:11
>しんたさん
めんどくさいですよね。まぁ、この手法もいつまで使えるか・・・は、不明ですが。。。
投稿日:2018-09-24 | | |