高温でダニ退治

ダニは60度以上の温度で一瞬で死滅するのを利用し、布団やシーツカバーを高温にし布団のダニを退治する方法を紹介します。

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高温でダニ退治

最終更新日 2021-08-03 19:59

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タンパク質は高温になると変質し固まってしまう性質があります。昔、小麦粉を溶かそうと熱湯と混ぜてかき混ぜたところ、ダマになってしまった経験があります。
タンパク質は生物体を構成する主成分。もちろんダニの体内にもタンパク質があり、高温に弱いんです。
50度の温度の中だとダニは20~30分。60度以上だと一瞬にして死滅してしまいます。そこで今回は、太陽の熱を利用し、布団に潜んでいるダニを簡単に死滅させ、退治する方法を紹介します。

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目次

今までのダニ退治方法は効果がなかった?

今までダニ対策として、布団を干したり、洗濯をしたり、掃除機で吸い込んだり…などといった方法がとられていましたが、ためしてガッテンによると、実はほとんどが効果がないそうです。

洗濯機でダニ退治?

洗濯してもダニは死なないなんとダニは洗剤を溶かした水につけておいても一週間は生きながらえるらしい。なので洗濯した程度ではダニを殺すことはできないそうです。

ただし、ダニの餌となるふけやほこりなどを無くし、ダニの繁殖を増やすのを抑えるには、洗濯はとても効果的だそうです。
実は私は、ダニアレルギーに悩んでいたのですが、1~2週間ごとに布団カバーを交換、洗濯したところ、ピタッとアレルギーが収まった経験があります。

ダニは乾燥に弱い?

ダニは湿度50%以下になると動きが遅くなり、40%以下になるとじっとして動かなくなるそうです。が、死滅することはなく、再び湿度が上がってくると元気に動き回るそうです。
なので、低湿度で退治させるのは無理なんだそうです。

掃除機で吸い込む?

20年ぐらい前、ダニを掃除機で吸い込んで掃除機のモーターの熱を利用してダニ退治する方法が流行りました。が、ダニは爪が強力で、掃除機程度の風圧だとなかなか吸い込むことが出来ないっぽい。
なので掃除機でダニ退治はやはり難しいらしい。

ただし、洗濯機と同じでダニの餌となるフケ、ダニの死骸、ほこり、食べかすなどを少なくし、ダニの繁殖を抑える点ではかなり効果があるそうです。

熱を利用してダニを退治する

ためしてガッテンではダニ博士が登場して、確実にダニを退治するには高温を利用するのが一番だと言っていました。
一般家庭でもできる方法としては、コインランドリーの乾燥機を利用したもの。
乾燥機では60度以上の熱で乾燥させるため、布団の奥まで熱が伝わり、ダニを簡単に退治することが出来るんだそう。

ところが実際にコインランドリーに言ってみるとわかるのですが、布団も入れることが出来る乾燥機って料金がめちゃめちゃ高いんですよね。
それに家族が多いと、利用する量も多くなり、さらにお金がかかる事態に。

太陽の熱でダニを退治する

そこで私が実際に行っているダニ退治は、夏の太陽熱を利用したもの。

2種類のダニ

ダニに刺された痕ダニには大きく分けて、2種類。
1つはフケや布団についた肌の皮を食べる小さなダニ。粉ダニなどです。もう一つはこれらの小さなダニを食料としている肉食のダニ。この肉食のダニは人を刺します。

夏になると数年に1度、ダニに噛まれてしまうのですが、今回の方法でダニ退治を行うと確実にそれ以降ダニに噛まれることはなくなります(効果は1~数年)。
ただし、単に布団を干しただけでは高温にならないので、いくつかアイデアが必要です。

黒い布団カバーを用意する

黒い布団カバーまずは布団に使用しているカバーを黒(もしくは黒に近い紺、茶色)を用意してください。
理由は2つあり、1つはダニの餌となるフケや肌の皮などがわかりやすい点。
基本的に2週間に1回、布団カバーを洗濯、もしくは交換しているのですが、ほこり等が目立ってきたらその時点で洗濯するようにしています。

もう一つの理由が、太陽の光を吸収し、表面温度が(真夏の場合)50度以上に達するため。

黒いシーツをしたまま干す真夏、こんな感じに黒い布団カバーをしたままベランダに干すと・・・

54.4度あっという間に表面温度は54.4度になりました。

ベランダの日陰の温度この日、ベランダの日陰の部分は29.0度。

ベランダの日向の温度日向(ひなた)ではなんと38度を超えました。

68.4度その後、布団カバーの表面温度は68.4度にまで達しました。ダニがあっという間に退治できる温度です。

白や薄い色の布団カバー

色が薄い布団カバーの温度白や薄い色の布団カバーの場合、太陽の光を反射してしまい、同じ条件でもせいぜい36.6度ぐらいまでしか上がりません。

太陽に垂直になるように

垂直の部分の温度また、黒い布団カバーでも太陽光に対して垂直でないと・・・

44.2度あまり温度は上がりません。
50度以上に達しないと、ダニには有効ではありません。

黒以外の濃い色

紺色のシーツカバー黒以外でも色が濃ければ、それなりに高温になります。
ほぼ黒に近い紺、茶色などの布団カバーも効果的です。

日陰

日陰・裏の温度布団の裏側、影になる部分は37.2度。
この温度だとダニは活発に活動してしまいます。

黒いビニールで包みこんでみた

黒いビニールで覆うもし、黒い布団カバーがなくてもごみ袋用の黒の90リットルのビニール袋で包んでやれば高温になります。
シングルベッド用の布団であれば、90リットルのビニール2つあれば覆うことが出来ます。

ビニールの表面温度ビニール袋の表面温度は・・・

69.0度なんと70度近くまで達しました。

温度の推移黒いビニールに包んで1時間毎にウラオモテひっくり返してみました。10分ごとに温度を記録する温度記録ロガーを入れて、ビニールの中がどのような温度になるか記録してみました。

温度記録ロガーは布団の裏側に設置。最初の1時間は裏側なので、20分後45度まで達しましたが、それ以上は上がっていません。
1時間が経過し、ビニール袋を裏返しました。
すると一気に温度は65度まで上昇。ダニが一瞬でいなくなる温度。
更に1時間経過し、裏返しました。
この方法だと、ダニが逃げ場を失うので真夏であれば有効な方法です。

車の中に干す

車内の夏場の温度車の中なら夏場、高温になるのでダニ退治に効果的なのでは?と思ったのですが、意外や意外、車内の温度は最高でも50度程度。
しかも日陰の部分はもっと温度が下がってしまい、あまり効果が期待できません。

コインランドリーの乾燥機を使う

残念ながら今回の方法が使えるのは、真夏の30度を超えるよく晴れた日だけです。もっというと、風が強いとすぐに表面の温度が下がってしまうので、注意が必要です。
ところで、ダニは秋が最も繁殖しやすいのですが、秋だと晴れた日でもなかなか気温が上がらないので、高温でダニを退治するのも難しくなります。

そこでお金はかかりますが、安くダニ退治できる方法を紹介します。

乾燥だけだといくら?

それはコインランドリーの乾燥機のみを使う方法。

コインランドリーの料金実はコインランドリーでは、「乾燥のみ」だと1回100円という破格の安さなんです。

小型の乾燥機だと10分100円。

乾燥だけだと100円中くらいの15kgまでのものの場合、8分100円。

大型ドラム式超大型の22kgまでのタイプは、7分100円。

敷布団の重さは?

敷布団の重さは、約7キロ程度。なので22kgまでの乾燥ができるタイプだと、3枚ほど入れることが可能です。
コインランドリーの乾燥機の温度は80度まで達するので、あっという間にダニを退治してくれるでしょう。

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