Surface Proの顔認証 Windows Helloの設定と解除の様子
Last update 2018-03-19 07:51
Windowsには様々なロック解除が用意されています。その中でももっともセキュリティ的に堅固でロック解除が手軽な顔認証の設定とどのような感じで動作するのか、を紹介します。
ちなみにWindowsの顔認証は、正式には「Windows Hello」といい、「Intel RealSense 3D 対応カメラ」が必要です。
Surface Pro4では標準で搭載されているので、使用することが出来ます。
ちなみに今まで販売されていた普通のWebカメラでは使用できません。今の所、別売ではWindows Hello 機能対応 CM01が対応しているようです。
Sponsored Link
目次
Windows Helloとは
Windows Helloとは、「顔認証」だけに限らず「指紋認証」や「
虹彩認証は瞳の模様(角膜と水晶体の間にある薄い膜)を使った生体認証の1つで、以前、富士通のスマホ「arrows」が搭載していました。
顔認証を使用するための条件
Windowsで顔認証を設定しようと思っても、単なるWebカメラをつないでもダメなんです。
2つのカメラを搭載し、赤外線センサーを用いて3D(奥行き)まで識別できないと、使用することが出来ません。
具体的にいえば「Intel RealSense 3D」対応のカメラが必要なのですが、意外と高価なのとほぼ出回っていないので、Surface Proのように始めから搭載されているノートパソコンを購入したほうが手軽です。
唯一、Amazonでも販売されているWindows Hello 機能対応 CM01を購入するか、指紋認証でもWindows Helloが使えるので、指紋認証を選択するほうがいいかも。
認証速度は?
もっとも気になるのが認証にかかる時間でしょう。残念ながらiPhoneやスマホの指紋認証ほどあっという間に認証されるのは不可能ですが、それなりに高速です。
以下、Windows Helloの認証の様子を動画で撮影しました。
動画を見ればわかるかと思うのですが、Windows Helloの認証自体は高速なのですが、認証状態が可能になるまでに若干時間が(2~3秒)かかります。これはパソコンなので仕方がないかもしれませんね。でも、PINコードに比べ椅子に座っているだけで認証できるので、すごく楽です。
また、色々な距離(カメラまでの)で登録することが出来るので、意外と簡単に認識してくれます。
メガネを掛けても認証される?
さて、iPhone Xの顔認証はメガネやサングラス、帽子をかぶっても認証されますが、Windows Helloはどうでしょう?
眼鏡 | 認証できた |
---|---|
サングラス | 認証できない |
マスク | 認証できない |
ニット帽 | 認証できない |
と、このように意外ときびしい結果になりました。マスクをしてPC操作をすることが多い人は、マスクを付けた状態でも登録しておくといいでしょう。
iPhoneのFace IDは、「マスク」以外はちゃんと本人と識別してくれるのですが、1つのパターンしか登録できないので、マスクを着用する人にとってはきびしいものがありますが、Windows Helloはそのへんは柔軟に対応できるようです。
BitLockerと組み合わせると最強
WindowsではHDDやSSD、USBメモリなどを暗号化する「BitLocker」という機能が搭載されています。Surface Proでは始めから有効になっていますが、この機能がオンになっていると、仮にSurface Proを盗まれて中のSSDを抜き取って他のPCにつなげても、ファイルが暗号化されているのでファイルを開くことが出来ないんです。
つまり、Surface Proを盗まれても、「Windows Hello」をオンにしておけば保存してあるデータは堅固に守られるわけです。
Windows Helloのセットアップ
Surface Pro 4からはIntel RealSense 3D 対応カメラを標準で搭載しているので、始めからWindows Helloを使うことが出来ます。が、標準ではオンになっていないので設定する必要があります。以下は、Surfaceに限らず、Windows 10のWindows Helloの設定方法です。
スタートボタンをクリック(もしくはタップ)し、「設定」をクリックします。
左側のメニューの「サインイン オプション」をクリックします。
「Windows Hello」のところにある「顔認識」の「セットアップ」をクリックします。
なお、対応するカメラを搭載していないと、このように「このデバイスではWindows Helloをご利用いただけません」といった表示になっています。
「Windows Helloへようこそ」の画面になるので、「開始する」をクリックします。
「PIN(パスコード)」を入力します。
このPINは、Windowsを起動した時に入力するパスコードです。
※ PINを設定していないときは、Microsoftアカウントのパスワードか、Windowsのパスワードを入力します。
カメラが起動し、顔の登録が開始されます。
顔の周辺に四角いラインが表示され、このラインが上の左隅からブルーに塗られていき、ブルーの四角が完成したら登録完了です。
ちなみにお面をかぶっていても登録できます。(笑)
その場合、ロック解除時にお面が必要ですが、Windows Helloでは複数の顔を登録できるので、
「すべて完了しました」と表示されれば顔の登録が完了です。
「精度を高める」で、マスクをした状態やカメラから離れた状態で登録すると、さらに使いやすくなるでしょう。
「閉じる」をクリックすれば完了です。
Windows Hello設定後はこのような画面になります。
ここで「ユーザーの顔を認識したら自動的にロック画面を閉じる」がオンになりますが、ここがオフになっていると、顔認証後、もう一度タッチパッド(もしくはタッチパネル)をなぞらないとWindowsにログインできないので、オンにしたままにしておいてください。
関連ページ
- Windowsの起動時のパスワード入力をなくすには
- iPhoneのTouch ID(指紋認証)の設定とロック解除
- iPhoneのパスコードを忘れた!パスコードのリセット方法
- ドコモのいろいろなIDとパスワードを調べる・変更するやり方集
- Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元
- ドコモnetのメールアドレスとパスワードを調べるには
最終更新日 2018-03-19 07:51
Sponsord Link
投稿日:2018-03-18 | | |