風通しをよくする秘訣

夏の節税対策やダニ対策として最もコストが掛からず、効率的な方法の1つが部屋の風通しをよくすること。28~30度ぐらいであればエアコンは必要ないかも。

 
 

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風通しをよくする秘訣

 

 

Last update 2012/07/11 09:20

何年か前だったらもうエアコンをフル稼働させていた時期がやって来ましたが、今年(2012年)は7月11日の今日でもまだエアコン(クーラー)をつけたことがありません。
今年は冷夏だと言われていますが、気温が低いというのもその一環だと思いますが、いくつか行なってきた暑さ対策や節税も影響しているのかもしれません。
さて、そんななかいくつか気がついたことがあるので、このカテゴリーで紹介していきたいと思います。

掃除をするようになって変化したこと

東側の窓今まで40年ほど生きてきて、私の体の奥まで染み込んだ掃除嫌いの性格が、ここへ来てガラっと変わって来ました。
私の部屋は2階の東側にあるのですが、ここ10年間ほど閉めっぱなしだった東の窓の雨戸を最近、開けるようになったんです。
というか、朝、夜勤から帰ってくると部屋の雨戸を開けるのが日課になりました。
掃除好きになり始めたのが2011年の夏ぐらいからなんですけれど、今年の梅雨時期までは雨戸はそれほど開けていなかったんです。めんどくさくて。(笑)
が、どういうわけかベランダ菜園を始めたぐらいから雨戸をあけるのが日課に。
まあ、これはベランダの野菜を部屋から観察するためでもあるんですけれど、東側はベランダとは関係ありませんが、東の雨戸も開けるように。
で、今までなぜ開けなかったかというと、部屋が散らかっていて東の雨戸に手が届かなかったってのが大きい。(笑)
東の窓は、机の先にあるので容易に手が届く場所じゃないんです。が、部屋を掃除するようになって、東の窓も徹底的に雑巾がけをし、雨戸も外して綺麗に掃除をしたら、雨戸を開けるのも楽になって頻繁に開けるようになったんです。
私としてはなにが私の中で合ったんだ!?この気持の変化は!ってぐらいの奇跡です。

東の雨戸を開けるようになって変化したこと

採光

東側の窓は、高さ1m程度の窓なのであまり開けても開けなくても変化がないかな。なんて思っていたんですけれど、外から入ってくる明かりがグッと増えました。
東側の雨戸を開けても、光が入ってくるのは朝日が登る数時間だけ。なんて思っていたのですが、かなりの違いがあります。

雨戸を閉めた状態。48luxこちらは東側の雨戸を閉めた状態。
部屋の明かりは全て消した状態で、南側の雨戸だけ開けています。
午前10時頃の段階で、48luxでした。

雨戸を開けた状態。97lux東の雨戸を開けると、一気に倍の97luxまで上がりました。
ちなみにこの写真は先程の雨戸を閉めた状態で撮影した時と、絞り・シャッタースピード・ISOなどは変更していないので、実際にこのぐらいの違いはあります。
(実際の目には、もう少し暗く見えますが)

スタンドライトをつけた状態先日取り付けたスタンドライト(インバーター蛍光灯)を点灯させた状態です。
節電のために13W程度のインバーター蛍光灯を机に取り付けたのですが、この明かりを点灯させた状態だとこんな感じ。
同じ絞り・シャッタースピード・ISOにすると数値が飛んでしまうぐらい明るいですね。

スタンドライトをつけた状態。208luxISOを800から200に落としてシャッタースピードを上げて撮影しました。
スタンドライトをつけると、さらに倍の208luxまで上がりました。
ただ、昼間の明るさであればスタンドライトはほぼ不要。
今まで昼間でも部屋の蛍光灯はつけっぱなし(約60W)でしたが、今では昼間は蛍光灯は付けなくて済むように。
部屋の蛍光灯の電力を60Wと仮定し、昼間の点灯時間を5時間と仮定すると、

60W x 0.021円/時間 x 5時間 = 6.3円/日

毎日6.3円(1,000W当りの1時間の電気料金を21円と仮定した場合)かかっていましたが、これが0円に。
365日に換算すると、2,299.5円の節電です。

風通しが良くなった!

そしてもうひとつ気がついたのが、東の窓からかなりの量の風が出入りしている。ということ。
先日、エアコンをつけた時に外部からの熱を防ぐ遮熱カーテンを取り付けたのですが、東側の窓をあけるようになってこのカーテンがバサバサうるさいぐらいに揺られます。

南側の窓こちらは以前から開放していた南の窓。
部屋を通り抜ける風は、主にこちらの窓から通過することが多かったのですが、カーテンの動きを見ているとむしろ東側のほうが多いんじゃないかと思えるぐらい。
とにかく網戸を開けるとカーテンがすっ飛んでしまうんじゃないかってぐらいの風量が、東の窓から抜けていきます。
東側の窓は、入ってくる風よりは出ていく風のほうが多いみたいです。

部屋のドアで、その原因はなぜかと考えてみると、西側には窓がない代わりに部屋のドアがあって、そちらも開放しているんです。
部屋に入ってくる風は、直線上にある窓やドア同士を開ける時が最も多く、強くなるので、南と西の組み合わせより東と西の組み合わせのほうが多いんだと思います。

ベランダで暖められた熱

単に風通しがよくなっただけではありません。
基本的に太陽の光は、個体のような物質を照らすことによって熱になるそうです。
そのため、太陽が登って気温が上がるのは太陽の熱が直接空気を暖めるのではなく、太陽の光が個体を照らして固体の温度が上昇して、周りの空気を温める。という手順になるわけです。
そのため、太陽に最も近いエベレストの頂上は地表から高い場所にあるので、地表で暖められた熱が届きにくくて寒いわけです。

で、毎年夏になると感じるのが、1階と2階の気温の違い。
これは階段を上がっている最中に体感できるほどの違いで、2階は1階に比べて2~3度気温が高いんです。
1階のリビングはほとんどエアコンが必要がない気温でも、2階は耐えられない気温の時が多いんです。
その原因がベランダで暖められた熱が、部屋に入ってくるから。

6月の晴れた日のベランダの温度は38度実際にベランダの表面温度を測定してみると、気温27度の状態にもかかわらず、表面温度は38度にも達しています。
だいたい気温のプラス11度の温度に達するようです。
そのため南の窓に近寄ると、同じ部屋にもかかわらず温度の変化が体感できるほど違いがあります。
このため、南側の窓を開けただけだとベランダの熱も部屋に取り込んでしまうんですよね。

ところが東側の窓の方にはベランダはありませんし、夏、太陽が登ると東側は日かけになるので入ってくる熱も南側に比べれば少ないわけです。

東側の雨戸、窓をあける効果としては、採光や風通しの違いだけでなく、ベランダで暖められた熱の侵入を防ぐことも防ぐ効果があると思われます。
お陰で7月もそろそろ半ばを過ぎた晴天の現在でも、まだエアコンを稼働させなくても快適に過ごすことができています。
いや~。暑がりで地球温暖化が注目を集めだした学生時代から、5月辺りからエアコンをオンにしていた私が、7月になってもエアコンを付けないようになるとは・・・。

環境を変えると、こんなに自分の中で変化があるんだということに気が付かされました。
私のように掃除嫌い、暑さが苦手なんて人は、ちょっと環境を変えるだけで心境が変化するかもしれませんよ!?
今年の夏の電気代が楽しみだなぁ。

 

 

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