ネームサーバーの変更と反映時間

先日、レンタルサーバーを変更しようとKagoyaからさくらレンタルサーバーに変更。が、さくらへはすぐに切り替わったものの、Kagoyaに戻そうとしても戻らなくなりました。ネームサーバーの変更と反映時間

 
 

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ネームサーバーの変更と反映時間

 

 

Last update 2013/12/01 02:20

レンタルサーバーを変更するときに、最も頭を悩ますことのひとつに、ネームサーバーの変更と反映時間(浸透)があります。
サーバーのIPアドレスは、レンタルサーバー、正確に言えば契約したサーバーマシンごとに違うので、ネームサーバーにそのことを伝え、変更しなければなりません。
契約しているドメイン管理会社の設定を変更するだけでなく、ネームサーバーは世界中のあっちこっちにあるので、すべてのネームサーバーが変更されないと、いつまでたっても古い方のレンタルサーバーにアクセスするようになってしまうわけです。

このページでは、ネームサーバーの反映時間が長くなった経緯と、解決策を紹介していますが、非常に長くなってしまったので、手っ取り早く結果だけを知りたい人は、解決策へ。
どのような経緯をたどったのか、から読みたい人は、経緯からお読みください。
DNSってなに?ネームサーバーってなに?のレベルから知りたい人は、このままお読みください。

ネームサーバーとは?DNSとは?

もう、他のサイトで詳しく解説されているので、詳しくは書きませんが(私も素人レベルだし)パソコンやスマートフォンなどは、基本的にはドメイン(www.yahoo.co.jpなど)ではアクセスすることは出来ません。
www.yahoo.co.jpであれば「124.83.187.140」のようなIPアドレスでないと、居場所がわからないわけです。
そこでパソコンでは、www.yahoo.co.jpにアクセスする場合は、まずとあるネームサーバーIPアドレスを問い合わせるわけです。
これは携帯電話の電話帳に似ていて、電話帳に記録されている「鈴木太郎」を選択すれば、メモリに記憶されている電話番号が呼び出され、操作する人は電話番号を知らなくても電話をかけることができますが、ネームサーバーは電話帳のメモリやその仕組みに該当します。
電話番号もIPアドレスも、数字の羅列なので「124.83.187.140」がヤフーのアドレスですよ。と言われても、暗記できる人は殆どいないでしょうし、1文字数字が違っただけで別のサーバーにアクセスしてしまいます。これは電話番号でも一緒ですね。

このような仕組みをDNSといい、ドメインとIPアドレスに組み合わせを記憶していて、問い合わせたら即座に返答するサーバーを「ネームサーバー」とか「DNSサーバー」とかいいます。
URLを入力してエンターキーをクリックすれば、一瞬で表示される色々なサイトのページも、裏ではこのような複雑なやりとりをしているわけですね。
実際にはすごく高速でやりとりされるので、あたかもドメインを入力すれば、そのページが即座に表示されるようにみえるんですね。

まずはパソコン内のデータを調べる

ただ、毎回毎回ヤフーのページにアクセスするたびにいちいちこのようなやりとりをしていたら、ネームサーバーもパソコンも負担がかかってしまいます。
そこで、パソコンでは一定時間、このドメインとIPアドレスの組み合わせをハードディスクやメモリに記憶しておいて、2回目以降そのドメインにアクセスする時は、まずパソコン内にそのドメイン情報が保存されていないか、確認し、保存されていたらいちいちネームサーバーに問い合わせないで、直接パソコンでIPアドレスに変換してアクセスします。
この保存されたデータを「キャッシュ」などと呼んだりします。

次はプロバイダーのネームサーバーに問い合わせる

さて、訪問したいドメインやページがパソコン内に保存されていなかった場合はというと、次は加入しているプロバイダーのネームサーバーに問い合わせます。
「www.yahoo.co.jp」にアクセスしたい時は、「yahoo.co.jp」のネームサーバーに聞きに行かずに、まずは加入しているプロバイダのネームサーバーに問い合わせます。

例えば「ビッグローブ」や「ソネット」がプロバイダーですが、これらのプロバイダーには加入者が数万人から数十万人いるため、いろいろな人が色々なドメインにアクセスしています。
そこで、プロバイダーではパソコンと同じように、一定時間の間、このドメインとIPアドレスに組みわせのデータを保存しておき、契約者のパソコンから問い合わせがあった時は、プロバイダーのネームサーバーの保存されたデータを調べ、もし、該当するドメインとIPアドレスの組み合わせがあれば、いちいち調べにいかずにこのデータに保存されたIPアドレスを返します。
1つのプロバイダーにはウン十万人の加入者がいるため、プロバイダーのネームサーバーにも非常に沢山のドメインとIPアドレスのデータが、随時蓄積されているはずです。

このように、実際には色々なところにデータを保存しておき、負荷を分散しているわけですね。

YahooBBのDNSサーバーアドレス新しくインターネット回線を引いた時に、接続用の設定で「DNSサーバーアドレス」を入力した記憶がある人もいるでしょう。
インターネット用のプロバイダーに契約すると、必ず契約書に2つ、DNSサーバー(もしくはネームサーバー)のIPアドレスが表示されていると思います。

画像はYahoo!BBのもの。
ルーターの設定画面を調べてみると、このようにネームサーバーの入力欄が埋まっていると思います。

さて、このようなDNSの仕組みのおかげによって、利用者は複雑なIPアドレスを覚えなくてもアクセスでき、また、パソコンやプロバイダーのネームサーバーなど色々な場所にドメインとIPアドレスにデータが保存されることによって、より即座にIPアドレスを変換できるわけですが、逆にデメリットもあります。
それが今回私が2~3日眠れない憂鬱な日々を過ごす結果になった、ドメインの変更による反映と浸透です。

レンタルサーバーを変更したものの

それまで私はKagoyaレンタルサーバーを使っていました。
Kagoyaを選んだポイントとして、専用サーバーにもかかわらず、月額3,864円(1年一括払い)という驚異的な安さだった(普通は最低でも8~15万円ぐらいはする)点でした。
初期費用9,450円と合わせても55,818円。2年目以降は1年間46,368円
色々なレンタルサーバーを調べたのですが、専用サーバーでこの価格は、他のところの半額に近い価格だったんです。
当時、私のサイトはすべてのサイトのアクセス数の合計が1日4~5万PVに達して、夜20時以降にもなると、ページが表示されるのに20秒から1分ほどかかっていたのです(ロリポップの数百円のレンタルサーバーを使っていた)。
今後もどんどんPVが増えそうだったのと、SEOでページの表示される時間もgoogleでは影響させるという発表があり、どこか安いサーバーに変更する必要性にかられていました。
今では1日4~5万PVクラスは個人サイトでも当たり前とわかりましたが、当時の私は「こんなアクセス数、専用サーバーでなければ契約を打ち切られてしまうかもしれない!」と思って、専用サーバーを探しました。が、どこも8万円以上で個人の運営サイトとしてはとても手が出せる範囲ではなかったんです。

カゴヤの専用サーバー

1日の転送量が144GBに達したところがKagoyaでは専用サーバーでも初期費用を含め、5万円台と知り、即座に契約しました。
で、1年後・・・
素材や音楽、動画を配布するサイトなども趣味で立ち上げ、PVはうなぎのぼりに上がり、たまにYahoo!ニュースなどで私のサイトの1つが紹介されたりすると、一気に20万PVまで跳ね上がった日も出てくるようになりました。
Kagoyaではとくに転送量制限は設けていなかったんですが、今後は、転送量をオーバーした場合は追加料金を支払わないと、アクセス制限を設ける、とのお達しがありました。
で、その追加料金っていうのがべらぼーに高くて、このままだと月1~2万ぐらいの追加料金が発生しそうになってきました。

先日は、1日の転送量が144GBを超えてしまいました。現在は、見えない画像は読み込まない設定に変更して、転送量を抑えることに成功したものの、それでも1日50~60GBに達します。

そこで今度は専用サーバー云々というのではなく、転送量でレンタルサーバーを探しました。
すると・・・
さくらのレンタルサーバがかなり転送量が緩い・・・らしい。
さくらのレンタルサーバでは、転送量の目安として、

プラン 転送量目安 価格
ライト 40GB/日 125円/月
スタンダード 80GB/日 500円/月
プレミアム 120GB/日 1,500円/月
ビジネス 160GB/日 2,500円/月
ビジネスプロ 200GB/日 4,500円/月

こんな感じ。これなら、アクセスが跳ね上がってもビジネスプランでいけそうだ!
さくらのレンタルサーバでは、お試し期間があるので、さっそく申し込んで、FTPでファイルをアプロードして・・・、準備万端で最後にネームサーバーを切り替えました。
Kagoyaからさくらレンタルサーバに切り替えた時は、即座に浸透したらしくて、すぐさまさくらレンタルサーバの方にアクセスが来るようになりました。

503エラー?!

Service Temporarily Unavailable 503エラーと、ここで大問題が発生、さくらのレンタルサーバにネームサーバーを切り替えたのが、午前10時半頃。
その後、PHPなど多少修正が必要なことが判明して、修正していました。
私のサイトはほぼ、静的なファイルで公開していたため、ブログの更新や画像のアップロードに私がPHPを使う程度で、それほど修正は急ぐこともなかったのですが、修正したPHPにアクセスすると、503エラー(Service Temporarily Unavailabe)や500エラーが表示されました。
調べてみると、さくらのレンタルサーバではPHPはCGIとして動くので、スクリプト上にエラーがあるとCGIのように500番や503番を返すということがわかりました。
が、いくら修正してもエラー表示が直りません。
そこで、PHPの全部を消して、白紙のページにしてアクセスしてみると、やっぱり503が表示される!?

さらに調べてみると、パーミッションがおかしいとこのようなエラーになる場合がある、と。
FTPでパーミッションを確認。ところがパーミッションもおかしくありません。
google先生に聞いてみると、なんとなんと「さくらのレンタルサーバは、アクセスが集中すると503エラーが頻発する」という結果が大量に返ってきました。

「うーん。午前中の11時のそれほどアクセスがない状態で、こんなエラーが頻発するようなら、さくらのレンタルサーバはダメだなぁ。
また別の所を探さないとなぁ」

ここまではそれほどこの後深刻な事態になるとは予想もしていませんでした。
単に、ネームサーバーの情報をもとに戻すだけ。
そう思いながら、新たなレンタルサーバー先を探すと同時に、ネームサーバーをKagoyaのものに戻しました。

ネームサーバーのデータが反映されない!!

ところが、自体は非常に深刻でした。
というのも、ネームサーバーのドメインをKagoyaのものにもどしたものの、いつまでたってもさくらのレンタルサーバーからKagoyaに戻らないんです。
ネームサーバーの反映には、24時間から72時間かかるとよく言われているので、もう少し様子を見てみようと、新たなレンタルサーバーを検索しつつ、放置していました。

さくらのレンタルサーバに移行後のアクセス503エラーによるアクセスの低下は、とたんに現れてきました。
画像は、Kagoyaからさくらのレンタルサーバーに移行した時の、google Analystの時間別のアクセス状況です。
朝5時頃から夜の11時頃にかけてアクセス数はゆるやかに増えていくのですが、さくらのレンタルサーバーに変更した日は、変更後それ以上アクセス数が増えません。増えるどころか減っています!

前日との比較赤色のラインが前日のもの。
ブルーのラインが移行した日のものです。このように歴然とした差がついています。

アクセス数の変化その後はこんな感じ。
27日の時間帯によるアクセス数に、26日のものを重ねてみると、このような差がついています。
実際には、午後2時頃、慌ててKagoyaに戻したものの、ネームサーバーのデータがいつまでたっても反映されず、さくらの方にアクセスが集中してしまい、思うようにアクセス数が伸びていきません。
まぁ、数時間たてば治るだろう、と睨んでいましたが、この状況はその後2日間続くことになります。

ネームサーバーの更新 反映時間はどれくらい?

さて、このような現象になった原因を調べたのですが、ネームサーバーの反映には24~72時間かかるから、それまで待つしかない。とか、TTLの値を小さくする、とか決まりきった内容のページしかヒットせずに、オロオロするばかりでした。
実際には、私が使っているVALUE DOMAINのネームサーバーのデータや、上位レジストラへのデータ反映は済んでいる(と、思われる)のですが、最初にDNSとは?で書いたように、訪問者のパソコンや訪問者が加入しているプロバイダーのネームサーバーの私のドメインのデータが、さくらのレンタルサーバーになったままでいる、というのが原因だというのがわかってきました。
つまりみんなのパソコンやプロバイダーの保存してあるデータ(キャッシュ)がなかなか書き換わらない、と。

自宅サーバーで公開していた頃

本当に24時間から72時間も浸透には時間がかかるのでしょうか?
実は最初は、私は自宅サーバーでサイトを公開していました。
色々なサイトを立ち上げるにあたって、VALUE DOMAINで独自ドメインを取得したのですが、VALUE DOMAINのネームサーバーに私のパソコンのIPアドレスを登録することによって、レンタルサーバーを借りずとも独自ドメインでなおかつ、自宅サーバーでサイトを公開することが出来ました。
ところが、震災によって計画停電が予定され、そのたびに2~4時間停電してしまうと、その時間のアクセスが全くなくなるので、レンタルサーバーを借りるようになった、という経緯があるのです。
で、自宅サーバーだとご存知のようにIPアドレスは頻繁に変わります。
その当時は、頻繁にルーターがハングアップしていたので、再起動するたびにIPアドレスが変更になっていました。が、たいてい数分から数十分でネームサーバーのデータが更新され、すぐに新しいIPアドレスになってもアクセスが落ちることはありませんでした。
今までの経験上、IPアドレスを変えても24時間もかかることはまずありません。
ところが、今回は24時間どころか、48時間経過してもさくらのレンタルサーバーにアクセスがあります。

検証してみる

PHPで出力サイトにアクセスしただけでは、このページがさくらのレンタルサーバーのものなのかKagoyaのものなのかよくわからないので、PHPで簡単に判明する物を作りました。

 <?php
print $_SERVER['SERVER_ADDR'] . ":" . gethostbyaddr($_SERVER['SERVER_ADDR']);
print "<br>";
print date("Y/m/d H:i:s");
?>

このようなPHPで作成したページをどちらのサーバーにもアップロードし、パソコンからアクセスしてみます。
簡単にこのPHPの動作に説明すると、

$_SERVER['SERVER_ADDR']:PHPが実行されたサーバーのIPアドレスを返す
gethostbyaddr($_SERVER['SERVER_ADDR']):PHPが実行されたサーバーのドメインを返す
date("Y/m/d H:i:s"):2013/11/30 21:28:03 のような日付と時間を返す

つまり、このPHPにアクセスすると、どのレンタルサーバーなのかがわかるというわけです。

この時は、さらにXServerというレンタルサーバーもお試しで契約していたので、3つのレンタルサーバーにこのPHPプログラムをアップロードして検証してみました。
すると、どういうわけか私のパソコンでアクセスすると、はじめは「XServer」のドメイン、IPアドレスが表示されたのですが、1~2時間経過するとまたさくらの方が表示されてしまいます。

なるほど、私が契約しているYahoo!BBのDNSサーバーでは、まだちゃんと更新されていないんだな。と睨んだ私は、HTMLの構文をチェックできるサイトを幾つか探し、そのサイト経由で先ほどのPHPのページにアクセスしてみました。

xserver.jpになっているすると、とあるHTML構文チェックサイトでは、「xserver.jp」と表示されていました。

別のチェックサイトではsakuraだったところが、別のサイトのHTML構文チェックページでは、「sakura.ne.jp」になっています。

ほかのサイトではxserver他のところではたいていXServerのように表示されていました。
が、私のパソコンではいつまでたっても「さくらのレンタルサーバ」の方にアクセスしてしまいます。

今度はスマホ(SoftBankとドコモ)でこのPHPプログラムにアクセスしてみると、やはりどちらもさくらのレンタルサーバの方にアクセスしてしまうではありませんか。

nslookup

nslookupでネームサーバーを調べるさらにいろいろ調べてみると、Windowsのコマンドプロンプトで「nslookup」というものを使えば、調べたいドメインのネームサーバーを調べることが出来、TTLなんかも調べられるとわかり、さっそく調べてみました。
すると、やはりネームサーバーはさくらの「ns1.dns.ne.jp」になっていました。

nslookupでネームサーバーを調べるただ、時間を開けて調べると、「xserver」のものになっていたり、もう何がなんだか分からない。(笑)

解決方法

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、同じような悩みを抱えている人は多いようで、「いつまでたってもネームサーバーのデータが反映されないよ~」と質問している人がいくつかありました。

ベテラン勢の回答として、最悪1週間ぐらいかかることもある、と。
また、質問している人も、1週間経過したけれど古いレンタルサーバーの方にアクセスが来る。という人もいました。

そもそもネームサーバーを変更するとは?

さて、結論から言ってしまうと結局解決したのですが、以下に紹介する2つのことを実行したら解決しましたんですが、どっちが有効だったのかはわからないんです(笑)
ただ、どちらかによって解決したのは間違いありません。
その1つが、TTLを書き換えたです。
TTLの変更の様子に行く前に、そもそもネームサーバーのデータを変更する、とはどういうことなのでしょうか?
VALUE DOMAINを例に解説したいと思います。

レンタルサーバーのネームサーバーとドメイン管理会社のネームサーバー

さて、そもそもネームサーバーの変更とか、データの更新とか、具体的にはどういうことなんでしょう?
とあるドメインを取得(ここでは「example.com」とする)した場合、http://example.com/のIPアドレスは「123.45.67.89」ですよ。と、ドメインを取得した(ここではVALUE DOMAIN)の設定画面に登録しなければなりません。
方法は2つあって、1つは、VALUE DOMAINの「DNSレコード」と呼ばれるものに、サイトのWebサーバーのIPアドレスを登録してしまうこと。
この場合、ネームサーバーにVALUE DOMAINのものを指定することで実現します。

DNSレコードの更新

DNSレコードVALUE DOMAINにログインし、メニューから「DNSレコード/URL転送の変更」をクリックします。

サーバーのIPアドレスを入力仮にここでは、「example.com」のWebサーバーのIPアドレスを「123.45.67.89」と仮定すると、設定は

a * 123.45.67.89

となります。これは、「www.example.com」も「abc.example.com」も、「123.45.67.89」にアクセスさせる( * が「www」「abc」のようなサブドメインに該当する)設定です。

TTLを変更そのまま下にスクロールすると、「TTL(キャッシュする時間)」があるのですが、VALUE DOMAINではデフォルトで120秒になっています。
「保存する」をクリックすると、ネームサーバーの更新が行われます。
1つがこの方法。
この方法の利点は、自宅サーバーで運営していて、自宅サーバーではDNSサーバーがない場合、DNSサーバーをVALUE DOMAINに肩代わり(?)してもらうこと。
DNSサーバーはIPアドレスはコロコロかわってはいけないため、自宅サーバーでDNSサーバーを運営するのは好ましくありません。そこで、VALUE DOMAINのようなドメイン管理会社のものを使うわけです。
いちいちIPアドレスが変更になるたびに、設定するのは面倒なので、スクリプトで更新できるようになっています。

私の場合は、cronで現在のIPアドレスを調べ、変更があったらVALUE DOMAINの指定したスクリプトにIPアドレスを飛ばすプログラムを作成して自動実行させていました。(自宅サーバー運営時)

ネームサーバーの変更この場合、ネームサーバーの指定に、VALUE DOMAINのものを使います。
まず、メニューから「ネームサーバーの変更」をクリックし、

ネームサーバーのドメインを入力「当サービス内のネームサーバーをご利用になるにはここをクリックしてください」という部分をクリックすると、自動的にネームサーバーがVALUE DOMAINのものが入力されるので、あとは「保存する」をクリックします。

WebサーバーのIPアドレスを調べるには

さて、では、WebサーバーのIPアドレスはどこで調べればいいのでしょう?

さくらのレンタルサーバの場合

サーバー情報の表示さくらのレンタルサーバの場合は、メニューの「サーバー情報の表示」をクリック。

さくらのサーバーのIPアドレスを調べる契約したレンタルサーバーのIPアドレスが表示されるので、ここに書かれているIPアドレスをVALUE DOMAINのDNSレコードに入力します。

カゴヤの場合

KagoyaのサーバーのIPを調べるKagoyaの場合、ログインしたら「システム」の「Webサイト」をクリックし、「サーバー情報」をクリックします。

KagoyaのサーバーのIPを調べるするとWebサーバーのIPアドレスが書かれています。

XServerの場合

XServerのサーバー情報をクリックXserverの場合、ログインしたら「サーバー情報」をクリックします。

XserverのサーバーのIPアドレスを調べるするとこのようにIPアドレスが書かれています。
さくらのレンタルサーバは、サーバーマシンの搭載メモリが18GBでしたが、XServerは24GBのようですね。

ロリポップのサーバーのIPを調べるロリポップの場合は、管理画面にログインするとサーバーのIPアドレスが記載されています。

レンタルサーバーのネームサーバーを使う

上で紹介した直接WebサーバーのIPアドレスをドメイン管理会社の設定画面で設定し、ドメイン管理会社のネームサーバーを使う方法もいいのですが、もしかしたら、レンタルサーバーが勝手にWebサーバーのIPアドレスを変えてしまうかもしれません。
あるいはWebサーバーを複数用意しておいて、負荷を分散させたい場合など、レンタルサーバーを変更する以外に、WebサーバーのIPアドレスがコロコロ変わった場合、上記の方法ではいちいちそのたびに設定を変更してやらなければなりません。

ロリポップのプライマリーネームサーバーそこでドメイン管理会社の設定画面で、Webサーバーのレンタルサーバーが用意してあるネームサーバーを指定することもできます。
どのレンタルサーバーも、独自ドメインの設定画面でそのレンタルサーバーが運営するネームサーバーのドメインやIPアドレスを調べることができるので、それをドメイン管理会社の設定画面で指定します。
画像はロリポップのネームサーバーです。
最低でも2つ、プライマリーネームサーバーとセカンダリーネームサーバーがあると思います。

VALUE DOMAINのネームサーバーの設定画像はドメイン管理会社「VALUE DOMAIN」のネームサーバーの設定画面。
このようにレンタルサーバーが運営するネームサーバーを指定して、保存します。

以上の2つの方法があるのですが、今回、私の場合は、どちらも試したのですが一向に反映されません。
うーん。困った。。。

TTLを変えてみた

VALUE DOMAINのTTLは、デフォルトで120秒になっていて、すごく短いです。
これは、各ネームサーバーに「example.com」のIPアドレスは「123.45.67.89」だけれど、もしかしたらIPアドレスが変わるかもしれないので、最低120秒を超えた場合は、また問い合わせてね。という設定になります。
基本的にサーバーのIPアドレスはコロコロ変わるものではないので、120秒では短すぎるかと思います。
ただ、自宅サーバーを立ち上げている場合、コロコロIPアドレスが変わる可能性は否定できません。おそらくVALUE DOMAINではそういったユーザーを考慮して120秒という短時間にしているんだと思います。
つまり、私の取得したドメインは、120秒が経過したらそれまでのIPアドレスのデータは破棄して、また新たに取得してくれ。という設定のはずなのですが・・・

TTLを変更VALUE DOMAINでは、「DNSレコードの設定」でTTLを確認できます。
デフォルトで120秒が設定してあるのですが、「TTL設定は詳しい方のみご変更ください。通常は変更する必要はありません」なんて書かれているし、この部分はいじらなかったんです。
その後、もう何をやってもさくらのレンタルサーバーからKagoyaのWebサーバーのIPアドレスにならないので、もうやり尽くした。
一応、TTLも変更してみるか。っというような藁をも掴む気持ちで120秒から130秒に変更してみたんです。
すると・・・
その後、ぱたっとさくらのサーバーへのアクセスがなくなった、というわけです。
原因はよくわかりません。(笑)

ネームサーバーの変更でさくらのネームサーバーを指定していたここからはあくまで私の憶測ですが、VALUE DOMAINの「ネームサーバーの変更」で、まずは「さくらのネームサーバー」を指定したんです。(画像参照)
もしかしたらさくらのネームサーバーは、TTLの値が24時間とか48時間とか、あるいは72時間とか長い設定になっていたのかもしれません。
そのため、さくらのネームサーバーを指定した時に問い合わせてきた各プロパイダーのネームサーバーは、さくらのIPアドレスを記録すると同時に、次の更新は48時間後。というTTLも記録してしまい、なかなかプロバイダーのキャッシュが更新されなかったのかも??

カゴヤのネームサーバーを指定したがその後、さくらのレンタルサーバーからKagoyaのレンタルサーバーに戻し、VALUE DOMAINの「ネームサーバーの変更」で、カゴヤのネームサーバーを指定したのですが、いつまでたっても反映(浸透)されないと・・・
更に、その後、XServerがいいと聞いて、XServerと仮契約をしてファイルをアップロード。
すべて準備が整って、今度はネームサーバーをXServerのものに変更したのに、やはり反映されず・・・

2日ほど経過して、「もう、TTLを変えるしかやってないことはないなぁ。」と藁をも掴む気持ちで120秒から130秒に変更したら、急に反映(浸透)された、と。

パソコン上のDNSのキャッシュを削除する

上の方法が1つ。そして、そのちょっと前に、パソコンのDNSキャッシュを削除する方法もわかったので実行していました。
というのも、先ほどPHPページにパソコンからアクセスすると、さくらのサーバーのドメインが表示されるけれど、HTML構文チェックページからアクセスすると、ほとんどがXserverのドメインが表示されるんです。
また、IP ホスト名変換ページで調べてみると、ちゃんとXserverのIPアドレスが表示されるんです。

powershellを開始コマンドプロンプトを立ち上げ、「powershell」と入力し、エンターキーを押します。
するとコマンド受付がちょっと変わります。(画像参照。先頭にPSと表示されている)

Get-DnsClientCacheこの時、「Get-DnsClientCache」と入力し、エンターキーを押すと、パソコンに保存されているDNSのキャッシュのリストがズラーっと表示されます。

Clear DnsClientCacheこのキャッシュを一掃するには、「Clear-DnsClientCache」と入力し、エンターキーを押します。

exitで終了PowerShellモードから抜け出すには、「exit」と入力し、エンターキーを押してください。

もしかしたら、私のパソコンでは古いIPアドレスをいつまでも記憶してしまっていて、ずっとパソコン内に保存されたさくらのネームサーバーのIPアドレスの方にアクセスしてしまっていたのかもしれません。

まとめ

結局原因はよくわかりませんが、「TTLの値を変えた」「パソコン内のDNSキャッシュを削除した」の2つを実行後、その後はさくらのレンタルサーバーにアクセスすることはなくなりました。

さくらのレンタルサーバーの転送量が0.4MBになっていた解決したのは29日でした。
さくらのレンタルサーバーの転送量を確認していると、30日の転送量はたった400.5KB。つまり0.4MB。
GBで表示するとすると、0.0004GB。(笑)

XServerの転送量は35.78GBにXServerの転送量を確認してみると30日は、35.78GBでした。

KaGoYaの転送量は2.3MBにカゴヤのレンタルサーバーの転送量を確認してみると、2.3MB。つまり、0.0023GBでした。

ネット上のサーバーやデータのことを「クラウド(雲)」と表現することがありますが、ネームサーバーに関しては本当に「雲をつかむ」感じで、やきもきしどうしでした。
まだ個人サイトだったからよかったものの、企業サイトやお店などだったら大被害だったでしょうね。
私もSEO的にまずいんじゃないかと、気が気ではありませんでした。
昔だった、よーし、徹底的に勉強してやるか!とか、原因を追求してやるぞ!なんて思っていたかもしれませんが、あいにく私はもう、サーバーやプログラムには興味がなくなりました。(笑)
それよりもそれらの技術を使って、どう自分のしたいこと、表現したいことをインターネット上で公開するか、の方に力を注いだほうが楽しい。と気が付きました。

でも、今回は久々に昔、プログラムやサーバー運営に熱を上げていた頃を思い出して、ちょっぴり懐かしい気分に浸りました。

参考にしたDNSサーバー関連