バリュードメインからさくらインターネットへドメインを移管
最終更新日 2025-07-17 21:35:52
私の独自ドメインは、もともとバリュードメインで取得、運営していたのですが、サーバー自体はさくらインターネットだったので色々使い勝手が悪い部分が出てきたので、思い切ってバリュードメインからさくらインターネットへドメインを移行してみました。手続きなど、めんどくさいかと思ったんですけれど意外と簡単。今回は、バリュードメインからさくらインターネットへドメインを移行する方法を紹介します。
目次
バリュードメインからさくらインターネットへドメインの移行方法
まず、ドメインの運営とサーバーの運営を別々の会社にしていると、PHPなどを使ってメールの送信ができない。出来ないというか、Gmailなど主要宛先に対してメールを送信すると、迷惑メールと判断されて相手に届かない。
それに支払いなども管理しにくくなる。一応、自動更新にしているけれど、支払い方法の変更をした場合に、うっかり更新し忘れてしまう可能性もある。
というわけで、どうせならサーバーを契約しているさくらインターネットへドメインも移してしまおうと。
バリュードメイン側での手続き
AuthCodeの確認
では、まずは転出側のバリュードメインでの操作。まずは、AuthCodeと呼ばれるパスワードを調べる必要があります。これがちょっとやっかい。というのも各会社によって呼び名が違う!?さくらインターネットでは「オースコード」と呼んでいますが、バリュードメインだと「認証鍵」だとか「Authorization Info」という呼び方。
以下は、バリュードメインで契約・運営しているドメインの「AuthCode」の調べ方。
まずはバリュードメインにログインし、左のメニューから「ドメイン」をクリックします。
するとサイドメニューが表示されるので、「ドメインの設定操作」をクリックします。
契約しているドメインの一覧が表示されます。移行したいドメインの「WHOIS」をクリックします。
このまま下にスクロール。
「認証鍵情報」にある「認証鍵(Authorization Info)」にある「パスワードを表示する」のチェックを入れます。
すると、パスワードが表示されます。これがAuthCodeです。このパスワードをコピーするか、メモしておきます。
ドメインロックを解除しておく
続いてドメインロックを解除します。ドメインロックとは、勝手にドメインを移行出来ないようにする仕組み。このロックが働いていると、ドメインを別の運営会社に移行できないので解除しておきます。
先ほどのドメイン一覧の画面に戻り、移行したいドメインにある「ドメインロック」をクリックします。
下にスクロールし、「ドメインロック設定」にある「無効にするにはチェックを外し変更を押してください」の横にあるチェックを外します。
「変更」をクリック。
「正常に変更しました」と表示されればドメインロックが解除されました。
さくらインターネットでの転入操作
ここまで完了したらあとはさくらインターネット側の操作になります。
さくらインターネットのドメインページを開いたら、「ドメイン転入」をクリック。
ドメインの種類によって転入のやり方が違うらしい・・・・私の場合は、「.net」というドメインなので、「gTLDドメイン」をクリック。
gTLDドメインとは?
gTLDドメインとは、「ジーティエルディードメイン」と呼び、例えば、
https://www.example.com/
というURLの場合、「.com」がドメインになります。他にも.jpだとか.netだとか.tokyoなどたくさんあるのですが、このドメインの中でも特に世界中で利用され、特定の国や地域に限定されない汎用的なドメインのことをgTLDドメインと呼びます。
上の画像では「gTLDドメイン」の他に「汎用JPドメイン」「都道府県JPドメイン」や、「属性型JPドメイン」「地域型JPドメイン」などがあることがわかります。
このgTLDドメインにも様々な種類があり、例えば最も普及している「.com」は、元々「company(企業)」を意味していました。が、現在は企業だけでなく、個人、団体を問わずあらゆる目的で利用されています。
.jpなどのドメインは?
gTLDドメインに対して、「.jp」などは、国や地域に特化したドメインになります。
.jpは、「ccTLD(Country Code Top Level Domain)」と呼ばれて、ISO(国際標準化機構)という団体が定めた2文字の国別コードに基づいて割り当てられたドメインになります。
gTLDドメインに対して、特定の国や地域に限定されることが多いので、取得条件があります。
gTLDドメインの場合
今回は、gTLDドメインの移行を紹介します。
下にスクロール。
転入に必要な条件などが表示されるので、すべてにチェックを入れます。
ドメインの有効期限は、バリュードメインの管理画面で確認できます。少なくとも30日以上残っている必要があるようです。
ドメイン情報のステータスは「OK」または「actiove」ですか?に関しては基本的には気にしなくてOK。ただし、先ほど紹介したドメインロックは解除しておいてください。ドメインロックがかかっていると、「client Transfer Prohibited」というステータスになります。
他にも「pendingTransfer(すでに移管処理中)」や「redemptionPeriod(期限切れ。もしくは復旧待ち)」があります。
他にも有効なメールアドレスを登録しているか、に気をつけてください。
移管用の費用、AuthCodeの入力、ドメイン所有者の名前(日本語)、ドメイン所有者の名前(英語名)の入力画面になります。
ここで、「AuthCode」は、先ほどバリュードメインの管理ページで調べた「認証鍵」になります。
あとは自分の名前を入力。(WHOIS情報で表示される)
入力が終わったら、一番下の「お支払い情報の入力」をクリック。
支払い方法は、「クレジットカード」「銀行振り込み」「請求書払い」の3つから選べます。支払い忘れがない「クレジットカード」がおすすめ。
クレジットカードの番号などが入力できたら、「お申し込み内容の確認」をクリック。
入力した情報が表示されるので、間違いがなければ、下にスクロール。
約款のご確認に目を通し、「同意する」にチェックを入れます。
その下の「ご利用に当たっての注意事項」に目を通し、「確認しました」にチェックを入れます。
「転入を完了させるために必要な手続きについて」に目を通し、「確認しました」にチェックを入れます。
「お申し込み情報確認」が表示されるので、このまましばらく待ちます。
ドメインコントロールパネルの「登録者情報」を見てみると、「転入作業開始」となっていました。
ドメイン転入にどれくらいかかる?
私の場合は、2月27日に転入を申込み、完了したのが3月10日でした。11日間。
転入作業が完了すると──
転入作業が完了すると、このようなメールがさくらインターネットから届きます。
ドメインの設定
ドメインの移行が完了したら、さくらのレンタルサーバーにログインして、ドメインの設定をします。
さくらのレンタルサーバーにログインしたら、左のメニューから「ドメイン/SSL」をクリック。
サブメニューの中にある、一番上の「ドメイン/SSL」をクリックします。
さくらのレンタルサーバーに転入させたドメインが表示されているはずです。ドメインをクリック。
まとめ
今回は、バリュードメインからさくらインターネットへドメインを移行する方法を紹介しました。以前からやろうやろうと思っていたのですが、めんどくさそうな気がして後回しにしていました。実際にやってみると、つまずいた部分もありましたが、意外と簡単。もっとはやくやればよかったです。
最近は、PHPやCGIからメールを送信しようと思っても、スパム判定されるのか相手に届かないことが多い。これらの対策として、メールドメインの設定で、「SPFレコード」や「DKIMレコード」を設定しないといけないのですが、さくらのレンタルサーバーでは、ドメインが別の会社だと設定できなかった。今回の移行によって無事にメールが送信出来るようになりました。
最終更新日 2025-07-17 21:35:52
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最終更新日 2025-07-17 21:35:52 / 投稿日:2025-07-17 21:35:52
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