ネットワーク資格情報の入力パスワードが違う？

最終更新日 2021-11-23 14:52

古いパソコンからデータをコピーしようと、同じLAN内で共有しようとしたら、「ネットワーク資格情報の入力」が表示され、Windowsに使っているユーザー名、パスワードを何度入力しても「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示されて、全く共有できません。
一応、今回紹介する方法でアクセスはできるようになったのですが、別の問題が。
同じLAN内の共有の問題は結構厄介です。

ネットワーク資格情報の入力が表示される！？

今まで自作PCを使ってきたのですが、Windows 11にアップグレードするには、かなり大幅な部品の買い替えが必要だったので、以前からやろうと思っていた省電力化PC計画の1つとして、超コンパクトなのに高性能なMiniPCを購入。
さっそく今使っているPCからデータをLAN経由で移行させようとしたら・・・

「ネットワーク資格情報の入力」が表示される！？

あれ？今までノートパソコンやSucfaceで他のパソコンの共有しているフォルダにアクセスするとき、こんな入力なかったけれどなぁ。
Windows 11にしたから仕様か？と思って、今度はWindows 10をクリーンインストール。が、こちらでも同じように「ネットワーク資格情報の入力」が表示される！

ユーザー名またはパスワードが正しくありません

単に「ネットワーク資格情報の入力」が表示されるだけならいいのですが、マイクロソフトアカウント(どのPCも同じアカウント)に使っているメールアドレスとパスワードを入力しても、毎回毎回、「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示されてしまう。

パスワードを見直す

基本的に「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示された場合、多くの場合はスペルミスです。
以前、大文字のCと小文字のcを誤って入力し続け、同じように注意されたことがありました。なので、まずはパスワード、そしてメールアドレスのスペルミスを疑ってください。

パスワード保護共有を無効にする

さて、パスワードを正しく入力してもこのように「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示されてしまう場合があります。
この場合は、以下のようにすれば(一応)他のパソコンの中身を見ることができます。

「コントロールパネル」を開き、「ネットワークとインターネット」を開きます。

「ネットワークと共有センター」を開きます。

左上にある「共有の詳細設定の変更」をクリックします。

ここで(一応)「プライベート」の「ネットワーク探索」の「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックが入っていることを確認します。

続いて下に行き、「すべてのネットワーク」を開きます。

「パスワード保護共有」の「パスワード保護共有を無効にする」にチェックを入れます。

「変更の保存」をクリックします。

今度は「ネットワーク資格情報の入力」が表示されず、すぐに共有フォルダが表示されました。

それでもアクセスできない！？

もし、上の設定を行っても再び「ネットワーク資格情報の入力」が表示され、再び「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示される場合は、先ほどの「パスワード保護共有」の部分を一度、「パスワード保護共有を有効にする」にチェックを入れ、「変更の保存」をクリック。
その後、「パスワード保護共有を無効にする」にチェックを入れ、「変更の保存」をクリックしてみてください。

パソコンの名前を付けて入力する

もし、上の方法でもまだ「ネットワーク資格情報の入力」が表示されてアクセスできない場合は、ユーザー名の部分にアクセス先のパソコンの名前を付けて入力します。

パソコンの名前の確認

パソコンの名前を確認するには、エクスプローラーの「ネットワーク」に表示されているアイコンの横に表示されている文字です。
アクセス先のPCで確認します。

ネットワーク資格情報の入力が表示されたら、「その他」をクリックします。

「別のアカウントを使用する」をクリックし、

アクセスしたいパソコンの名前を入力し、「円マーク」を挟んでユーザー名を入力してみてください。

プライベートにする

まだアクセスできない場合は、「ネットワークプロファイル」が「プライベート」になっているか確認してください。「パブリック」と「プライベート」があるのですが、「パブリック」は、スタバなど公衆無線LANなどにつないだ時に、同じWi-Fiの別のパソコンから見えなくするモードです。
もしかしたら「パブリック」になっているかもしれません。確認方法は以下。

Windowsの「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」を開きます。

「プロパティ」をクリックします。

「パブリック」になっている場合は、「プライベート」にチェックを入れます。

対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました？

ところが再び問題が発生。
フォルダを開こうとすると、今度は「対象のフォルダーへのアクセスが拒否されました」と出てアクセスできません。
同じマイクロソフトアカウントなのに！？

この操作を実行するアクセス許可が必要ですの解決策

アクセスしているユーザーを確認する

アクセス許可がないということは、そもそもユーザーが違うのか！？というわけで、アクセスされている側のPCで、どんなユーザーでアクセスがあるか確認してみます。

スタートボタンを右クリックし、②「コンピューターの管理」を開きます。

右側の「システムツール」にある「共有フォルダー」を開き、「セッション」をクリックします。
すると、このPCの共有フォルダにアクセスしているユーザーが表示されます。
上の「xxxxx@gmail.com」は、このPCからのアクセスです。
で、問題はその下の「Guest」です。これがLAN上の別のパソコンからのアクセスです。

そう、同じマイクロソフトアカウントのはずなのに、Guest扱いなんですね～。そのため共有フォルダの設定で、「Guest」にアクセス可能な設定にしないと、先ほどのように「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました」と警告されてアクセスできないんですね。

このような不可思議な現象になってしまう原因はよくわかりませんでした。どちらも同じマイクロソフトアカウントを使っている自分のパソコンなのに、Gesut扱い・・・
以前は(多分)おなじadministratorでアクセスできていたような気がするんですけれどね～。

Guestでもアクセスできるようにする

さて、Guestでもアクセスできるようにするには以下。

共有したいフォルダを右クリックします。

「プロパティ」を選択します。

「セキュリティ」タブを開きます。
マイクロソフトアカウントがあります。
現在は「SYSTEM」「マイクロソフトアカウント」「administrator」の3つだけです。

右側にある「編集」をクリックします。

「追加」をクリックします。

「選択するオブジェクト名を入力してください」の部分に、①[every」と入力し、②の「名前の確認」をクリックします。

「Everyone」が表示されました。「OK」をクリックします。

「グループ名またはユーザー名」に「Everyone」が追加されました。
「OK」をクリックします。

フォルダに収められているファイルの更新が開始されます。

「セキュリティ情報を適用中にエラーが発生しました」と表示される場合がありますが、これはフォルダがあるとこのようなエラーが出ます。が、「続行」をクリックすればOK。

終了したら、もう一度他のパソコンからアクセスしてみると・・・ちゃんと見られるようになりました。

ファイルの削除や追加も可能にするには

別のパソコンからファイルを削除したり、追加したり、編集したりする場合は、「セキュリティ」の「Everyone」のアクセス許可に「変更」と「書き込み」をチェックしてください。

まとめ

以前はもっと簡単に所有する別のパソコンにアクセスできたと思うのですが、Windows 10の途中からセキュリティが強化されたらしくて、どうもうまくアクセスできなくなってしまいました。
それが原因なのかあるいは、私のアカウントの設定がまずかったのかいまいちよくわかっていないのですが、まぁ、一応はアクセス出来、ファイルの更新なども出来るようになったので、もやもやするけれど仕方がないかな・・・

ネットワーク資格情報の入力パスワードが違う？