蛇口の上から水が漏れる パッキンの交換の仕方
Last update 2018-12-29 19:56
意外と多い、水やお湯を出すと水道のバルブあたりからちょろちょろと水が漏れる現象。
今回は、元水道修理屋だった私が紹介する、水栓用蛇口の上部パッキン(三角パッキン)の交換方法を紹介します。
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古くなってくると見かけることが多い、蛇口の上の方(バルブの根元付近)からの水漏れ。
特徴としては水を出すとちょろちょろと漏れだし、水を止めるとここの漏れも止まります。
ここの水漏れの原因は、上部パッキン(三角パッキンとも呼ぶ)の劣化です。バルブにこすられて日に日に劣化していくので、10年以上経過したこのタイプの蛇口はどうしてもここから水が漏れるようになってきます。
私の経験では、何年も使われていない蛇口をいきなり使うと、バルブとパッキンが固着し、パッキンが敗れて水が溢れてくる。という現象も多いです。(止水栓とか)
今回は素人でもできる、上部パッキンの交換方法です。
パッキンの交換方法
必要なもの
・カッター
・プラスとマイナスドライバー
・プライヤー(写真の一番右)
・ラジオペンチがあれば
また、パッキンは
です。プライヤーは安いやつでも構いませんが、ウォータポンププライヤのような本格的なものが1つあると、色々な水栓用具の修理に使えて便利です。
パッキンは13ミリのものを購入してください。業務用の蛇口に用いられる20ミリもあるので、間違えないように。
また、基本的にこのタイプの水栓金具は、パッキンの形状はほぼ同じ。
ただし、シングルレバーやセラミックバルブタイプの水栓金具は、全く仕組みが違うので注意してください。
・シングルレバー → レバーを上下に動かして吐水・止水する(台所で使われる)
・セラミックバルブ → バルブを90度回すと吐水・止水する
今回紹介する蛇口は、くるくる何度もひねって吐水・止水するタイプの水栓金具です。
水栓金具の分解
目隠し用のキャップを外します。このタイプはカッターで隙間に差し込んでやれば外れます。
小さなマイナスドライバーを差し込んで外すタイプも有ります。(大抵小さな穴がある)
中にワッシャーとネジが隠れているので、外します。
この時ネジ山を潰してしまうと、最悪蛇口ごと交換しなければならないので注意。
ネジとワッシャーを外したら、アクリルハンドルを外します。
古い蛇口はハンドルがスピンドルにくっついて外れにくい場合があります。その場合は、動画のようにハンドルをしたからコンコン叩いて刺激を与えると、そのうち外れます。
なお、ハンドルを交換する場合は、TOTO Webストアなどで売っています。
プライヤーでカバーナットを外します。
たいてい真鍮の柔らかい素材なので、傷つきやすいので注意。
古い座金は水栓金具に埋まっているので、取り外したハンドルをいったん戻し(ネジは閉めなくてOK)、少し水を出すと浮かび上がってきます。
あとはマイナスドライバーで外してやればOK。
水漏れの確認
交換ができたら、ネジで止める前にハンドルをいったん差し込み、水を出してみて水漏れがないか確認してください。
ついでに掃除
ハンドルを外したのならば、どうせならハンドルで隠れている部分を磨いてしまえば
完成
交換が完了したら、あとは逆の手順で組み立てていきます。
漏れる場合は、すぐに水が染みてきます。
乾いた指でハンドルの下あたりをなでて、指に水がつかなければ大丈夫。
なお、ナットカバーはあまり強く締めると、ハンドルが固くなるので注意。また逆にゆるすぎると新しいパッキンでも水が漏れるので、この辺は感覚で締めてください。
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最終更新日 2018-12-29 19:56
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投稿日:2016-09-05 | | |