自転車のチェーンを洗浄してみました
最終更新日 2020-11-30 18:36
先日、自転車の前輪のタイヤと自転車のライトを新調したら、めちゃめちゃダイナモの発電が軽くなった、という記事を書きましたが、もっと自転車のこぐのを軽くしようと、チェーンの洗浄にチャレンジしてみました。
今まで自転車のチェーンはオイルを補充するのは知っていましたが、洗浄するなんて頭になかったんですけれど、YouTubeなどで自転車の洗浄動画を公開している人が多く、効果も大きいようなのでチャレンジしてみました。
最初はなんか難しそうだなぁ・・・と思っていましたが、めちゃめちゃ簡単!というか、一度やったら、しょっちゅうやりたくなってくるぐらい超簡単です。
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こちらが自転車購入後、5年経過し、一度も洗浄していない自転車のチェーン。
毎日乗っていたわけではありませんが、このように真っ黒です。以前、オイルを挿したところ、新品かのような乗り心地になったので、オイルの補充は欠かさずしていましたが、これほど真っ黒だとは。
変速機の部分もこのように真っ黒。
スプロケットと呼ぶらしい。ここも洗浄してみました。
チェーンやスプロケットに付着している黒い粉は、泥なんだそうです。自転車乗チェーン用の油はドライタイプとねっとりした(普通に今まで使っていたもの)タイプが有り、ねっとりしたタイプは雨などにも洗い流されずに、残ってくれるので気を使わなくてもいいんですけれど、その分ドロなどが付着しやすいんだとか。
そのため、自転車を室内や屋根のあるところに置いて雨の時は走らない、なんて人はドライタイプのがいいらしい。
今回購入したチェーンクリーナー。
価格は本体のみで1500~1800円ぐらいで売られているようです。
中には洗浄液などとセットになったものが4000円ぐらいで売られていますが、洗浄液は灯油などで代用できるので、本体のみ購入して、灯油で洗浄することにしました。
で、結論から言ってしまうとめちゃめちゃ「簡単」で、めちゃめちゃ「綺麗」になって、めちゃめちゃこぐのが「軽く」なりました。
私は、ここ2年ほどほとんど運動をしなくなり、体がなまりになまって、階段を登るのも億劫なぐらいなほど、体力が低下していたのですが、そんな私でも坂道を自転車を降りずに、グイグイ登っていけるぐらい、軽くなりました。
なので、私のようについついクルマやバイクで外出してしまう人はもちろん、普段自転車を乗っている人も、チェーンの洗浄をおすすめします。
以下、超初心者の私でもできたチェーンの洗浄のやり方。
中身はこんな感じ。先端の溝から入ってきたチェーンを複数のブラシで擦ります。
容器には洗浄液(灯油)が浸してあるので、洗浄液がついたブラシがチェーン一つ一つを綺麗にしていくわけです。
取っ手の部分を容器にはめ込むと、蓋が固定され、洗浄中は開かなくなります。
はじめはこれがよくわからず、どこに取っ手をつけていいのかわからなかった・・・。(説明書は無いようです)
洗浄液とセットに成ったものも売っていましたが、4000円ぐらいするので躊躇していると、揮発性のあるオイルであれば代用できるらしい。特に灯油でやっている人が多いとのことで、灯油で洗浄することにしました。(もし、室内で行うとか、灯油を使うのに抵抗がある人は、換気扇の洗浄用のマジックリンなどを2倍ほど水で薄めたものでもOKでした)
ホームセンターで洗浄液が数百円程度で売られているので、それでもいいかも。
洗浄液はすぐにチェーンに伝わり、ぼたぼたと地面に落ちて少なくなってしまうため、ある程度こぼれるぐらい満タンに入れておいたほうがいいかも。
※新聞紙か何かを敷いておいてください
セット方法は単純。
自転車のチェーンを容器と蓋で挟むだけ。
あとは取っ手を取り付けて完了。
取っ手をセットしたところ。
ママチャリでチェーンカバーがあるようなタイプは、外さないとできないので予め外しておいてください。
あとはペダルを反時計回りに回していくだけ。
時計回り(自転車が進む向き)に回すと、うまく回りません。と言うか洗浄できないので、必ずチェーンが空回りする反時計回りで。(詳しくは動画参照)
このようにすぐに汚い液がぼたぼたと落ちてきます。
チェーンを洗浄するときは、必ず屋外で新聞紙などをひいて行ったほうがいいと思います。
洗浄液(灯油)はすぐに真っ黒になるので、何度か交換して洗浄したほうがいいみたいです。
2~3回、洗浄液で洗浄したら、洗浄液を捨て、水を入れて同じようにチェーンを通して磨きました。
で、最後にウェスか何かでチェーンを綺麗に拭き取ります。
このようにびっくりするほどピカピカになりました。
チェーンって黒じゃなくて、金属色してたんですね。(笑)
洗浄前と洗浄後の比較。
この黒い汚れはオイルに付着した泥だそうです。
この泥がチェーンの駆動部に入り込み、いくらオイルを補充しても動きが鈍くなり、余計な負荷がかかるというわけ。
洗浄後、こぐのが軽く感じたのは、この余計な負荷がなくなったからですね。
スプロケット・テンションプーリーの洗浄
自転車の変速ギアの部分を「スプロケット」と呼ぶらしい。また、変速機を「リアディレーラ」といい、リアディレーラにある2つの歯車のことを「テンションプーリー」と呼ぶようです。で、これはチェーンクリーナーでは清掃できないので、専用・・・というか、ホームセンターで売っていたスプレー式の洗浄液で掃除しました。
これが近所のホームセンターで購入した洗浄液。
めちゃめちゃ長くて大容量な割に、300円ぐらいとすごく安かったです。
中身はどうやら灯油に似たオイル。なので、やはり使うときは屋外で。更に下に新聞紙を敷いたほうがいいと思います。
これをテンションプーリーに吹き付けます。
するとびっくりするぐらいガシガシ汚れが落ちていきます。
スプロケットの方も同じようにスプレーして洗浄。こちらもガンガン汚れが落ちていきます。
注意点としては、一応オイルなのでブレーキにはかからないように注意してください。
ブレーキにかかると当然のことながら、滑ってしまってブレーキが効かなくなる可能性があります。
このように汚れがぽたぽたと落ちます。なので、新聞紙を引いたほうがベター。
もし、地面が汚れてしまった場合は、ママレモンをたらして、ブラシでこすれば綺麗になります。
今回はチェーンクリーナーを使いましたが、こういった洗浄液を直接チェーンにスプレーしても、洗浄できます。
比較してみれば、一目瞭然。びっくりするほど綺麗になりました。
このあと、1km程走ってみましたが、まあ、びっくりするほど軽かったです。というか、軽すぎて昼間なのに、自転車のライトを付けて走ってしまいました。
この洗浄は癖になりそうですね。
なんか1ヶ月おきに洗浄してしまいそう・・・。
オイル
チェーンが乾いたら、仕上げにチェーンオイル(ドライタイプ)を塗っておきました。
ドライタイプは雨に弱いらしいのですが、泥汚れが付着しにくいとのことで、新しく購入してみました。
あまりつけすぎても良くないそうで、チェーンによくなじませたあと、余分なオイルをウェスなどで拭きとっておきます。
まとめ
どれくらい軽くなったか、近所の本屋に自転車で向かってみました。お店の直前に100mほどの急な坂道があるのですが、いつも途中で降りたり、ゼィゼィ言いながら漕いでいたのですが、めちゃんこ涼しい顔で登り切ることができました。
先日、テレビ番組でアザラシの赤ちゃんが温暖化の影響で、大人に成長する前に死んでしまう、ということをやっていました。
今まで環境問題の番組などを見ても、「何とかしなきゃなぁ」とか「誰かがなんとかしてくれるだろう」とか「企業が責任を追うべきだ」とか、他人任せにして自分もなんとか努力した感に浸っていましたが、「言う、思うだけでなく、実際に手を動かすこと」、のほうが1万倍環境のためになると気が付き、その一環としてなるべく自転車でいける距離であれば、自転車で行く、ということにしました。
ただ、環境問題や節約、節電、そしてダイエットでもそうなんですけれど、しんどかったり我慢しながら実行しようとすると、絶対挫折しちゃうと思うんです。
去年の夏、節電をしてそれが実感。なぜ、暑かった真夏の夜、エアコン無しでも我慢できたか、というと、どのようにすれば体感的に涼しくなれるか突き詰めてみようという興味があったからだと思うんです。
今回、「きついから」と思い込んで避けていた自転車も、「意外と楽だ」と再認識することができました。
また先日、病院のがん検診でコレステロール値が異常に高いという結果が出て、解決策は食事と運動しかない、と言われたので、重い腰を上げてジムにも通うようにしました。
もともとジムに通っていたのですが、2~3年やめてしまうとだめですね。
ベンチプレスも半分の重量も上げることができませんでした・・・。
ただ、500mでもきついかな、と思っていたルームランナーで、2km走れたのは自分でも、まだまだ手遅れじゃなかったんだ、と思いました。
最終更新日 2020-11-30 18:36
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最終更新日 2020-11-30 18:36 / 投稿日:2013-04-18 | | |