トマトの実が大きくならない

ベランダやプランター、水耕栽培で育てたトマトは、実があまり大きくなりません。それに対して畑で育てたトマトはすごく大きくなりました。何が原因なんでしょう。

 
 

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トマトの実が大きくならない

 

 

Last update 2013/08/04 17:52

自家製トマトTOMATOを育て始めて2年目。今年もベランダで育てたトマトの実が、真っ赤に熟しました。
去年は水耕栽培と小さな植木鉢で育てましたが、今年は大型のプランターでもトマトにチャレンジしました。さらに今年はプチトマトにもチャレンジ。
すごく綺麗なトマトの実になりました。

畑で採れたトマトとプランターで採れたトマト水耕栽培やベランダ栽培でトマトを育てていると、1つ疑問が。
大玉トマトを植えたのに、実がすごくちっちゃいんです。プチトマトほど小さくはありませんが、お店で売られている大きなトマトとは大違い。中玉クラスの大きさにしかならないんです。
写真は、左がベランダで採れたトマト。右が畑で育てたトマト。
まったく大きさが違いますが、実はどちらも同じ種類のトマトで、同じ時期に種を蒔いたものです。

畑で採れたトマト畑で育てたトマトはこのようにお店で売っているトマトのように(いや、それ以上に?)凄く大きいです。

大きなトマトの実たまたま大きく実った・・・というわけではなく、全て大きく実ります。

プランターで育てたトマト

プランターで赤くなったトマトこちらはベランダのプランターで育てているトマト。
いっけん大きく見えますが・・・

真っ赤になるが小さい実はこんなにちっちゃい。
ただ、ベランダや水耕栽培で育てたトマトは、水の調節がしやすく、害虫や鳥に狙われにくいため、すごく綺麗なトマトが実ります。
畑だと、ここまで真っ赤なトマトはなかなか出来にくいんです。
当然、食べるとすごく甘いトマトになります。

畑で育てたトマト

畑のトマトはひび割れが多いこちらは今朝、畑で採ってきたトマト。
ここ最近、雨が続いたせいか、水分を吸収しすぎてどれもひび割れてしまっています。
また、真っ赤になると鳥に狙われて、かじられたあとがあるものも・・・。
本来は真っ赤になるまでそのままにしておきたかったのですが、たいていはこれより赤くなると、落ちてしまったり、ヒビ割れからカビが生えたりしてしまうので、もいできました。

トマトの実を大きくさせるには

さて、この結果から分かる通り、トマトの実を大きくさせるには、プランターや水耕栽培のような狭い場所ではなく、無限に広がる広大な土が必要になります。
大きなトマトになるには、「肥料が必要」とか「脇芽を抜く」とかいろいろな意見があるようですが、実は畑の方のトマトは元肥(もとごえ:苗を植えるときに土に混ぜる肥料)をやっただけで、あとは追肥(ついひ:苗が育ってから与える肥料)は一切やっていないんです。
また脇芽欠きはしましたが、途中からほぼ放置。(笑)
なかなか畑にいけないこともあり、ほとんど世話をしなかったにもかかわらず、このように大きなトマトになったんです。

原因としてはやっぱり「土の量」なんじゃないかな。と思います。つまり「根」がどれだけ自由に大きく成長できるか、なのかな。と。
トマトを育てるには、かなり大きなプランターが必要になります。が、大玉のトマトの実には、もっと多くの土が必要なんでしょうね。

プチトマトの違い大玉のトマトだけではありません。
プチトマトも畑とプランターでは、これぐらい差がでます。

プチトマトも大きさが違う体積にして2倍ぐらい有りそうですね。
プチトマトは大玉のトマトに比べ、雨が多い日が続いてもひび割れはほとんどありません。
なので、来年からはプチトマトを中心に育てようかな。なんて思っています。ただ、途中で実が落ちてしまう確率も、畑のほうが多いです。

それと、プランターで育てたプチトマトは、小さい割に甘さもぎゅっと閉じ込められているのか、すごく甘いです。
プチトマトは、大玉のトマトに比べ赤くなるまでの期間がすごく短いし、次から次へと実がなります。
そのため、こまめに畑に獲りに行かないと、どんどん熟しすぎて実が落ちてしまいます。
プチトマトはどちらかと言うと、プランターやベランダ菜園向き。
大玉はやっぱり畑向き、ということになるかと思います。

レタス

畑で育てたレタス畑に向いている野菜はなにも大玉のトマトだけに限りません。
結球するレタスやキャベツ、白菜なんかも畑向きです。
畑で育てたレタスは、お店で売っているように大きなレタスになりますが・・・

プランターで育てたレタスプランターで育てたレタスは、このように丸まらず、とう立ち(花が咲いてしまうこと)してしまいました・・・。
ベランダで育てた白菜も同じように結球しないまま終わってしまいました。

まとめ

やっぱりベランダやプランターで野菜を育てても、「観賞用+少しは食費の足しになる」レベルで終わってしまいますが、畑で育てると、食べきれないレベルまで達することができます。
うちの畑は、20mx30mほどの小さな土地ですが、それでもびっくりするぐらいの量の野菜が取れます。
またベランダやプランター、そして水耕栽培と違い、水やりなどはほとんどしなくてもいい。というメリットがあります。
ただし、雑草を常に除去しなければならず、キャベツや青野菜などは青虫やアブラムシ対策として、農薬が不可欠です。
やっぱりたくさん収穫するためには、それなりに苦労しなくちゃならないんだなぁ。というのが、畑仕事をしていると常々感じます。
その分、畑で野菜が収穫できた時の喜びは、ベランダなどとは比べ物にならないぐらい大きいんですけれどね。

もし、大玉のトマトにチャレンジしたいのであれば、畑かもしくは少しでも土地があれば、庭の大地でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。