畑で野菜を育てる場合、耕運機は必須。ただ普通はミニ耕運機程度でOK。ミニ耕運機はどのメーカーでもほとんど形状、使い方は同じなので、画像で使い方を紹介します。実は私もはじめて。
Last update 2015-12-15 13:37
定年退職したら農家をやりたい!なんて思っているサラリーマって結構多いみたいで、実際に定年退職した人が畑で野菜を育てている人はすごく多いんです。
実際私の隣の畑の人は、うちで借りている畑の一部を借りて畑で野菜などを植えているんですけれど、うちの親父に色々やり方などを聞きながら育てていくうちに、今ではうちの親父よりずっと上手に野菜を育てています。
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で、畑で野菜を植える上で必須なアイテムが耕運機です。
耕運機というと大きなプロの農家で使っているようなものを想像しがちですが、普通の畑であればミニ耕運機で十分。
ただあるとないとでは全然違います。
価格は6~7万程度なのでそれほど高くありません。重量も20~30キロ程度なので、男性ならばかるがる持ち上げることが出来ると思います。
うちは軽トラなので持って行く場合は荷台に載せていますが、軽のワゴンRのような後部座席を倒して荷物を入れれるようにした車であれば、積むことが出来ると思います。
最近は、カセットコンロを燃料に使う耕運機も登場していますが、さらにコンパクトで音も静かなので庭の一部を畑にしたい。なんて言う人に向いています。
耕運機が必要な理由は、単に畑を耕すだけでなく雑草の除去などにも使います。
うちの畑はほとんど手入れをしていなかったので、梅雨明け頃にはこのような状態。
この状態になるとそのまま耕運機をいれると草で絡まってしまうので・・・
このように表面の草を除去してから耕運機で根を根こそぎ粉砕するわけです。
もちろんそれだけではなく、土を耕すためにも使います。
耕運機を使わずクワでも耕すことはできます。私も耕運機を使わないでクワでチャレンジしましたが、5分でバテました。(笑)
そう、クワでもできなくはないんですけれど、この程度の広さになると耕運機を使わないとほぼ不可能です。
畑を耕す目的は、根がすくすくと成長しやすくするためもあるんですが、それ以外にも土に化成肥料を混ぜるためでもあります。
そのため畑を耕す時は、化成肥料を蒔いてから耕します。
硬い土でも野菜は育つことは育ちますが、成長の度合いが全然違います。
例えばじゃがいもを植える場合、仮に種芋を1,000円ほどで入手したとしましょう。
ところが畑を耕さない、化成肥料も与えない・・・となると、スーパーで1,000円出して購入する程度しか育ちません。
これでは野菜を育てる意味がなくなってしまいます。が、きちんと畑を耕して化成肥料も与えると、1年間じゃがいもは購入しなくてもいいぐらいの量が収穫できます。
うちのめんどくさがり屋の親父が育てたじゃがいもですら、その量なので白菜、じゃがいも、レタス、玉ねぎ、ネギなどを植えればスーパーで殆ど買わなくても十分なほどの野菜が収穫できます。
さて、ミニ耕運機の使い方ですが、今ではどのメーカーもほとんど使い方は一緒。
もうこれ以上進化しようがないんだとおもうんですけれど、チョークやコックなど各部品もほぼ同じ場所についているので、今回紹介する使い方である程度理解できたら、どのメーカーのでも迷わないと思います。
ちなみに私自身、耕運機は初体験!
燃料はガソリンタイプの耕運機ですが、ガソリンはガソリン携行缶をガソリンスタンドに持って行って入れます。注意しなければならないのは、ガソリンをガソリン携行缶に入れる場合セルフのスタンドでは購入することができません。必ず資格を所有したスタンドの店員に入れてもらうこと。
で、耕運機はガソリンだけでは動かず、オイルと混合させてから燃料タンクに入れます。
混合用のカップが付属してくるので、50対1の割合でガソリン、オイルをカップで混ぜて入れます。
めんどくさ~~い!なんて人は、カセットコンロの耕運機のほうがいいかもしれない。
ただ、カセットコンロ式の場合9~10万円ぐらいの値段が主流なので、ちょっと高くなるかも。
燃費は意外とよくて、カセットコンロ1本で1時間程度の作業は出来るみたいです。
まずは移動用の車輪を外します。
ピンで止まっているので、ラジペンなどがあると便利。
で、絶対無くさないように。
抵抗棒をセットします。
抵抗棒とは畑を耕す深さを調節する棒。
私もまだ詳しくは知らないのですが、最初は浅く耕し、種や苗を植える頃になったら深く耕すらしい。
続いて燃料コックを開きます。
「運転」と書かれている方に向ければOK。
ちなみに一番下に合わせるときは、燃料を抜く時。
ガソリンは実は賞味期限があって、1年間使わないと酸化して使えなくなってしまいます。そのため収穫が終わり、しばらく耕運機を使わない場合はタンクから燃料を抜いておきます。
夏でも冬でも、その日はじめてエンジンを掛ける場合はチョークを「始動」の方にします。
チョークはエンジンが冷えている状態の時に空気と燃料の混合を濃くし、エンジンをかけやすくするします。
バイクなどでもついていますね。
エンジンがかかってしばらくしたら、「運転」側にしないと今度は逆にエンジンが停まってしまうので、忘れずに戻すこと。
スイッチを「運転」にします。
エンジンを止めるにはこのスイッチを切ればOK。
リコイルを引っ張ってエンジンを掛けます。
バイクで言うキックでエンジンを掛けるのと同じ。
たいていは一発でかかります。
かからない場合は、燃料コックが開いているか。もしくはチョークが「始動」になっているかチェックしてください。
耕している間、耕うん爪に雑草が絡まるとその都度除去してやるのですが、危険防止のためエンジンを切った状態で除去します。
そのため、結構な頻度でエンジンを止めることが多いです。
そのたびに屈んでリコイルを引っ張るのは腰に負担がかかるので、このように専用のバーにリコイルのヒモを引っ掛けておきます。
右手のハンドルの方にエンジンの回転数を調節するツマミがあるので、高速にします。
これを高速にすると耕うん爪も速く回転します。
クラッチレバーを握るとクラッチが繋がり耕うん爪が回転します。
車と違って離すとクラッチが切った状態になります。
クラッチレバーを握るときはゆっくり握ります。
後はこんなかんじで耕運機に身を任せて進んでいきます。
ミニ耕運機は非常に軽いので、畑の端に来たらそのまま手でぐいっと回転させてやれば、簡単にUターンできます。
で、かなりフカフカに耕されるのと、ある程度泥が跳ねるので耕運機を使うときは長靴か足袋を履いてください。
うちの畑のように雑草を放置した状態だとこのように雑草が絡まるので、ある程度絡まったら手で除去してやります。
意外と簡単に取れますが、のこぎりの刃のような小型カマがあると便利かも。
畑を耕した後。
この程度の面積なら、1~2時間あれば完了。
雑草だらけだった畑が、こんな整地に。(笑)
このあと、灰と化成肥料を蒔いてネギと白菜を植えようと思っています。
私は週2回、それも日が暮れる4~6時頃しか作業をしていませんが小さな畑ならそれで十分。
野菜を販売して暮らしていきたい。なんていう本格的な農家でなければ、このような小さな畑でも、そして小さな耕運機でも十分本格的に野菜をそだてることができます。
トマトのように完全に熟してから収穫すると、スーパーで売っているトマトとは別次元の甘いトマトが採れます。
じゃがいもは毎日大量に食べても食べきれない量のジャガイモが取れます。
その分手間がかかりますが、不況で給料が減った!なんて嘆いている人。
老後は年金だけじゃやっていけない。なんて不安に思っている人。
販売して収入を得ることは難しいかもしれませんが、自分たちが食べるぶん程度の野菜は収穫できるので、畑仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
最終更新日 2015-12-15 13:37
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投稿日:2012-08-21 | | |