自作PCの作り方

自作PCの作り方を動画と画像で紹介します。自作パソコンだと、だいたい同じ性能のパソコンの1~数万円安く購入する事が出来ます。意外と簡単に組み立てられるので、初心者にもお勧め。

 
 

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自作PCの作り方

 

 

Last update 2012/01/14 02:21

パソコンを自作しました。
今までWindows XP+Core2Duoだったんですけれど、ハイビジョン動画を編集するのも段々ときつくなってきたので、Windows 7+Core i5で、キューブ型のパソコンを組み立てることに。
今回は組み立てる手順を動画と画像で紹介します。
組み立て自体はすごく簡単。
パソコンは規格サイズが決まっているので、部本の購入さえ間違えなければ、組み立ては30分ぐらいでできちゃいます。
Windowsのインストールも、XPと違ってあっという間に終わるし、自作パソコンに憧れていてもちょっと難しそう。なんて手を出せない人に、イメージが伝われば。と思います。

購入部品

商品名価格
2011年12月時点
説明
P8Z68-M PRO 12,980 マザーボード MicroATX
Windows7 Professional 64ビット DPE版 13,980 OS
Core i5 2500 BOX 16,680 CPU
SilverStone SST-SG02W-F ホワイト 7,680 ケース MicroATX
KEIAN KT-450PS 1,980 電源ユニット 450W
Intel SSD 510 SSDSC2MH120A2K5 17,470 SSD 120GB
DDR3 D3U1333Q-4G DDR3 PC10660 CL9 4GB 2,070 メモリ DDR3-1600MHz 4GB
WH12LS38K 7,780 BDドライブ(書込み対応)
合計 77,390  

ドスパラで同じ性能で出来上がったものを購入すると75,782円だったので、安く組み立てよう。なんて思ったら、ちょっと高くなってしまったわけですが、自作の楽しさ(苦労の方が多い気もしますが・・・)を味わえたので、まぁ、いいかな。と。
ただし、ニトリで購入したパソコンラックに収めたかったので、キューブ型のケースでないとダメなこともあり、ケース代のぶん高くなっても仕方が無いんですけれどね。
(と思ったら、キューブケースのベアボーンが安かったのを今知った・・・・)

パソコンを組み立てる様子を撮影してYouTubeにアップロードしてみました。
詳細は省いてありますが、だいたいこんな感じで組み立てることができると思います。
以下、写真と解説です。

パソコンを組み立てる

ケース

ケースのふたを開けます
まずはケースを箱から出し、ケースを開きます。
今回購入したケースは、MicroATAという割と普及しているタイプの規格サイズでも2番目ぐらいに小さなサイズの製品で、これより小さいMini-ITXもありますが、あまり安い部品がなかったりするので、MicroATAのサイズにしました。
小さいといってもグラフィックボード載せることができるし、PCIスロットもついていているし、USBポートも後ろだけでUSB2.0が4つ。USB3.0が2つ。
さらにeSATAポートも搭載しているので、十分すぎるかもしれない。
自宅サーバーなんかにはMini-ITXがいいと思います。
あとケースは意外にすごく重いので、大きいサイズのケースだと置き場所に困るので気をつけてください。

マザーボード

購入したASUSのP8Z68-M PRO
購入したP8Z68-M PRO
CPUソケットは、LGA1155。
最新のCPU、Core i5やCore i7に対応したソケット。
チップセットは、INTEL Z68。
HDMI 1.4も搭載しているので、3D対応モニターを繋げれば3Dも見ることができます。

フォームファクタは、MicroATAですが、USB3.0もeSATAも搭載していて小さくて機能は豊富といういいとこ取り。
本当はもう一回り小さいMini-ITXも考えたんですけれど、プリンターやスキャナー、iPhoneの充電など結構USB製品を使うのでMini-ITXはUSBポートがちょっとたりないんですよね。
で、3Dも今回のパソコンで実現したかったので、USB3.0に対応していて、なおかつUSBポートが多く、HDMI1.4標準搭載のこの製品に決めました。
日本語マニュアルも搭載しているので、初心者の方でもお勧めの製品です。
値段的にも安からず高からずっていったところですね。
ちなみにUSB3.0は、外付けHDDをつなげて使っているんですけれどめちゃめちゃ速いです。

Z68 Expressチップセットを搭載したMicroATXマザーボード
これがマザーボード本体。
左上にHDDやSSDを繋げるSATAポートがあり、その下にあるのがメモリをはめ込む場所。
メモリも最大4枚搭載可能。
私は4GBのメモリを2枚搭載させて8GBにしました。
もともとWindowsXPの時から4GBのメモリを搭載していたんですけれど、このぐらいになるとメモリ不足に困るってことはないですね。
でも64ビットの8GBのメモリは、その容量をフルに活かしてくれると思います。

私は使う予定はありませんが、PCIスロットも2つ搭載しています。
またグラフィックボードを差し込むPCI-Expressも搭載しています。
P8Z68-M PROをはじめ、Z68チップを搭載したマザーボードはグラフィックボードも内蔵しているので、3Dゲームをしなければグラフィックボードはほぼ不要。
特に私のようにハイビジョン映像を編集する場合は、Sandy Bridgeのクィック・シンク・ビデオを使用すると激速なエンコードができるので、普通の人であればグラフィックボードは必要ないでしょう。

CPU

Core i5 2500
CPUのCore i5 2500です。
このCPUが登場してちょうどもうすぐ1年が経過するんですけれど、2012年の春以降に新型CPUが登場するのではないか。なんて言われていて、ちょっと迷ったんですけれど、新製品を待ってばかりいるといつまで立っても購入できないので、このCPUにしました。
動画をメインに扱うので、Core i3よりも性能がよく、消費電力や本体価格で負担のかかるCore i7よりもi5でいいんじゃないかな。と。
実際動画編集してみましたが、ばっちり高速でした。

角が欠けている差し込んだところ
ロックをする
CPUをCPUソケットにはめ込みます。
はめ込むといってもただ単に置くだけ。
CPUは、角がかけているので向きを間違えないようにしてください。
最後にロックをかけます。

専用のファンを取り付ける4つのピンをとめる
付属のCPUファンを差し込みます。
CPUファンには、4本の足があるのでマザーボードに開いた4つの穴に差し込み、対角線上の2つの足を上から差し込みます。
カチッと言う音がしたら差し込み完了。
残りの2つを差し込みます。

コードを接続したところ
CPUファンの電源コードをマザーボードに差し込みます。
このCPUファン用の差し込み口は、どのマザーボードにもあり、形も同じなのでマニュアルを見なくても迷わないと思います。
ただ、コードが届く向きにCPUファンを取り付けてください。

メモリ

メモリを取り付ける
メモリを取り付けます。
メモリは現在、DDR3 SDRAMという規格がメインです。
写真のようにメモリ側に切り込みがあるので、規格が違うと差し込むことができません。
昔はもっと高かったんですけれど、現在は数千円で購入できるようになりました。

差し込むとロックがかかる
両端を同じ力でぐっと差し込むと、ロックが下がりぴったり収まります。

マザーボードを取り付ける

マザーボードをケースに取り付ける
マザーボードをケースに取り付けます。
キューブ型のケースなのでもっと取り付けに苦労するかな。と思ったんですけれど、意外とすんなり取り付けることができました。

ネジでとめる
ネジを締めます。
ネジの箇所は6カ所。ネジの場所も規格で決まっているので、合わないということはありません。
ちなみにネジは、ケースに大量に付属してくるのでご安心を。

ケースのオーディを端子のコードを接続
ケースの前面についているUSBポートやオーディオ端子などのコードを取り付けます。
これもはやりピンの形状が決まっているので、マニュアルを見て簡単に探すことができると思います。

電源スイッチやリセットコードを接続
ちょっとすごく細かいのですが、電源スイッチやリセットボタン、HDDと電源用のLEDのコードを繋げます。
マニュアルに差し込む場所が書かれているので、場所を確認して差し込みます。

SSD HDDの取り付け

SSDを取り付けコードを差し込む
SSDをケースに取り付け、コードをはめます。
このケースは3.5インチのドライブは横向きにはめ込む珍しいタイプ。ただ、この方が差し込みやすいですね。

BDドライブの取り付け

BDドライブを取り付ける
BDドライブを取り付けます。
BDドライブは、古いパソコンのものを使用しました。
(結局、Widows7と相性がわるいのか、うまくBD-Rに書き込めずパイオニアのBDドライブを買い直しましたが・・・)

SATAコードを接続する
現在はBDドライブもSATAタイプになっているので、コードが細くてすっきりしています。

マザーボード側に接続
マザーボード側にコードを取り付けます。

電源ユニット

電源ユニットを取り付ける
今回購入したキューブケースは、電源ユニットが付属していないので、別途購入しました。
普通たいてい付属していることが多いんですけれど、ちょっと電力に余裕がある450Wのものを購入しました。
かなり安い製品だったのでファンの音が気になるかな。と思ったんですけれど、すごくしずかです。
意外と電源ユニットは壊れやすいパーツの1つなので、安いのはありがたいです。

キューブ型のケースは中身が小さいので、電源ユニットをはずさないと作業がしにくいです。

電源ユニットは意外と見逃しがちなパーツの一つなんですけれど、意外と大事で、電源ユニットにまつわるトラブルは多いんですよね。
まず、電源の容量。
最近のCPUやグラフィックボードは電力を大量に消費するので、最低でも300W。
出来れば400~500Wクラスのものを選んだほうがいいです。
電力が足りないと、急にパソコンが再起動したり、立ち上がらなかったりと動作が不安定になります。

次に注意すべき点は、騒音。
電源ユニットは中にファンを内蔵していて、製品によってはうるさい場合があります。
実はちょっと前にサーバー機も自作したんですけれど、電源ユニットのファンがなにかケーブルに当たっているのか、ものすごい騒音だったんです。
分解して色々いじってみたんですけれど、結局治らず、うるさいまま使っています。。。

3つ目として、意外と電源ユニットは壊れるパーツだということ。
この10年ぐらいの間に、2つほどイカれているので壊れるものだと思っておいたほうがいいかもしれない。

マザーボードへの電源を接続
電源ユニットには、一通りの電源コードが伸びているので、その1つをマザーボードにはめ込みます。
やはり差し込み口は規格で同じになっているので、迷うことはないと思いますが、はずすときは大変そうだな。。。

CPUへの電源コードを接続
CPU用の電源コードを差し込みます。
CPUも電力をかなり消費するので、単独でこのように電源コードがあります。

SSDの電源を接続
SSDの電源を差し込みます。
この電源コードは、SSDもHDDも、BDドライブも同じなので、コードが余裕を持って届くものをはめます。

ケースをはめる
ケースをはめたら完成。

まとめ

機械いじりが好きな男性なら、自作パソコンにあこがれている人は多いと思います。
昔は自作パソコンのほうが安く購入できる。という利点があったんですけれど、ドスパラのようなパソコンショップの独自パソコンなら、値段的にはほぼ変わりなく購入することができますね。
NECやソニーのパソコンと違っておしゃれ感はありませんし、よけいなソフトも入っていませんが、その分安く購入できるし、なんといってもパソコンの改良も簡単なので、今後は今回組み立てたパソコンを元に、部品を取り替えながら使っていきたいと思います。

このあとWindows 7をインストールしましたが、Windowsのインストールも今はビックリする程簡単で、速くなりました。
今はBIOSもマウスが使えるし、USBのマウスとキーボードも対応しています。
インストール時も、LANカード以外は普通に使えて(画面の解像度はちょっと変だったけれど)、ずいぶん楽に進めることができました。
インストールにかかった時間も20分ぐらいじゃないのかなぁ。
とにかく、まだWindowsXPパソコンを使っている。なんて人は、そろそろパソコンを買い換えて、OSを一新してもいいかもしれません。

あると便利

  • ねじ回し(3種類ぐらいあるといいかも)
  • 充電式ドライバー
  • 懐中電灯

ねじ回しは必須です。
ただ、小型の充電式ドライバーがあったほうがいいかもしれない。
意外とネジを外したり締めたりという作業が多いです。
キューブ型みたいな小型のパソコンの場合は、中が暗くて見えない。なんて場合も結構あるので、懐中電灯か携帯のLEDライトがあったほうがいいです。

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