電気ポットの白い水垢をきれいにおとすには
Last update 2018-07-06 16:52
15年ほど使っていた電気ポットの底に溜まった頑固な水垢を落としてみました。
ブラシなどでこすっても落ちそうもなかったのですが、新品ほどにまではいきませんが、かなりきれいに落とすことができました。
また、同じように15年ほど使用しているコーヒーメーカーの注ぎ口(?)にこびりついた水垢もきれいに落とすことができました。
Sponsored Link
目次
水垢とは
そもそも水垢とは何でしょうか?水垢は主に発生する場所によって違うのですが、電気ポットやコーヒーメーカーにできる水垢は、自ら沈殿した「石灰」が主成分です。
石灰は「炭酸カルシウム」のことですね。チョークや校庭のライン引きに使われる白い粉です。
アルカリ性なので酸性の水で溶かすことができます。水垢にはクエン酸を溶かした水が有効というのは、ここから来ています。
クエン酸は大量に持っているのですが、今回はドラッグストアなどで売っている電気ポット専用の洗浄剤を使ってみました。
こちらが薬局やホームセンターなどで売っている「ポット洗浄中」。
成分は「ステファミン酸(73%)」「発泡剤(炭酸塩)」がメインで、その他に表面活性剤も含まれているようです。
スルファミン酸はなんぞや、と調べてみたところ、比較的強い酸性の物質で水にもよく溶けるそうです。
というわけで今回はこの「ポット洗浄中」を使ってみます。
果たして15年以上に渡って蓄積視されたポットの底に溜まった水垢がきれいに落ちるのでしょうか?
酸で溶かして落とす
こちらが「ポット洗浄中」の錠剤。
これ1つで2.2リットル(一般的なポットの量)の水に溶かして使うようです。
ただし若干温かい水のほうが効果が高いようで、40度程度のお湯に溶かすといいようです。
私は40度と60度を間違えてしまい、60度のお湯に溶かしてしまいました。(笑)
あたたかすぎたのか、びっくりするほど泡が立ちました。
この写真は泡が落ち着いた状態。実際には爆発したかのような激しい泡が立ちました。
なので、必ず40度以下の水を使ったほうがいいと思います。
もう1つの注意事項としては、蓋を閉めないこと。
気体が発し得して蓋に圧力がかるからかもしれません。
なお、できれば夏の昼間に実行したほうが水が温かいので効果があるかもしれません。
3時間後、中を覗いてみると・・・ん~~。溶けているのかな・・・・
よく見るとなにか白いボヤッとしたものがところどころ浮いています。
水垢が溶けたもの?
12時間ぐらい放置し、いらなくなった歯ブラシで水垢を擦ってみました。
と、ブラシを使っていない水垢に比べ、明らかに薄くなっています。
そのまま念入りに歯ブラシでこすり続けてみました。
すると水が白く濁ってきました。
なお、最近発売されている電気ポットは、表面がフッ素加工されているので、あまり水垢がつかないと思いますが、ブラシなどでこするとフッ素が落ちてしまう可能性があるので説明書を確認してください。
コーヒーメーカーの水垢除去
ついでだったのでやはり15年ほど使っていて、がっつりこびりついたコーヒーメーカーのお湯の注ぎ口のキャップに付いた水垢も落ちるか試してみました。
錠剤を入れた電子ポットの水の中に入れて、一晩おいてみます。
こんなにガッツリとこびりついた水垢が落ちるのでしょうか・・・
水垢を落とした電気ポット
さて、結果はどうなったでしょう?
見事にきれいに落ちました!
まだ若干残っていますが、ほぼ気にならないレベル。
多分、何度か洗浄を繰り返せばこの残った水垢もきれいになるんじゃないかな。
ただ、今回は何度こすってもここまでが限界でした。
もっと効果があったのはコーヒーメーカーの注ぎ口に固着した水垢でした。どうでしょう?
新品並みにきれいになりました。
こちらが洗浄前です。
プラスチックは基本的に塗料や接着剤などがつきにくいので、簡単に落ちたのかもしれません。
まとめ
今回洗浄した電気ポットは2003年製の製品で、最近、最も省エネ効果の高い電気ポットに買い替えたんです。
その後、ヤフオクで新しく購入した2017年度製の電気ポットを探してみたら、ほぼ新品状態のものが3,000円で出品されていました。
なのであまりにも頑固にこびりついた水垢だらけの電気ポットなら買い替えても構わないのでしょうけれど、ものを大切に、の精神で今後も私の部屋用として使い続けていきたいと思います。
まぁ、他のキッチン家電と同じで、構造がシンプルなので壊れることもないと思うんですよね。
関連ページ
最終更新日 2018-07-06 16:52
Sponsord Link
投稿日:2018-07-06 | | |