Windows10 Anniversary Updateの不具合が多いので戻してみた

Windows10の大型アップデート「Anniversary Update」を実行したのですが、あまりに不具合が多いのでダウングレードしてみました。

Windows10 Anniversary Updateの不具合が多いので戻してみた

 

Last update 2016-08-08 21:12

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Windows10が2016年8月3日より、2回目の大型アップグレード「Anniversary Update」を配信。早速アップグレードしてみたのですが、あまりに不具合が多いので元に戻すことにしました。
今回はどんな不具合が発生したか、また、ダウングレードする方法を紹介したいと思います。

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Anniversary Updateの不具合

CPU温度が上昇

まず1つ気が付いたのが、「CPUファン」が猛烈にうるさくなったこと。調べてみると、CPU温度が60~70度まで上昇しています。今までは動画のエンコードなどCPUを酷使するような使い方をしなければ、45~55度(室内温度28度時)で収まっていたのですが、何もしなくても60~70度まで上昇しました。
何かバックグラウンドで動いているのかな?と思ってタスクマネージャーを確認してみましたが、特に怪しいアプリは何もない。
タスクマネージャーには表示されない何か原因があるのかと思って最起動をかけましたが、一向に変わらず。
以前紹介したパソコンのCPUファンがうるさい!を解決できたで、CPUファンを制御してもいいのですが、60度以上のCPUを放置したらCPUが壊れてしまうのでは?と思って、やめました。
仕方がないのでCPUファンがうるさいままにして、音楽をボリュームを上げて聴いたりしていましたが、一向に解決しないでなぜだろう?と思ったら、そう言えば「Anniversary Update」を実行してからだ!と気が付きました。

画面の録画時、音が録音されない

私はbandicamという画面を録画するソフトウエアでキャプチャーしているのですが、「Anniversary Update」を実行してから音が録画されなくなりました。
他のキャプチャーソフトは試していませんが、今までそんな症状は一度もなかったので、「Anniversary Update」が原因だと思われます。

動画を再生させるとカクカク

私は主にMedia Classic Playerを使って動画を再生させているのですが、30fpsの動画が15fpsレベルで再生されるようになりました。つまり、すごくカクカクした動画なんです。
始めは何かほかのソフトが暴走していて、動画再生がおぼつかないのかな?と思ったのですが、タスクマネージャーで調べてもそのようなCPUを独占しているソフトはありませんでした。

USBデバイスが認識しない

私は温度記録ロガーRC-4を使用して、室内の温度などを記録しているのですが(参照:温度を記録する RC-4 温度ロガーの使い方)、「Anniversary Update」を実行してから、USBでRC-4と接続してもパソコン側で認識しなくなりました。

全体的にもっさり

エクセルやブログを更新しているときに感じたのが、日本語入力などがもっさりした点。私はワープロ検定1級程度の速度でキーボードを打っているのですが、明らかに指の動きに文字の表示が追い付いて来ない。
それ以外にもマウスのカーソルなどの動きももっさり。
きっとソフトを立ち上げすぎて、メモリが足りなくなっているのかな?と思って最起動し足りしたのですが、変わらず。

Anniversary Updateでよくなった点

コルタナの進化

音声入力アシスタント「コルタナ」が進化したらしいのですが、私には違いがよく分かりませんでした。
相変わらず、2回呼びかけないと、「コルタナさん」は反応してくれません。
まだまだSiriには程遠いレベル。
ただ、特定の質問を投げかけると(「あなたのお父さんは?」とか)、面白い反応をしてくれるのですが、その質問が増えたような気がします。

Edgeに機能拡張が追加

意外と軽くて使いやすい新しいブラウザ「Microsoft Edge」。ようやく機能拡張が追加されました(参照:Microsoft Edge 機能拡張を使うには)。ようやくマウスジェスチャーも使えるようになりました。

ただ、機能拡張が使えるようになった点や、以前より安定している点は評価できるのですが、今だに強制終了やフリーズが多いです。
また、Flashのゲーム(ピグなど)が使えません。

Anniversary Updateからダウングレードするには

あまりに不具合が多いので、元に戻す(ダウングレード)ことにしました。ダウングレードは意外と簡単。しかもすぐに終わります。

スタートボタンの設定をクリック①「スタートボタン」をクリックし、②「設定」をクリックします。

更新とセキュリティをクリック「更新とセキュリティ」をクリックします。

以前のビルドに戻す①「回復」をクリックし、②「以前のビルド」の下にある「開始する」をクリックします。

以前のバージョンに戻す理由「以前のバージョンに戻す理由をお聞かせください」が表示されるので、該当する者にチェックを入れてください。
私はすべてにチェックを入れたかったのですが、まぁ、こんな感じで3つつけました。
どうせ〇〇が動かない。とかマイクロソフトにクレームを入れても、受け付けてくれそうにもないし。

更新プログラムのチェック「更新プログラムをチェックしますか?」と聞いてきますが、タブンほぼ確実に改善しないだろうと思うので、「チェックしない」をクリック。

知っておくべきこと「知っておくべきこと」が表示されます。時間がかかると書かれていますが、意外とあっという間に終わります。

ロックアウトについてパスワードを使っている人は、アップグレード後にパスワードの入力が求められますよ、とのことですが、まぁ、普通にいつも通りパスコードが表示されるだけでした。

以前のビルドに戻すをクリック「以前のビルドに戻す」をクリックします。

すぐに再起動が始まるので、ファイルなどを保存しておいてください。なお、ダウングレードによって作成したファイルや保存してあるファイルなどが失われることはありません。
その他の設定もそのままです。

ダウングレードして不具合はなくなったか?

「Anniversary Update」を実行後に起こっていた不具合は、すべてなくなりました。
CPUの温度上昇や動画再生、認識されなくなったUSBデバイスもすんなり使えるようになりました。
Microsoft Edgeの機能拡張が使えなくなったのは残念ですが、まぁ、Chromeを使っているし必要ないかな、と。

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最終更新日 2016-08-08 21:12

 

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投稿日:2016-08-08 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理