照明を節電して電気代を減らす
Last update 2012/06/01 00:00
インバーター蛍光灯の取り付けと交換でも書きましたが部屋の蛍光灯の明かりをインバーターに取り替えました。
今までは3本の直管の昔ながらの蛍光灯でしたが、この時は3本のうち1本しかつけていませんでした。
インバーター蛍光灯の特徴として明るさの調節が自由自在でチラツキがなく同じ電力で2倍ほど明るいと言われています。
で、インバーターにして明るい照明に慣れてしまったら、明るいほうが目が疲れないことに気が付き、常に明るさは最大状態で使っていました。
インバーターは省エネなんですけれど、それでも明るさを最大にしていると60~70Wほどの電力を消費します。
また私の部屋は昼間でも少し薄暗いので、昼間でも明るさを最大にして使っていました。
部屋にいる時間は1日のうち約13~14時間ぐらいですが、寝ている時をのぞいた5~6時間はシーリングライトを最大でつけっぱなしでいるわけです。
仮に電気代を1時間あたり1000Wで22円で計算すると、この部屋のシーリングライトの最大時の電力を70Wと仮定すると、
70W x 6時間 x 22円/時 ÷ 1,000 = 9.24円/日
1日あたり9円ほどの電気代がかかっています。
1ヶ月では約282円。
1年では約3,373円にもなります。
10%値上げしたとすると約3,710円ほどになる計算。
家族4人の1ヶ月あたりの電気代ですが、うちでは2011年の1月と2月はそれぞれ約1万6000円と1万3000円ほどでした。
1年のうち最も電気代がかかる時期が1~2月と8月ですが電気料金が値上げされると、だいたい1300~1600円ほど1ヶ月の電気代が加わることになります。
私の部屋の照明の電気代は280円ほどなので、1万6000円の1.75%ほどしか占めていませんが塵も積もればなんとやら。
この照明の電気代を減らしてみようといろいろ試してみました。
比較
まずこちらはシーリングライトを一番暗くした状態です。
シャッター速度を200分の1にして撮影しました。
電力を半分になったと仮定すると、約30~35W。
明るさは2倍ほど違うわけですが、こうした比較すると単純に2倍といっても全然違うような気がします。
一番暗くした状態だとパソコンの液晶モニターを見ている時でも、目が非常に疲れます。
液晶の明るさ自体は変わらないので、なにが違うのかよく考えてみたのですが、部屋全体が暗いと瞳の大きさが大きくなり、液晶モニターからの光も大量に目の中に飛び込んできます。
ところが部屋全体が明るいと瞳の大きさも小さくなり、液晶モニターからの光も少量になります。
これが明るい時と暗い時の目の疲れの違いなんじゃないかな。と。
シーリングライトを明るくすると、目止めの周りの筋肉の緊張が解けるのが実感できます。
じわ~~~っという心地よさが目の周りに広がるんです。
スポット照明を活用する
なにかいい方法はないかな。と考えていたところ、学生時代使っていたスタンドライトがあることを発見。
捨てる予定でいましたがなんとか活用できないかな。と。
とある本で、天井に大きな照明を1つつけて部屋全体を明るくするような照明は、世界でも日本ぐらいなんだとか。
外国では必要な場所に明かりが当たるスポット的な照明が主流らしい。
この捨てようと思っていたスタンドを活用できるかもしれない。
液晶モニターに当てるようにスタンドライトを設置してみました。
液晶モニターは半透明の膜に色を付けた状態。
これだけだと真っ暗なので膜の下から蛍光灯やLEDで照らしだしてやると、モニターに映し出されるという仕組みです。
有機ELDは自ら発光するのに対して、液晶は後ろから明かりで照らしてやらないといけません。
紙などと違ってモニター自体が発光するので、モニターに明かりを当てても無駄なのでは?と思いがちですが、この向きで照らすとスタンドライトの明かりが直接目に入ってこないので、眩しさがないんです。
この距離でスタンドライトをつけモニターを見ていると、天井のシーリングライトがなくてもあまり変わらないことに気が付きました。
仮にシーリングライトの明るさを最小にし、スタンドライトで補完するとするとスタンドライトで使っている電球は、10Wほどの蛍光灯電球なのでシーリングライトと合わせた電力は40~45Wになります。
シーリングライトを消した状態だとたったの10W。
シーリングライト全開の時と比べ消費電力は6分の1ぐらいに抑えることができることになります。
スタンドライトをもっとモニターに近づけると、天井のシーリングライトの必要性は殆どなくなることに気が付きました(ついていなくてもついているような錯覚になってくる)。
とするとパソコンでインターネットを利用しているときなどは、スタンドライトだけで充分なんじゃないかな。と。
私の部屋の照明の電気料は、家全体の1.75%と微々たるものでしかありませんし、この微々たる電気代を30%カットしようが半分カットしようが、グッと減らして6分の1に使用が家全体から見るとほんの僅かな違いしかならず、10%の値上げには到底太刀打ちできません。
が、そもそも節約とはこうした小さな積み重ねなんじゃないかな。と思います。
LEDでは
省エネの代表としてLEDが注目されていますが、実は同じ明るさであれば蛍光灯とほとんど電気代は変わりありません。
例えば10Wの蛍光灯電球は60Wの電球の明るさと言われていますが、この明るさをLEDで実現しようとすると消費電力も10W程になってしまいます。
しかもLEDは蛍光灯の3~5倍の本体価格。
単に節約したいだけなら、あえてLED電球に買い換える必要性はほとんどありません。が、蛍光灯は非常に熱くなり、夏場にかけてエアコンの消費電力を若干増やしてしまうかもしれません。
そういう意味ではLEDにするとエアコンの電気代を少し抑えてくれるのかな。と。
逆に冬場ではLEDから蛍光灯に代えて暖房費を多少なりとも抑えることが出来るかもしれません。
まとめ
照明は最も手軽で最も効果が高い省エネの一つ。
何かを犠牲にしての節約は非常にストレスが貯まりますが、スタンドを使った節電はそれほど何かが犠牲になった感はありませんでした。
天井のシーリングライトはリモコン対応なので、明るくするときはリモコンのボタンを押すだけ。
というわけで、生活にそれほどししょうがなく節約できるかもしれません。
学生時代に使ったスタンドライトが余っているなら、活用してみてはいかがでしょう。
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