タイヤチェーンの比較

金属タイヤチェーン、非金属タイヤチェーン、布タイヤチェーンなど取り付けのしやすさ、振動や騒音、効果などを実際に比較してみました。どれも一長一短ですが、関東以西では、布タイヤチェーンがおすすめ。

 
 

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タイヤチェーンの比較

 

 

Last update 2015/01/16 09:30

タイヤチェーンの比較最近ではいろいろな種類のタイヤチェーンが販売されていますが、「金属タイヤチェーン」「非金属製タイヤチェーン」「布タイヤチェーン」で「取り付けのしやすさ」「取り付け時」「振動や騒音」「価格」や「性能」を比較してみました。

比較

取り付け時間の比較

何度か取り付けを練習し、どのタイヤチェーンが取り付け時間が最も短いか、比較してみました。

比較
  取り付け時間 準備含む
布タイヤチェーン 約53秒 約53秒
ワンタッチ
金属タイヤチェーン
約1分13秒 約2分34秒
非金属タイヤチェーン 約1分36秒 約2分

圧倒的に「布タイヤチェーン」が速い結果になりましたが、実際に雪が積もった状態だと、状況によっては雪かきしないとどのチェーンも取り付けが難しくなるので注意が必要です。
唯一、車を移動させなくてはいけない布タイヤチェーンは、スタックした状態だと不利かもしれません。

振動の比較

振動に関しても圧倒的に「布タイヤチェーン」が少ないです。あまりに静かなので、逆にちゃんと外れていないか不安になるほどでした。
じつは、どの種類のタイヤチェーンも、意外と外れます。振動があればすぐに気が付きますが、振動があまりないのも困りモノかもしれません。

にしても非金属タイヤチェーンの振動の凄さにはびっくり。
高かったので一番期待してたんだけれどなぁ。すごい振動だし、すごい音なので、雪が積もっていなかった。なんてことを考えると、躊躇してしまいますね・・・。

そういった点でも布タイヤチェーンは、一番安心できます。
まぁ、スタッドレスが一番いいんだろうけれど・・・。

ノーマル金属タイヤチェーン

性能 ★★★☆☆ ・横方向の滑りに弱い
・完全に凍結してると苦手
価格 ★★★★☆ ・5000~8000円ほど
・意外と高い
取付作業 ★★★☆☆ ・車を移動する必要あり
・スタックした状態だと難
乗り心地 ★★☆☆☆ ・かなり揺れる
・騒音も大きい
・最大30km/h
収納性 ★★★★☆ ・多少重い
・コンパクト

一般的な金属タイヤチェーンオートバックスなどリアル店舗などで最もよく見かけるノーマルの金属タイヤチェーンです。
一度も取り付けたことがない人は、取り付けに戸惑うかも。
実際はそれほど難しくないです。
ネット上では5000円ぐらいで販売されていますが、リアル店舗だと意外と高くて、8000円ぐらいする場合があります。

雪が降るとあっという間に品切れになるので、注意が必要。

取り付け方法
デメリット

なんといっても振動がすごい!時速30キロ以下で走行するように指示されていますが、雪がない道路では25キロぐらいでも振動がすごすぎて、それ以上出したいと思わないでしょう。
そのため、自宅の前の道路は雪が積もっていたが、国道に出たら雪が全くなかった。なんて状態だと他の車両に迷惑をかける可能性が大です。
そのため、どうしても。という理由がなければ、他のタイヤチェーンのほうが応用が効くと思います。

チェーンの経の比較同じ金属製でも、経が細い(9mm)と比較すると、びっくりするほど頑丈なチェーンだというのがわかります。その分振動もすごい!

また、取り付けに車移動かジャッキアップが必要なので、雪にスタックした状態だと、雪かきしないと取り付けがかなり難しいでしょう。

進行方向のみそれとチェーンがはしご状なので、進行方向に対するグリップ力はある程度高いのですが、横方向の滑りに弱いです。

メリット

性能は他のチェーンに比べ、平均的。耐久性も高く、一応どんな雪にも対応できるのがメリット。
また、コンパクトで販売価格も安いので、関東以西のようなあまり雪がふらない地域では、1つ持っていると安心できます。
ただし、最近は他のタイヤチェーンに押されて、見かけなくなりました。

経が細いタイヤチェーン

ネットで売られている金属製タイヤチェーンは、ノーマルの金属製タイヤチェーンの欠点を克服した、ワンタッチ形式のほうが多いようです。
実際にはノーマルの金属製タイヤチェーンとは取り付け方法も、走行性能も違うので、別のジャンルとして比較してみました。

性能 ★★★★☆ ・横滑り対応
・耐久性が若干難
価格 ★★★★★ ・2000円台からある
・リアル店舗だと高い
取付作業 ★★★☆☆ ・慣れれば簡単
・タイヤ周りの雪カキ必要
乗り心地 ★★★★☆ ・かなり静か
・最大50キロまで
収納性 ★★★★☆ ・軽い
・コンパクト

細い金属タイヤチェーンタイヤチェーンにお金を掛けたくない。とか、乗り心地が良い物がいい。とか、取り付けが簡単な方がいい。など、かなりの分野で高得点なのが経が細いタイヤチェーン。
練習してからでないと取り付けに悩みますが、ジャッキアップや車移動が必要ないので、スタックした状態でも取り付けることができます。
ただし、雪に埋まった状態だと、裏からチェーンを回すときに難しくなるので、ある程度雪かきの必要がありそうです。

取り付け方法
デメリット

練習しないと逆に時間がかかります。
また、経が細いので、耐久性には難があり。
ただし、経を選択できるので、乗り心地を犠牲にするのであれば、太い経の方が安心できます。

ホイールに傷がつきそう安いタイヤチェーンの場合、ホイールに傷がつくかもしれません。
1,600円の安いチェーンの場合、チェーンを通す穴が金属製で、走っているとホイールキャップにガンガンぶつかってしまいました。
なのでガムテープかなにかで傷がつかないような工夫が必要かも。

高い製品8,000円クラスの高い製品は、この部分がプラスチックで出来ていて傷つけにくいようになっています。
またラチェット式なので、取り付けも若干簡単です。

フックの数が多いので、取り付ける前の準備(こんがらがっていたり)が必要です。

メリット

思った以上に振動が少ないです。おそらく今回紹介するタイヤチェンの中では、布タイヤチェーンに継いで振動が少ないです。
最大時速50キロまで出せますが、この程度の振動であれば雪がなくても50キロは十分出せそうです。
また、何度か練習してしまえば、取り付けはそう難しくはありません。

なんといってもインターネット上で購入すると、価格がびっくりするほど安いのが最大のメリットです。ただし、送料が本体価格と同じくらいするので、実際には3000~4000円ほどになってしまいますが、他のタイヤチェーンに比べれば、半額程度に抑えることができます。
ただし、リアル店舗(オートバックスやホームセンターなど)で販売されている製品は、8000円クラスするので注意が必要です。

9ミリと12ミリの違い主に9ミリと12ミリが販売されていますが、経が細いと乗り心地はアップする反面、耐久性が弱くなるので注意。

横方向への滑りにも対応鎖が亀甲形のものとはしご状の2種類ありますが、亀甲形は横滑りにも強いのがメリットです。

非金属タイヤチェーン

性能 ★★★★☆ ・凍結にも強い
価格 ★☆☆☆☆ ・最も高い
・2万円ほど
取付作業 ★★☆☆☆ ・意外と難しい
乗り心地 ★★☆☆☆ ・かなり振動が多い
収納性 ★★☆☆☆ ・もっとも大きい
・軽い

非金属タイヤチェーン2014年の大雪時、私の周りのドライバーがみんなこの「非金属製タイヤチェーン」を使っていたので、価格が高かったのですが、購入してみました。
が、正直、少し後悔・・・

取り付け方法
デメリット

最大のデメリットは価格が2万円近くすること。
ソフト99など1万円台の製品もありますが、安い製品は最後のロックする部分のしやすさ(ゴムバンドなど)の違いです。
最も有名なバイアスロンは、ツールでひねるだけでロックできますが、かなり固い・・・

非金属タイヤチェーンの水面それと振動がすごいです。動画を見てもらえればわかると思いますが、雪がない道路ではかなり振動が激しいです。
一応50キロまで出すことが可能のようですが、雪がない状態では30キロぐらいでビビってしまうほどの振動です。

収納の比較それと収納性が最も悪いです。知り合いのドライバーが外した状態を見せてもらった時に「こんなにコンパクトなんだ!」と思ったんですが、収納ケースはかなり大きいです。なので、常時積んでおくのは厳しいかも。

取り付けに慣れていないと時間がかかるそれと、YouTubeの動画などでは、女性でも簡単に取り付けることができる!というのを謳い文句にしていますが、たぶん雪が積もった状態では絶対無理(笑)。
まず、ゴムがすごく硬く、特に雪がふるような0度近い気温だと、すごくゴムが硬くなります。
また、タイヤハウスが狭い車も、かなり取り付けが難しくなるでしょう。

メリット

スパイクで凍結に強いあまりメリットが見いだせませんでしたが、金属製のスパイクが付いているので、完全に凍結した道などでも安心できます。
金属タイヤチェーンは、意外と出だしで空回りしてしまうことが多いのと、凍結した雪には弱いのですが、非金属製タイヤチェーンのスパイクは凍結した道で本領を発揮できそうです。

また、チェーン規制にも対応しているのと、意外と多くの人が使用しているので、耐久面や安心面では最も高いかもしれません。
実際に凍結した雪道だと、かなり不安な気分で走ることになるので、安心面でカバーできるのは大きいかもしれません。

布タイヤチェーン

性能 ★★★★☆ ・意外とどんな雪にも対応
・グリップ力は低い
・耐久力に難
価格 ★★★☆☆ ・中間ぐらいの価格
・8000円程度
取付作業 ★★★★☆ ・乾いた状態だあれば最も簡単
・濡れた状態だと外すのが大変
乗り心地 ★★★★☆ ・最も乗り心地は高い
・継ぎ目で若干振動がする
・50キロまでOK
収納性 ★★★★★ ・超軽い
・最もコンパクト

布タイヤチェーン個人的には、最もおすすめ。耐久性に難があるので、雪国やスキーなど長距離には向いていませんが、取り付けやすさ・性能・乗り心地はダントツ。
実際に2014年の大雪時に使用しましたが、凍結した坂の雪道でも全く問題なし。

取り付け方法
デメリット

濡れていると外すのが大変ほとんどデメリットはないです。ただし、濡れた状態だと、びっくりするほどタイヤにがっちりはまるので、外すのが大変です。
取扱説明書には、駐車するときは凍ってしまうと地面にくっついてしまうので、外すように指示されていますが、かなり外すのは大変です。

それと、布で出来ているので距離を走れば走るほど、グリップ性能が落ちます。
ただ、実際に私が使用した結果では、3日間で80キロ以上走りましたが、まだまだ使えそうでした。
感覚としては200キロぐらいまでは問題なく使えそうです。

それとチェーン規制のある路面では、布タイヤチェーンは許可がおりない可能性があります。

メリット

最大のメリットは振動・騒音共に全くない点。
他のチェーンはどうしても物理的に振動や騒音が免れませんが、布なので騒音はほぼなし。
ただし、唯一継ぎ目が1箇所あるので、全く振動がないわけではありませんが、気になるほどではありません。
自宅前の道は雪が積もっていたが、国道に出たら雪が積もっていなかった。なんて状態でも、安心して取り付けることができます。

また、乾いた状態であれば、取り付けはあっという間。なので、大雪注意報が出た時点で取り付けておけば、2つのタイヤに取り付けるのも、5分もかかりません。

性能もびっくりするほど高いです。
ただし、完全にスタックしない、というわけではなくて、わだちなどを乗り越えなければならない時は、滑る時があります。
意外とスタックした車が道路に放置してあったり、歩道が雪で埋まってしまい、通行人が車道を平気で歩いているので、わだちを乗り越える機会は多いんです。
なので、そのたびにビビりながら運転していました。

あと振動が非常に少ないので、途中で外れてしまってもほぼ気が付きません(笑)

まとめ

2014年の関東の大雪や、年末の関西・四国・北陸方面の大雪を見ていると、今後も今まで体験したことがないような大雪が関東以西でも降るんじゃないかと思っています。
実は、今までの関東に降り積もった雪程度だと、実際にはノーマルタイヤでも余程のことがない限りスタックすることはなかったんです。
実際にうちの運送会社も、今までトラックにはタイヤチェーンを積んでいなかったのですが、1度もスタックしたり事故はありませんでした。
ところが、2014年の大雪時は、チェーンを付けてもトラックはスタックしてしまい、仕事は殆ど麻痺しました。

なので、今後は暖かい地方でもタイヤチェーンは必須になると思います。
昔と違い、今では取り付けが簡単なタイヤチェーンが販売されるようになりましたが、種類やメーカー数も多く、どれを購入したらいいか迷ってしまっている人も多いかと思います。
今回、4種類のタイヤチェーン(総額5万円程かかりましたが・・・)を購入して、実際に取り付けて、実際に走行してみましたが、カタログ上ではわからないいろいろなデメリットが見えたので、5万円は無駄にならなかったと思います。

おすすめは?

一番のおすすめは、スタッドレスです。(笑)ただし、価格も高いし、なんといってもノーマルタイヤを別個に収納できるスペースが必要なので、その2つがデメリットです。
とはいえ、雪国ではタイヤチェーンをつけている人はいないそうで、雪国の友達にタイヤチェーンの話をすると、大変だねぇ。そっちは。と笑われました。(笑)

雪国の場合は、取り付け+外したタイヤの保管もセットになっているらしいので、12月になるとみんなスタッドレスに変えるそうです。

タイヤチェーンの中で最もおすすめは、私の使用感からすると、圧倒的に「布タイヤチェーン」でした。
その中でも黒色で十字のベルトが付いているバイスソックがお勧めです。(私自身、予備にもう1度購入しました)

布タイヤチェーンには、若干値段が安いオートソックもありますが、タイヤにかぶせる部分が白い布なので、すごい汚れが目立つので見た目はあまり良くありません。道路の雪はかなり泥が混じっているので、真っ茶色になります。

ただ、お金を掛けたくない!というのであれば、9mmタイヤチェーンもお勧めです。インターネットで購入すれば、1700円ぐらいで販売されています。が、送料が1,600円ぐらいするので、実際には3,000円以上になる可能性が大。
かと言ってホームセンターなどで売られている製品は、8,000円ぐらいするので、結局はネットで購入したほうが安上がりです。
振動も思った以上に少なく、取り付けを練習しないと時間がかかる以外は特にデメリットらしいデメリットはないでしょう。

一番期待していた非金属タイヤチェーンは、取り付けがすごく硬く、振動もすごかったのでがっかり。
ただし、ごついスパイクとゴムのグリップ力は、凍結した坂道やわだちの雪も粉砕してくれそうなので、安心感としては一番かもしれません。
私の場合は、通勤や仕事時にほぼ坂ばかりの道で、夜中走ることが多く、凍結した坂も多いため、最悪この非金属タイヤチェーンにお世話になるかもしれません。

非金属タイヤチェーンで最も有名なのは、バイアスロンですが、半額で購入できるスノーゴリラとなにが違うか、というと、最後のチェーンのロックがワンタッチかゴムバンドか、のような違い(安いと手間がかかる)だけなので、性能的な違いは殆ど無いと思っていいです。
個人的には安いスノーゴリラでよかったかな・・・と思いました。

注意点

サイズ

購入にあたって幾つか注意する点があります。
その一つが、タイヤのサイズについて。すべてのタイヤチェーンは、それぞれタイヤのサイズに合わせて購入しないといけません。
タイヤのサイズについては、タイヤの側面に必ず記載されているので、必ず確認してから購入してください。

売り切れに注意

2014年の大雪時がそうだったのですが、大雪警報が出るとあっという間に売り切れます。一旦売り切れると、シーズンが終わるまで再入荷は難しいです。
また、ネットで販売されている場合は、到着に時間がかかるので、最低でも一週間前から購入しておくほうがいいです。
在庫が残っている場合でも、とんでもなく高額になっていることが多いので、あらかじめ購入しておくほうがいいかもしれません。

ちなみに価格を1年間チェックしていましたが、シーズン後は価格が暴落するかな。と思いましたが、ほぼ最低価格は1年を通して変わらないようです。

その他の備品

2014年の大雪時は、まる1日閉じこまれられた人も多く、また、かなり渋滞も激しく、トイレに困る人が多かったようです。
15年ぐらい前、大雪で高速道路に閉じ込められた上司は、12時間、動けなくなったらしいです。
また、私も帰宅しないで車中泊した方がいいんじゃないかと思いました。
その対策として、緊急トイレは必要だな。と思って、大人買いしました。(笑)
また、車中泊する場合は寝袋や食料も必要になるかもしれませんね。

スプレー式タイヤチェーンは?

実際に使用してみました。が、正直効果があったかよくわかりませんでした。。。
ただ、かなり雪が残った道を走りましたが、滑ってしまうことはありませんでした。
朝方5時頃だったので、雪も凍結していましたが、一応は大丈夫でした。

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