換気扇の掃除 取り外し方と分解のやり方
Last update 2019-04-02 08:16
うちの換気扇は前回取り換えてから10年以上が経過しているのですが、ある時換気扇のヒモを引っ張ってもかたくてスイッチが入らなくなり、以来、半年に1回ほど自分で換気扇を取り外して徹底的に掃除しています。
そのおかげで10年以上経過していますが、ほぼ新品同様。スイッチも軽く、吸い込みも抜群!
そこで今回は、素人でもできる換気扇の取り外しと分解、そして取り付けまでを動画と画像を用いて紹介したいと思います。たぶん、女性でも可能です。
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目次
換気扇の取り外し方
今回紹介する換気扇は、昔ながらの扇風機のような羽を用いた壁に直接設置してある換気扇(一般換気扇)です。マンションなどで使われているダクト式ではないので注意。
そして意外とこの換気扇は簡単に取り外して分解することが出来るんです。では早速取り外し手順を見ていきましょう。
カバー類を外す
まずはプラグを抜いておきます。
意外と油でべっとりしているので、ぞうきんか何かでつまんだ方がいいかも。
カバーを外すのですが、換気扇には「油受け」と呼ばれるものがあります。これはプロペラやカバーに付着した油がたまるようになっていて、長い間カバーを掃除していないと、ここに油がたまっている場合があるので、外すときは注意です。
私の場合はここ数年、こまめに掃除しているのでなにもたまっていませんでしたが。
続いてケースを外します。ケースは単にはまっているだけで簡単に外れます。このケース、正式には「オリフィス」と呼ぶらしいのですが、よく考えられていて、このオリフィスがないと換気扇の回る音はすごくうるさくなるんです。
羽(プロペラ)を外す
羽の外し方なのですが、以前紹介したようにスピンナーと呼ばれる(丸いやつ)で固定されているので、左手で羽を抑え、スピンナーをゆるむ(時計回り)の方向に回します。
はじめカチカチ言っていますが、そのまま回し続ければスピンナーが外れます。
本体を外す
実は換気扇本体は、上部にある「取付ボルト」と呼ばれる2本のボルトで固定されているだけです。
レンジフードがあるととても狭いので作業するときは注意。
私の場合は換気扇を掃除するときに、コンロもすべて外してしまうのでついでにレンジも掃除しています。
換気扇の分解
取り外した換気扇は、モーター類などすべて分解したほうが掃除しやすいです。モーターは4つのネジで固定されているだけなので、ネジを外します。
ひもの付け根にスイッチもあるので、このスイッチも外します。ここはネジ1個で固定されています。
スイッチからモーターへの出言々ケーブルが換気扇のフレームに隠れているので、
フックを外す
スイッチとシャッターを連動させているフック(?)を外します。
また、換気扇を元に戻すときにこのフックをひっかけるのを忘れないでください。私は毎回毎回忘れます。(笑)で、取り付けた後、ひもを引っ張ってもスイッチが入らないのに気が付いて、また外すという…
このフックは無くしてしまうと動作しなくなってしまうので、注意してください。
モーターとスイッチはケーブルでつながっています。ケーブルやひもなど油まみれなので、あとで洗浄します。
換気扇の掃除
この写真は昔、マジックリンで掃除をしていた時のもの。このようにマジックリンだと頑固にこびりついた油がとれません。
業務用の油落とし
何年も掃除をしていない換気扇の場合、マジックリンのようなクリーナーではほぼ頑固な油汚れは落ちません。なので業務用のような強力なクリーナーが必要です。
こちらの業務用(っぽい)クリーナーを使うと、驚くほど油汚れが落ちます。(ちょっと量が多すぎる気がしますが…)
手袋着用必須
ただし、アルカリ性なので必ずビニール手袋かゴム手袋をして使ってください。
以前、素手でクリーナーの液に触れてしまい、あとで手の皮がボロボロになった経験があります。(3日ほどで元に戻りましたが)
なので必ず手袋をし、マスクをして作業をした方がベスト。
強力なので汚れている部分にスプレーするだけでどんどん油汚れが落ちます。
換気扇のプロペラもクリーナーをかけておくだけでキレイになります。
ひもを引っ張ってもスイッチが入らない
もし、換気扇のひもを引っ張っても硬くてスイッチが入らない!なんて場合、このシャッターの境目のところに油がノリ状になってくっついてしまうのが原因。
クリーナーを洗い流す
汚れたクリーナーを落とすには風呂場でシャワーをかけてやるだけ。
ビックリするほどよく落ちます。
換気扇の取り付け
よく乾かしたらモーターやスイッチ類をネジで固定し、必ずシャッターとスイッチを連動させるフック(画像の丸で囲んだ部品)を元に戻しておいてください。
換気扇を取り付けるときは必ず、羽やカバーなどを外した状態で枠に乗せ、
なお、換気扇の羽の外し方取り付け方については、以下の動画で詳しく解説しています。
電源プラグを差し込み、スイッチひもを引っ張りきちんと動作するか確認します。
動かない!
組み立てて取り付けたけれど、動かない!なんて場合は、スイッチとシャッターを連動させるフックが外れている可能性が大。
ここが外れているとスイッチ自体が入りません。
まとめ
さて長々と紹介してきましたが、実際にやってみるとすごく簡単です。よく、換気扇の掃除は、こびりついた油が溶けやすい気温の高い夏場に行った方がいい。と言われていますが、夏場はフード内も暑くなり、汗だくになるので春先あたりか秋から冬に代わるころに行った方が快適に清掃できると思います。
こびりついた油汚れも、業務用のクリーナーを使えばこすらなくてもピカピカになりますし、おふろの残り湯などお湯で絞ったぞうきんを使えば、気温が低くても大丈夫です。
一度夏場に掃除したことがあるのですが、こびりついた油汚れは夏場の気温程度でどうにかなるものでもなかったし。(笑)
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最終更新日 2019-04-02 08:16
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【 筒井 】 2019/05/29 07:07
これからキッチンの換気扇を丸ごと掃除しようとしていたので大変参考になりました。
【 管理人 】 2019/05/29 13:07
>筒井さん
お役に立ててよかったです。特にパカパカの部分、きれいにするとひもが軽い力で動作するようになりますよ。
投稿日:2019-04-02
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