このデバイスは現在使用中です。使用しているプロセスを調べるには

USBメモリや外付けHDDを取り外そうとすると、このデバイスは現在使用中ですだとか、プログラムがまだ使用しているためとのダイアログが出て取り外せないときのプロセスの調べ方

最終更新日:2023-11-12 13:15

外付けHDDやUSBメモリなどを取り外そうとしたら、「このデバイスは現在使用中です」だとか「プログラムがデバイスを使用しているため」などと表示されて、抜いていいのか不安なときってありませんか?
USBメモリやSDカードだったら構わず抜いてしまったりするんですけれど、HDDの場合は壊れてしまいそうでおいそれと出来ませんよね。
そこで今回は外付けHDDなどを裏で使用しているプロセスやプログラムを調べてくれる、「ProcessExplorer(プロセスエクスプローラー)」というソフトの使い方を紹介します。

目次

ProcessExplorerのダウンロードと使い方

外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどをWindows使用中に取り外したい場合は、タスクバーにある丸で囲ったアイコン(ハードウェアの安全な取り外し)を右クリックし、「◯◯の取り出し」を選択します。

するとこのような「このデバイスは現在使用中です。デバイスを使用しているプログラムまたはウィンドウを閉じてから、再試行してください」だとか──

「プログラムが◯◯デバイスをまだ使用しているため、デバイスを停止できません。デバイスを使用していると思われるプログラムを閉じてから、再試行してください」みたいなダイアログが表示されて、すべてアプリを終了させてもこの表示が出てしまうことが多々あります。

そんなときに役立つのが、マイクロソフトが公開している「ProcessExplorer(プロセスエクスプローラー)」というフリーソフト。
本家のマイクロソフトが公開しているので、安心して使えます(英語だけれど)。

ProcessExplorerのダウンロード

ProcessExplorerは、マイクロソフトのサイトで公開されています。

「ダウンロード」の下にある「プロセスエクスプローラーのダウンロード」というリンクをクリックし、ファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルは「ZIP」で圧縮されています。

ダウンロードしたファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択します。

ProcessExplorerの使い方

展開したフォルダの中身を見てみると、このような3つのファイルが保存されているので、「procexp.exe」をダブルクリックして立ち上げます。

最初だけこのようなライセンス条項が表示されるので、「Agree(同意する)」をクリックします。

英語ばかりでとっつきにくいですが、メニューバーにある①「Find(見つける)」をクリックし、

②「Finde Handle or DLL substring」を選択します。

ここで「Handle or DLL substring:」の横にある検索欄に外付けHDDやUSBメモリのパス(例 F:\)を入力し、「Search(探す)」をクリックします。

Searchingと表示され検索が開始されます。しばらく待ちます。

すると検索結果が表示されました。
今回はエクスプローラーが関与していました。

別のソフトがバックグラウンドで動いている場合もありました。

頻繁に使う場合、「スタートにピン留めする」が指定できるのですが、どういうわけかスタートに表示されません。
「タスクバーにピン留めする」は使えるので、よく使う場合はタスクバーに表示させておくといいかも。

見つからなかった場合

さて、実際には「ProcessExplorer」でも何もなかった(Nothing)にも関わらず、あいかわらずデバイスは現在使用中ですと言われることがあります。

最悪、Windowsをシャットダウンし、完全に電源が落ちたところで抜けばいいのですが、私のように作業中のファイルやアプリが多く、シャットダウンするのはめんどくさい!という人は・・・

「スリープ」でもOKです。
Windows 11に対応しているパソコンは、スリープからの復帰がものすごい早くなりました。
スリープ中もHDDには電気が通っているのですが、実際にはHDDなどは動きが停止します。
動いているかどうかは、ゆっくり外付けHDDを持ち上げ、ゆっくり傾けてみてください。
ジャイロ効果によって若干の抵抗があればまだ回転しています。
正常にスリープ状態になると、基本的にHDDも動作が止まります。

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