エクセル セルを変えずにコピーペストする絶対参照とは
Last update 2018-03-19 07:42
今回紹介するエクセルのテクニックは、絶対参照です。
絶対参照を使うと、決まった値を特定のセルに入力しておき、計算式をコピペしても常にそのセルの値を参照する事ができます。
Sponsored Link
たとえば、この画像のように毎月15000円積立すると、10年後にはいくらになるか、なんてのを計算するときに、積立額をセルに入力しておいて、あとで自由に変更したい。なんて場合に出てくる問題。
1年目の金額を求める計算式を2年目、3年目のセルに貼ると、積立金額(ここではC2)を入力してあるセルがペーストしたセルに合わせて自動的に変更されてしまうんですよね。
例えば毎月の積立金額をC2に入力(ここでは15,000円)。
1年目(セルB2)では、セルC2の値を12倍(12ヶ月分)にする計算式を入力。
このセルB2の「 =C2*12 」という計算式をコピーして・・・
これは、セルB2の時は右隣のC2の値を参照していましたが、セルB3に貼り付けると、B3の右隣の空白のセルC3を参照してしまうからですね。
このようにC2を12倍にする。という計算式をコピペすると、C2のセルの指定が、貼り付けたセルに合わせて自動的に変更されてしまいます。
絶対参照
これを解決するには、「どんなセルに貼り付けてもC3の値を参照する!」という「絶対参照」というのを使います。
やり方は簡単。セルの指定に「 $ 」をつけてやるだけ。
A1であれば、$A$1にすると、「つねにA1を参照する」という意味になります。
F4キーで自動入力
いちいち「$」を入力するのがめんどくさい場合は、「F4キー」を押すと自動で「$」をつけてくれます。
ロジクールのBlutoothだと出来ない
ただ、どういうわけか私の使用しているロジクールのBluetoothのキーボードではこの技が使えないのですが・・・。
その後、iBUFFALOのワイヤレス(Bluetoothではない独自仕様のもの)に買い替えたところ、「F4キー」を押すと絶対参照が自動で入力できるようになりました。
絶対参照の例
=$C$2*12
と入力してみました。
エンターキーを押すと、「 =C2*12 」の計算結果と同じになりました。
続いて、B2のセルをコピーし、B3以降のセルに貼り付けると、このようにすべて同じ値になりました。
セルB6の計算式を見てみると、ちゃんとC2の値を参照していることがわかります。
積立の計算をしてみる
今度は本格的に積立用の計算式にしてみましょう。
2年目以降は、前年度(一個上のセル)の値をプラスする計算式にします。
=$C$2*12+B2
ですね。
毎月毎月C2円を積み立てていくときの1年目から10年目までの計算結果が表示されました。
1万5000円積み立てた場合は、10年後には180万円になるようですね。
関連ページ
最終更新日 2018-03-19 07:42
Sponsord Link
投稿日:2014-01-30 | | |