トマトの実がならないのでトマトトーンを使った
Last update 2012/11/14 17:23
ベランダでトマトの栽培を始めて3ヶ月ほど経過しました。
最初の花は結実(けつじつ)して、1つ実がなりました。
トマトは最初の花が結実しないと、その後うまく実がならないそうなので心配だったのですが、ちゃんと実がなり甘い熟したトマトを収穫することができました。(1個ですが・・・)
その後、毎日たくさんの花が咲き続けるのですが、まったく実にならない!
結局最初の花が咲き始めて2か月半ぐらい経過しましたが、今のところ収穫できたのは2本の苗でたった4つ・・・。
苗の購入に2本で500円ぐらい。
植木鉢、土、肥料、そして水道代などを考えると最低でもとんとんになるぐらいの実の量にはなって欲しいのですが・・・。
【 追記 】 2012年11月14日
トマトトーンを使ってからメチャメチャ実がなるようになりました。
11月半ばでもまだまだ実がなっています。
日記の後半にその様子を載せました。
トマトの花はこのように鮮やかな黄色で、1箇所に5つぐらいの花が咲きます。
この5つ、すべて同時に咲くわけではなく、多少時間差があるようで、1つの花はだいたい一週間ぐらい咲き続けます。
その間に風に吹かれたり、指で花を揺すると受粉されます。
そのため、蝶や蜂などが来なくても簡単に受粉されるようです。
が、全然実がつかないんですよね・・・。
ベランダは結構風が吹き付ける場所だし、指で花を触ったりしているのですが・・・。
トマトの実がつかない理由
トマトの実がつかない理由としては、
・気温が高すぎる
・葉や枝が生い茂り過ぎている
・エアコンの室外機の風に当たる場所だとできにくいらしい?
などがあるそうです。うーん。そういえばすべて当てはまるなぁ。(笑)
実がついたか見分ける方法
このように咲き終わった後にヘタになる部分が閉じてしまうと、結実に失敗したみたいで、
逆にこのようにヘタが星のように開いてくれると、結実に成功したことのようで、よーく見ると小さな膨らみがついていました。
花は、意外とたくさん咲くので気がついたら実がついていた。という感じ。
トマトトーン
そこでトマトの実がつきやすくなると言われているホルモン剤のトマトトーンを購入してみました。
この液をトマトの花に吹きかけると、花に養分が運ばれて実がつきやすくなったり成長するらしい。
トマトトーンの使い方
使い方は簡単。
スプレータイプの製品は薄める必要がないので、花をこのように指と指ではさみ
びっしょりになるように吹きつけてやるだけ。
注意する点は、1つの花に対して1回だけ行うこと。
また、開花してから3日ほど経過した花に吹き付けると効果があるそうです。
効果は?
吹きつけた後も特に変化がなく、ほんとに効果があるのかなぁ・・・。と疑問だったんですけれど、トマトトーンを吹きつけて3日後、よく見てみると幾つかの花びらが散った後に小さな実がついていました!
さらに調べてみると、このようにヘタが開ききっているものが数個。
小さな実をつけたのが3個。
これほど効果があるとは!!
トマトの実のなり方
トマトに実がなり、完全に熟すまでは時間がかかります。
実がつき始めると、このように緑色の実が徐々に大きくなります。
1ヶ月ぐらい経過すると、ようやく緑色からオレンジ色に変化し出します。(気温によって違うそうで、普通収穫まで55日ぐらいかかるそうです)
びっくりするほど時間がかかります。
この時触ってみてもすごく硬く、余程のことがない限り穴が開いてしまうことはないと思います。
葉っぱはハモグリバエにやられましたが、実は虫や鳥の被害に会うことはありませんでした。(友人曰く、カラスに食べられることが多いらしい)
が、注意しなければならないのが、実がなりだした状態で水を与えすぎると実の成長に皮が追いつけずに、実が割れてしまうそうです。
かと言って水を与えないと、プランターや植木鉢の場合、すぐに土が乾燥してしまうのでしおれてしまいます。
また、水が少なすぎると皮が硬くなってしまうそうです(水分を閉じ込めておこうとするかららしい)。
トマトの栽培が難しいと言われる所以は、水の管理の難しさかもしれません。
ただ、水耕栽培の場合はこの点がまったく悩む必要がなく、トマトが水耕栽培にむいている所以も、ここにあるのかもしれません。
赤くなり始めてもしばらくはそのままにしておくと(一週間ぐらい)このように真っ赤なトマトになります。
トマトは強い日差しを浴びると熟すようで、なるべく陽が当たるようにするといいそうです。
スーパーや八百屋で販売されているトマトは、まだ赤くなり始めた状態で収穫されるので、たいていは酸っぱいです。
私は酸っぱい食べ物が嫌いなので、トマトを食べるときは大量の砂糖をふりかけるのですが、ベランダで熟すまで放置したトマトはすごく甘いです!
初トマトはピザの上に乗せて食べました。
が、すごい甘い。
スーパーで購入したトマトと大違い!
スーパーで売っているような大きくて傷一つないトマトを作るのは、素人にはほぼ不可能です。が、熟すまで収穫を遅らせる事ができるので、味としては売られているものよりもずっと美味しいです。
上の写真はすべて水耕栽培で育てているトマトです。
植木鉢に植えたトマトは、茎や葉の色が黄色くなってきて花も咲かなくなってきたのですが、水耕栽培のトマトはびっくりするほど生い茂り、花の数も非常に多いので、これからが楽しみです。
もし、トマトに実が付かないと悩んでいる方は、トマトトーンを試してみてはいかがでしょう?
11月を過ぎてもまだ元気なトマト
トマトトーンを使ってから実の成る確率は80%ぐらいにアップした気がします。
また水耕栽培だと、気温が下がりだした11月以降もトマトは元気に育っています。
写真は10月16日のもの。
このようにトマトトーンをかけてやった花は、ほぼ確実に実がなるように。
脇芽もそのままに伸ばしているので、1本のトマトの苗からこんなにたくさんの実がなっています。
写真は11月14日のもの。
最近は最低気温が10度を下回り、最高気温も17~8度にも関わらずどんどん実がなっています。
ただ、気温が低く日照時間が短くなったせいか、青々とした実から赤くなるのに時間がかかるような・・・。
トマトは陽の光を浴びるほど赤くなるようで、以前は真っ赤になるまで熟していましたが、最近はなかなか完熟にはなりません。
また以前は中玉の大きさまでしか大きくなりませんでしたが、最近はスーパーで売っているトマト並の大きさに。
普通は脇芽と言って葉と葉の間から出てきた茎は摘みとってしまうのですが、水耕栽培ではあまりきにせず伸ばしたままでいいということらしいので、伸ばしっぱなし。
その結果、脇芽が伸び放題・・・。
こういう時ベランダの手すりはすごく役に立ちますね。
脇芽を摘み取らないと、1本の苗からどんどん花が咲き、実がなっていきますが、甘みが少なくなっているような気がします。
酸っぱいってわけではありませんが、スーパーで売っているトマト程度の甘み。
甘いトマトを食べたければ、水耕栽培でも脇芽を摘んでなるべく少ない実で勝負するほうがいいかも。
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