Xserver のレンタルサーバーの特徴と申し込み方法
Last update 2013/12/02 15:36
先日、サイト全体の転送量とアクセス数が増えてしまい、レンタルサーバーから追加料金を指摘されたので、新たなレンタルサーバーを探していたのですが、どうも「XServer」という大手ホスティング業者のレンタルサーバーがいいらしい。と言っている人が多く、10日間のお試し期間があるというので、さっそく申し込んでみました。
始めに言ってしまうと、かなりいいです。
XServerの特徴
転送量の制限がきっかけ
私の管理しているサイト全体のアクセス数は、1日当り7~8万PVほどに達するのですが、多い時だと20万PV/日の時もあります。
Yahoo!ニュースなんかに乗ると、急にアクセス数が跳ね上がるのですが、今まで借りていたKagoyaの専用サーバーもさすがに、転送量が多いので追加の料金を払うことによって、今までどおりの快適なアクセスを保証します。みたいな通達が来ました。
が、これがべらぼーに高い。
Kagoyaの専用サーバーは、専用サーバーの中でも抜群に安く(初期費用と合わせて5万円台)、10万PVを超えるアクセスでも快適に表示されていたのですが、あるとき、1日のPVが20万を超える日が続いた時があったのですが、数日後、転送量が激増したので、アクセスが一定を超えると制限をかけさせてもらいます。というような通知がきました。
そのまま放置しておいたのですが、ある時google Analystの時間帯別アクセス数を見てみると、23時を過ぎたあたりから急に激減しているのが判明しました。
画像は、その時の様子。青いラインが制限を受けたとき。オレンジ色のラインは制限を受けなかった日の様子。
どうも1日のうちで最もアクセス数が増えるのは、22時から1時までらしく、23~1時まではアクセス制限を受けていたようです。
実際に自分で自分のサイトにアクセスしてみると、「お探しのページは見つかりません」とか真っ白のままだったり、ドメインが見つかりません。という状態になっているではありませんか。
原因を調べてみると、どうも転送量が多いので、制限を受けていた、と。
追加料金を払えば、料金に応じて制限を解除できるらしいのですが、これが23~1時の時間帯はメチャメチャ高くて、1Mbpsを保証する場合は、1時間あたり47円。
5Mbpsだと234円。
10Mbpsだと467円/時間もするのです。
で、色々設定してみたところ、最低でも10Mbpsの帯域がないとページが上手く表示されないことが判明。
スムーズに表示されるには20Mbps程がいいのですが、20Mbpsの帯域だと1時間あたり934円もかかってしまいます。
23時から1時まではこの料金。つまり、10Mbpsの帯域を保証する設定にすると、467円x3時間の1,401円/日もかかってしまうんです。
1ヶ月30日とすると、それだけで42,030円!!
アクセスのピークは23時から0時までだと判明したので、23~0時は5Mbps(234円/時)。0~1時は2Mbps(94円/時)にして、1日328円に抑え、1ヶ月1万円弱で済ませたとしても、追加料金だけで1年間で12万円も!!
これだったら、普通に専用サーバーを借りてもかわらん!
というわけで、転送量が緩いレンタルサーバーを探したというわけです。
転送量制限に緩いのはさくらとXServer
いろいろ調べてみると、転送量が緩いレンタルサーバーは「さくら」と「XServer」ということが判明。
さくらのレンタルサーバーのほうが転送量はゆるいし、価格も安いので最初に「さくら」を候補として、申し込みました。
どのレンタルサーバーも、一週間から2週間ほどお試し期間があるので、さっそく申し込んでファイルをアップロード。
ドメインを更新して様子を見てみました。
さくらで503エラーが頻発
ところが!!さくらのレンタルサーバーで公開したところ、自分のサイトにアクセスすると503エラーが頻発。
この503エラーというのは、サーバーがビジー状態だったり、アクセスが集中した時に返してくるエラー。
転送量、緩いはずじゃないのか!!?と思って、googleで調べてみると、いろいろな人が「さくらのレンタルサーバで、503エラーが頻発する!」と言っていて、「XServerに変更したら快適になった!」と言っている人も多数いることが判明しました。
慌てて「XServer」とやらを調べて見ると、転送量はプランによって違うものの、「X30」というプラン(50,300円/年)だと1日あたりの転送量は80GBまでOKらしい。
また、回線も232Gbpsというバックボーンというので、さっそく申し込んでみました。
電話サポートと自動バックアップ付き
単に転送量制限が緩いだけであれば、他にも候補があったのですが、Xserverは、
- 電話サポート付き
- 自動バックアップ付き
という、他のレンタルサーバーではあまり見かけないような初心者向けのサポートもしっかりしているというのもXServerの魅力です。
私はある程度知識はあった(自宅サーバーを運営していたし)のと、バックアップも自分でとっていたのと、あくまで個人サイトレベルだったので、そこまでのサポートはそれほど必要なかったのですが、企業や法人、個人でも店舗サイトなどを運営している人には魅力的なサポートだと思います。
XServerの申し込み方法
XServerは、10日間のお試し期間があるのと、24時間申し込みを受け付けているので、すぐにでも始めることが出来ます。
Web上から申しこめば、15~30分程度で申し込みが完了。すぐに使うことが出来ます。
はじめてエックスサーバーを使用する場合は、「お申し込みフォーム」をクリックします。
XServerでは、レンタルサーバーだけでなく、新規に独自ドメインを取得したり、別のドメイン管理会社で使っていたドメインを移管することも可能のようです。
今回はサーバースペースだけ借りたかったので、「新規サーバーのお申し込み」をクリックしました。
ちなみに新たにドメインを取得する場合は、このように色々なドメインから選択できます。
サーバーIDを決める
どのレンタルサーバーでもそうなんですけれど、ログイン用のIDを決めます。
このIDは、無料でもらえるXServer専用のサブドメインとしても使えるので、「独自ドメインを取得するのは、まだちょっと・・・」と抵抗がある人でも、XServerのサブドメインを使用して無料でドメインが1つだけもらえます。
この時のサブドメインにもなるので、慎重に決めたほうがいいかも。
example.xsrv.jp
というようなサブドメインになります。(exampleの部分がサーバーID)
住所の入力
続いて、メールアドレスと氏名、住所、電話番号を入力します。
会社や仕事で使う場合は、会社名も入力します。
プランの選択
プランを選択します。
プランの詳細と料金については、こちらを参考してください。
入力した事項が表示されるので、「お申し込みをする」をクリックします。
申し込みが完了しました。
設定が完了すると、メールが届きます。
アカウント情報のメールが届く
しばらく待っているとサーバーのアカウント情報が記載されたメールが届きます。
ここにFTPサーバーのアドレスや、ログイン用のパスワードが記載されているので、絶対に無くさないようにしてください。
可能であれば、印刷しておくといいでしょう。
ログイン画面から「サーバーID」とメールに記載されていたパスワードでログインします。
これがXServerのサーバー管理画面です。
ロリポップと比べて、デザインもそっけないし、シンプルです、がある程度慣れている人には、このくらいでも使いやすいかな。と思います。
PHP
XServerで使用できるPHPは、CGIバージョンなので注意が必要です。
それほど修正が必要なわけではありませんが、注意が必要です。
まとめ
XServerに向いている人は、1日のアクセス数が10万PV未満で転送量も多く、またサポートがしっかりしている方がいい。というユーザーになります。
マニュアルや管理画面も使いやすいのですが、細かい設定までとことん使用する場合は、多少の知識が必要です。
どちらかと言うと、初心者よりは中級者以上のユーザーが対象でしょう。
また、電話でのサポートや、自動バックアップなど企業向けのサポートもしっかりしているので、個人で利用するよりは企業よりかもしれません。
XServerとライバルというか、比較されるレンタルサーバーは「さくらのレンタルサーバー」に当たると思います。
次回以降、ドメインの設定やFTPの設定などを紹介していきたいと思います。
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