Windowsで文字がぼやける

Windowsを10にアップデートしたら、ソフトが全体的にぼやけてしまう現象に。他のソフトなどは正常なので、なんなんだろう?と思って調べると、他にも同じ現象になっている人が

Windowsで文字がぼやける

 

Last update 2016-11-09 23:33

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Windows10にアップグレードしたり、新しいパソコンを購入していざ、インターネットに接続しようとしてみると、何か文字がにじむというかぼやけるというか、なにかおかしいソフトウエアがあることに気が付きました。

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ChromeがぼやけるノートパソコンをWindows8.1にアップデートしたところ、Chromeだけが全体的にぼんやりとぼやけた表示になってしまいました。
あれ?こんなだったっけかな~?と思って、他のソフトを立ち上げると・・・

Firefoxだと正常Firefoxではくっきりしています。
検索してみると、同じようにWindows8.1にしたらChromeがぼやけると言った人がいるようなんですけれど、あまり解決策がなくて四苦八苦。
最終的に原因がわかったというか、解決できたので、方法を紹介しておきます。

目次

文字がぼやける原因

文字がぼやける原因は、Windwosのちょっとおせっかいな機能と、それに対応していないソフトが原因のようです。
手っ取り早く解決方法を知りたい場合は、文字がぼやける場合の対策へ進んで下さい。

最近のノートパソコンは、モニターが10インチや13インチ、15インチと小さいにも関わらず、フルハイビジョンのような超高解像度の製品が多くなりました。

解像度とはモニターを拡大してみると、このように細かな点々(ドット)の集まりなのですが、フルハイビジョンだと横に1920個。縦に1080個のドットが集まってモニターに文字や絵を表示しています。
最近では、横2560個 x 縦1440個(WQHD)の超高解像度の製品も出てきました。

この横と縦のドットの数を解像度といいます。
少し前のノートパソコンだと、横1366x縦768のWXGAと呼ばれる解像度が主流だったのですが、最近では4K(3840x2160)まで登場しています。
つまり、1個1個の点々(ドット)が、より小さくなっているのです。
高解像度になると、文字や写真などのギザギザがなくなり綺麗に表示されるのですが、Windowsなどのボタンやフォントは、どの解像度でも縦○ドット、横○ドットのようにボタンやフォントによって大きさが決まっているので、高解像度のパソコンはドットが小さい分、ボタンやフォントが小さく表示されるわけです。

高解像度の場合

2560x1440 100%
↑私が最近購入した、NEC Lavie Zは、2560x1440というWQHD。
このぐらい高解像度になると、ボタンがちっこい!!文字も小さくて、視力1.5の私でも、ほとんど読めない!

拡大機能

2560x1440 150%
↑そこでWindowsには、全体を125~200%拡大してくれる機能があります。
Windows10なんかの場合だと、標準で125%のようになっている場合が多いです。
上の画像は150%にしたところです。先ほどの100%時に比べると、大きく表示されているのがわかると思います。

100%と150%の違い
拡大
タスクバーの比較
↑2560x1440のノートパソコンで、100%(上)と150%(下)を比べてみました。
150%にすると、タスクバーやアイコン、フォントなどが1.5倍になりました。

で、この時にソフトウエアが125~200%に合わせて、フォントやボタンをちょうどいい感じに表示されるように対応していれば、くっきりなフォント、ボタンになるんですけれど、未対応だったりするとどうもぼやけるっぽい。

100%の時のアイコン例えば私がよく使っているPaint Shop Proは、この拡大機能に未対応なので、100%の時はこのようにフォントやアイコン、ボタンがくっきりしていますが・・・

200%にした時のアイコン150%にすると、このようになんとなくぼやけて表示されます。

文字がぼやける場合の解決方法

どうも、Windows8.1やWindows10にアップグレードすると、フルハイビジョン以上の高解像度のモニターを使っている場合、デフォルトで拡大が125%になるっぽい。

以下はこの拡大率を変更する方法になります。
Windows8.1で文字がぼやける場合は、Windows8.1のやり方へ進んでください。

Windows10の場合

設定から変更する

ディスプレイの文字の大きさを変更するには、Windows10から使えるようになった「設定」からと、昔ながらの「コントロールパネル」からも行えます。

スタートメニューの設定をクリックWindows10から復活したスタートボタンをクリックし、「設定」をクリックします。

システムをクリック一番左にある「システム」をクリック。

ディスプレイのバーを100%にする①左側の項目が「ディスプレイ」になっていることを確認し、②スライダーを動かして100%にします。
ぼやけている場合は125%になっているようです。
最後に③「適用する」をクリックします。

サインアウトするサインアウトしなくても、設定は有効になりますが、一度変更すると、このようにバーがグレーになってしまい、サインアウトしない限り変更できなくなるようです。
なので一度サインアウトしてください。

サインアウトするには

スタートメニューのアカウント名からサインアウトWindows10からサインアウトする方法が変わりました。
スタートメニューの一番上にある、アカウント名をクリックすると、サインアウトのボタンが表示されるのでここをクリックします。

WinキーとXキーの場合WinキーとXキーを同時に押して出てくるメニューからも、サインアウトは選択できます。
なお、サインアウトはほぼ再起動と同じ状態なので、作業中のファイルなどがある場合は、必ず保存しておいてください。

コントロールパネルから変更する場合

カスタムの拡大率を設定コントロールパネルから変更する場合は、「デスクトップのカスタマイズ」にある「ディスプレイ」を開き、「カスタムの拡大率」のリンクをクリックします。

100%にする125の場合は、100に変更します。
OKをクリック。

適用をクリック「適用」をクリックします。
コントロールパネルから変更した場合は、サインアウトしないと有効にならないので、サインアウトします。

Widnows10からフォントが変わった

うーん。上のやり方を実行したけれど、まだぼやけているな・・・。という人は、多分、フォントがWindows10から「游ゴシック体」に変更されたのが原因かもしれません。

游ゴシック体とメイリオの比較Windows10から、システムフォントが「游ゴシック体」というフォントに変更されました。

有名ブログの中でも、ライフハックさんのサイトが以前から文中の書体を「游ゴシック体」にしているようで(上)、前々からすごく読みにくいなあ。と思っていたんです。
下は強制的にメイリオにしてみました。
やっぱメイリオのほうが読みやすいですよね。
実は、「游ゴシック体」はWindowsでもMacでも標準でインストールされているようで、有名なサイトは、おせっかいなことに WindowsでもMacでも同じように表示されるように「游ゴシック体」でフォントを指定しているところもあるようなんです。

残念ながらChromeでは、CSSで「游ゴシック体」が指定されたサイトを強制的にメイリオに変更する方法はないっぽい。

サイトのフォントをメイリオにする

以下はChromeのフォントをメイリオにする方法。
CSSで指定されていなければ、メイリオに変更することができます。

ChromeのメニューをクリックChromeの右上のメニューボタンをクリックします。

設定をクリックメニューから「設定」をクリックします。

詳細設定を表示をクリック下の方にスクロールして、「詳細設定を表示」をクリックします。

ウェブコンテンツ「ウェブコンテンツ」がフォントの指定ができる部分です。
「フォントサイズ」はフォントの大きさを変更可能。
その下の「ページズーム」は、フォントサイズだけでなく画像やページ全体を大きくする設定です。
ここで設定したパーセンテージがデフォルトのサイズになります。

フォントを変更するには、「フォントをカスタマイズ」をクリックします。

フォントの種類と大きさ「標準フォント」「Serifフォント」「Sans Serifフォント」「固定幅フォント」のプルダウンメニューから「メイリオ」を選択し、左下の「完了」をクリックすればすぐに反映されます。
ちなみにこのスライダーで「極小」や「極大」にスライドすれば、フォントの大きさを細かく設定できます。が、先ほどの「フォントサイズ」を指定すれば、元に戻すことが出来ます。

高解像度未対応のソフト

解像度を変更する

高解像度のモニターを使用しているパソコンで、拡大率を変更して不具合がある場合は、解像度を変えて疑似的にボタンやフォントなどを大きくすることもできます。
解像度の縦横比を調べてみると、多くの解像度でほぼ同じ(約1.78)だということがわかります。
パソコンでは自由に解像度を変更できるので、解像度を変更して文字やボタンを大きくすることが出来ます。

解像度 縦横比
WXGA 1366 768 1.778646
フルHD 1920 1080 1.777778
--- 2048 1152 1.777778
WQHD 2560 1440 1.777778
QHD+ 3200 1800 1.777778
4K 3840 2160 1.777778

私が所有しているWQHD(2,560x1440)のような高解像度の場合は、先ほどの写真のようにボタンやフォントがすごく小さいので、今は「2048x1152」か「1920x1080」に変更し、拡大率を「100%」にして使用しています。

2560x1440
こちらは2560x1440。

1920x1080
こちらは同じノートパソコンを1920x1080に変更したもの。
拡大率は100%。

解像度を変更した場合、それほど不都合がない気がします。
拡大率を変更して不具合がある場合は、解像度を変更するといいかもしれません。

Windows8.1の場合

Chromeがぼやけるのは、ディスプレイのテキストなどのサイズが変更されてしまったからのようです。
なお、修正するには設定後、サインアウトするか再起動が必要になるので、必ず作業中のファイルがある場合は、保存しておいてください。

コントロールパネルのデスクトップのカスタマイズ

まずはコントロールパネルを開きます。
Windows8以降でのコントロールパネルの開き方は、Windows 8.1でコントロールパネルを開くにはを参考にしてください。
で、「デスクトップのカスタマイズ」をクリックします。

ディスプレイをクリック続いて「ディスプレイ」をクリックします。

色の調整「色の調整」が開くと思いますが、Chromeがぼやけているときは、サイズの変更が画像のようにスライダー状の選択方法になっていると思います。

すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用するその下に「すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する」というチェックボックスがあるので、ここをチェックします。

チェックボタンになればOKこのようにスライドバーではなく、チェックボックスによる選択肢になれば正常になるはずです。

適用をクリック右下の「適用」をクリックします。

サインアウトサインアウトするように言われるので、「今すぐサインアウト」をクリックします。
再びWindowsにログインすると、正常に戻っているはずです。

正常になった私の場合も、これでくっきりしたフォントに戻りました。

関連ページ

最終更新日 2016-11-09 23:33

 

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投稿日:2014-04-09 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理