Qi対応 リコーのWG-IIIを購入した

Qi対応、防水、1cmからの接写と、ブロガーにおすすめのペンタックスのWG-IIIを購入。WG-4よりもワイヤレス充電がついたWG-3のほうがおすすめ。

 
 

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Qi対応 リコーのWG-IIIを購入した

 

 

Last update 2014/08/06 03:40

ペンタックスのWG-IIIペンタックス(?)から発売されている、ペンタックス WG-3を購入しました。
現在、リコーから次のバージョンのWG-4が、どういうわけかWGシリーズの最大の売り物である「Qi(ワイヤレス充電)」機能が省かれているので、これから購入したい、という人は、WG-3 GPSをお勧めします。(GPSが付属するモデルでないとQiに対応していない)

外観

マイクロSDカードやバッテリー外観というか、バッテリー周りはほぼ他のデジカメと同じです。
バッテリー用のカバーを開けると、バッテリー、MicroSDカードや充電用のMicroUSB、そしてテレビとつなげて撮影した写真を写すことが出来る、MicroHDMIもあります。

バッテリー

バッテリー容量が925mAhバッテリーはそれほど大容量ではなく、925mAh。
SDカードにEye-Fiを使用しているせいか、意外とはやくバッテリーはなくなります。
とてもじゃありませんが、これ1つだけで旅行に持って行くなんぞ、不安で出来ません。(笑)
充電がQi対応なので、撮影後すぐに給電器に乗せて充電しているので、それほど困ることはありませんが、バッテリーは他のデジカメと同じで、それほど大容量ではないようです。

WG-3 メリット

では、WG-3 GPSのメリットとデメリットを紹介したいと思います。
なお、私はプロの写真家でもマニアでもありませんが、ブログなど用に1年間に数GBの写真を撮影しており、また、撮影した写真を壁紙として配布したりしている、まぁ、一般ユーザーより少し上程度のデジカメユーザーだと思います。

1センチからの接写が可能なマクロ撮影

マクロ撮影モードWG-3やWG-4の最大の特徴がこれ。
マクロ撮影を超えた、「マクロ撮影1cm」モード。
これを選択すると・・・

1cmからのマクロ撮影このように1センチまで、被写体に近づいて撮影することが出来ます。

LEDライトが点灯するそんなに近づいたら、真っ暗になるんじゃ・・・?
いえ、このWG-3のもう一つの特徴が、レンズ付近に6個のLEDライトを搭載していて、マクロ撮影時は、このように点灯してくれるんです。

CASIO EXIMIMで撮影こちらは、別のデジカメ(カシオ EXILIM)で最も被写体に近寄って撮影した写真。
ピントが合う限度が、この距離でした。

WG-IIIで接写ところがWG-3もしくは、WG-4は、ここまで寄ることが出来ます。
もちろんLEDが照らしてくれるので、明るく撮影することが可能。

マクロ撮影にズームを追加1センチの距離でさらにズームを使うと、このように顕微鏡を除いた時のような写真を撮影することが可能。
ここまで拡大しなくても・・・と思うかもしれませんが、ブロガーにとって、このように接写出来る機能がついたデジカメは、商品を紹介する際に役に立つと思います。

ワイヤレス充電 Qi対応

Qiでワイヤレス充電が出来る私がこのWG-3 GPSを購入した最大の理由が、ワイヤレス充電Qiに対応していた、という点。
その前に使っていた、ニコンのCOOLPIX P310を使っていて感じたのが、すぐにバッテリーが切れてしまう点。
Eye-Fiを使っているせいか、ブログ用に10枚~20枚撮影すると、もうバッテリーが無くなってしまうんです。
で、充電もスマホの充電と違い、「miniBタイプ」という形状のため、めんどくさかったんです。

それがQi対応なので、撮影が終わったら、ポンとQi対応給電器に置くだけ。
ただ弱点として位置がシビアで、ちゃんとした位置に置かないと、反応してくれません。
最近は慣れましたが、デジカメの向きや、置く位置をドンピシャで合わせないと、充電してくれないんです。

でも、手軽に充電できる点は、はっきり言って「接写」よりいいかも。

WG-3 GPSだけ

注意点として、WG-3やWG-4などが発売されていますが、Qiに対応した製品は、GPSを搭載したペンタックス WG-3のみ。
WG-4では、GPS搭載機もQiには対応していないっぽい。

防水

防水デジカメWG-3もWG-4も、完全防水仕様で、水深14mで連続2時間の水中仕様にも耐えることができるそうです。

また、外観からも想像できる通り、2mからの耐落下衝撃性能。
マイナス10度でも動作が可能な、耐寒構造。
100Kgfまでの重さに耐える耐荷重構造などなど、アウトドアでもバッチリ活躍できるGショックのようなデジカメとなっています。

防水に関しては、先日の大雪の時にありがたさを実感しました。
水中の写真だけでなく、料理中、手が濡れている時でも撮影できるのは、やはりブロガーには心強いのではないでしょうか?

F値2.0の明るいレンズ

そしてもう1つの特徴が、F値2.0という明るいレンズ。
「F値」というのは、レンズの明るさを示す数値で、数値が小さいほど明るいレンズになります。
一般的なデジカメは、F値3.5とかそのぐらいなのですが、WG-3やWG-4は、「2.0」という明るいレンズを搭載しています。

薄暗い室内で撮影例えば、このような薄明かりの部屋で撮影する場合・・・

iPhone5 F値2.4 露出20分の1 ISO250例えば「iPhone5」の場合、こんな感じ。
ノイズが多いし、ぼやけ気味。

WG-3 F値2.0 ISO200それがWG-3だと、こんな感じ。
レンズが明るいと、シャッタースピードが速く、手ブレしにくいのと、感度(ISO)が低くても明るく移すことが出来るんです。
ISOは、数値が大きいほど暗い場所でも明るく写せる反面、ノイズが凄く多くなるんです。

というわけで、レンズの特徴からも、室内で撮影が多いブロガーにお勧め。

WG-3の弱点

さて、ここまでさんざんべた褒めしてきましたが、弱点というかデメリットも多いです。
特に他のデジカメにはないようなデメリットも多く、100%手放しでおすすめは出来ません。
価格コムのレビューでは、かなり高得点を点けるレビュアーが多いようですが、正直、私的には首を傾げますね。
Qiや1センチ接写対応がなければ、買わなかったかも。(笑)

持ちにくい

指がボタンを押してしまう欠点の1つが、持ちにくい。ということ。
シャッターを押そうとすると、親指の辺りにちょうどボタン類が集中している場所に触れることになり、片手で撮影しようとすると、かなりの高確率でボタンを押してしまうんです。

両手で撮影する場合は、あまりそういったことはないのですが、アウトドアで、片手で撮影することが多いような場合、かなりストレスが貯まります。

マニュアルで操作できない

ISOの設定他のデジカメだと、F値やシャッター速度をマニュアルで指定したり出来るんですが、このWG-3やWG-4は、それが出来ません。
ISOの範囲を指定することは出来ますが、他の項目はカメラまかせにしか出来ないっぽい。
私のような、ブロガーレベルの使い方でも、これは不便。
私は室内での撮影が多いので、F値やシャッター速度、ISOは手動で選択したいんですよね。
それが出来ないのは痛い・・・。

設定がリセットされる

で、さらに輪をかけて使いにくいのが、ISOなどを手動で設定できても、電源を切る足袋にリセットされる点。
デフォルトでISOが125~1600の間で自動設定されるのですが、暗い室内で撮影する場合、ISOの値が800以上になると、ノイズが多くなるのでISO200~400程度で撮影したいんです。が、バッテリーの消費を抑えるために、撮影中コマ目に電源を切ると、そのたびに設定がリセットされるので、いちいち設定し直すのがめんどくさい!

まとめ

WG-3の長所と短所を見てきましたが、ある程度ユーザーを選ぶ、という感じがします。
アウトドアで使いたいユーザーは、もちろんお勧めですが、ブロガーにもお勧めです。
特に「接写」と「ワイヤレス充電」に関しては、両方を兼ね備えたデジカメはほぼない(というかQi対応デジカメ自体が殆どない)ので、このWG-3 GPS一択と思ってもらえればいいでしょう。

反面、バッテリーの容量が少なく、すぐに電池が切れるシーンが目につくのが欠点です。
アウトドアで使用するのもいいのですが、予備のバッテリーはほぼ必須。
また、手動で設定できる項目が少ないので、アウトドアのような、余計な設定する時間がなく、すぐに撮影したいシーンでは役に立つかもしれませんが、こだわりたいユーザーにはストレスが溜まるかも。

最近のスマホのカメラは、かなり高画質だし、日本製は防水も多く、バッテリーも長持ちなので、アウトドアで使用する場合は、スマホがメインで、接写や暗い場所での撮影にGW-3やGW-4を使う。という感じの使い方がベストかも。

Eye-Fiと組み合わせて、完全ワイヤレス仕様にした場合、私のようなブロガーには使いやすいカメラとなります。
私の場合、レビュー記事が多いので、どうしても被写体に接近した写真が多くなりがち。
また、室内での撮影が多いので、暗くなりがち。
そんな時でも、1センチ接写やF値2.0の明るいレンズなので、希望通りの写真が撮れるんです。
撮影後、すぐにQi充電器の上において、充電できるのもポイント。

というわけで、ブロガーやアウトドア派なユーザーには超お勧め。
でも、お子さんの成長記録や、プロやアマチュアカメラマンにはあまり向いていないかな。という感じでしょう。

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