Windows 11でフォトビューアーを使うには

Windows 11でフォトビューアーで画像を開く方法を紹介。標準の「フォト」から「フォトビューアー」に変更する方法です。フォトギャラリーも使えます。

最終更新日:2023-09-19 20:21

Windows 10になってから画像の閲覧ソフトが標準で「フォト」に変更になってしまいました。
が、「フォトビューアー」に比べ、マウスのサイトボタンやホイールで次の写真へ移動したり、拡大縮小みたいな操作ができない点が不満です。
また立ち上がりがすごく重い点。
そこで今回はWindows 11で昔からある「フォトビューアー」を使う方法を紹介します。
なお、「フォト」を「フォトビューアー」のように使う方法は、Windows 11のフォトをフォトビューアーのように使いやすくするにはを参考にしてください。

目次

Windows 11でフォトビューアーを使う

プログラムファイルの中に収められている

実はWindows 11でもフォトビューワーはインストールされています。
画像を開くときにフォトビューワーで開くには以下の手順で操作します。
*Windows 10でも可能

画像ファイルを右クリックし、メニューから「プログラムから開く」を選択します。

一番下にある「別のプログラムを選択」をクリック。

「PCでアプリを選択する」をクリック。

まず、「PC」の中にある「ローカル ディスク(C)」を展開します。

「Program Files」があるので開きます。

「Windows Photo Viewer」を探してクリックします。

で、このとき右側のプルダウンメニューをクリックして、「すべてのファイル」を選択します。

すると、「PhotoViewer.dll」というものが見つかるので、これをクリックし、②の「開く」をクリックします。
「PhotoViewer.dll」は場合によっては「PhotoViewer」という名前かもしれません。

すると開くアプリの一覧のトップに、「Windows フォト ビューアー」が表示されました。

今後フォトビューアーを使う場合は、「常に使う」をクリックします。

Windows 11でもフォトビューアーが使えました。

Windows 10でフォトビューアーを使う

レジストリをいじる

Windows 10でもフォトビューアーは用意されていますが、そのままでは使えないようになっています。
Windows 10でフォトビューアーを使うにはレジストリをいじる必要があります。
以下に紹介する方法で実行すれば簡単にできますが、自己責任でお願いします。

まずは①スタートボタンをクリックして、②「Windowsアクセサリ」にある③「メモ帳」を起動します。

メモ帳に以下を保存

以下のテキストエリアの文字列をクリックしてコピーしてください。

Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open] "MuiVerb"="@photoviewer.dll,-3043"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\command] @=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\ 00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\ 6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\ 00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\ 25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\ 00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\ 6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\ 00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\ 5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\ 00,31,00,00,00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\DropTarget] "Clsid"="{FFE2A43C-56B9-4bf5-9A79-CC6D4285608A}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\command] @=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\ 00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\ 6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\ 00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\ 25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\ 00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\ 6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\ 00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\ 5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\ 00,31,00,00,00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\DropTarget] "Clsid"="{60fd46de-f830-4894-a628-6fa81bc0190d}"

メモ帳に貼り付けます。

①「ファイル」をクリックし、②「名前をつけて保存」をクリックします。

「文字コード」を「UTF-16LE」(ない場合は「Unicode」)に変更します。

「photoview.reg」という名前にして「保存」します。
保存先は「デスクトップ」にしておきます。

ここまで出来たら一応念のため、システムの復元を作成しておきます。
検索欄に「システムの保護」と入力すると、「復元ポイントの作成」と出てくるので、起動させます。

「作成」をクリックします。

デスクトップにこのようなアイコンができているので、クリックします。

警告が出るので、「はい」をクリックします。

これで画像をフォトビューアーで開く設定がレジストリに追加されました。実際にレジストリエディターで見てみると追加されていました。

このように「〇〇をインポートできません。レジストリにアクセス中にエラーが発生しました。」と出てきた場合は、先ほどのメモ帳に張り付けたデータが違っている可能性が高いです。
もう一度確認してみてください。

画像を開く既定のソフトにフォトビューアーを指定する

ここまで準備ができたらあとは、画像を開く規定のアプリに「フォトビューアー」を指定します。

「設定」を開き、「アプリ」をクリックします。

左側の「規定のアプリ」をクリックします。

「フォト ビューアー」にある「フォト」もしくは「既定を選ぶ」をクリックします。

「Windows フォト ビューアー」をクリックします。

Windows 10でフォトギャラリーを使う

Windows 10でも「フォトギャラリー」を使うことができます。が、Windows 7やWindows 8.1でフォトギャラリーを使っていた人が、Windows 10のアップグレードした場合だけです。
現在はフォトギャラリーをダウンロードすることが出来なくなってしまったので、新規にWindows 10をインストールする場合はフォトギャラリーは使えません。
まぁ、Windowsフォトビューアーとほとんど機能が変わらないので、それほど困らないとは思いますが・・・

Windowsフォトビューアーの代替を探す

今後、Windowsフォトビューアーも本当に使えなくなる可能性もあるので、使い勝手が比較的似ているフォトビューアーがないか探してみました。

Honeyviewが良さそう

と、「Honeyview」という無料のソフトがマウスのみで次々と画像を切り替えて表示できて良さげ。ということでインストールしてみました。

公式サイト(https://www.bandisoft.com/)を開き、「Honeyviewダウンロード」をクリックします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます。

言語が「日本語」になっているので、「OK」をクリックします。

セットアプの画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。
この時、「画像ファイルの関連付け」のチェックは外しておきます。一度使ってみて使い勝手が良ければ後で規定のアプリとして「Honeyview」を指定してください。

インストールしたら立ち上げてみてください。

で、エクスプローラーで画像ファイルを右クリックすると、「Honeyviewで表示」が追加されていました。しかも小さくサムネイル表示されています。

Honeyviewの使い方

Honeyviewの利点として、Picasaのようにフォルダ内の画像をマウスホイールで次々と切り替えて表示してくれる点。
大量の画像ファイルがあっても目的の画像を探しやすいです。

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