オムロン すいみん時計 HSL-002Cの使い方

目覚ましと睡眠記録計をあわせもつ、オムロンのすいみん時計 HSL-002Cの使い方を紹介します。スマホのアプリと組み合わせることで、睡眠状態などを記録でき、眠りが浅くなった時にアラームで起こしてくれま

 
 

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オムロン すいみん時計 HSL-002Cの使い方

 

 

Last update 2013/10/16 03:30

OMRON HSL-002COMRONのすいみん記録計HSL-002Cは、これ自体を使っても眠れるようになるわけではありませんが、睡眠の質を変えたり、すぐに眠れるための生活改善に役立つ睡眠記録計と、寝返りなどから眠りの浅さを判別して、アラームの設定時間により近い時の眠りが浅い時間にアラームを鳴らしてくれる2つの機能を持った製品です。
はじめ使い始めたときは、使い方がよくわからず役に立つのかわからない感じだった(参照:オムロン SleepDesign liteのセットアップ)のですが、使い方がわかってくると、だんだんと手放せなくなってきました。
私がこの製品を購入しようと思ったきっかけは、2013年9月25日に放送していた、ためしてガッテンのふぁ~極上の熟睡感!グッスリ朝まで眠る術という回を見たのがきっかけ。
この放送では、実際には眠れない眠れないと言ってもちゃんと寝ていたり、1日8時間寝なければいけないのか?とか、眠れなくても目をつぶって横になっているだけでも睡眠の効果があるのは本当か?など、今まで信じてきた睡眠に関する誤解を専門家がやさしく解説していました。
で、眠れない、眠れないという人(私がそうですが)でも、実際にはほんとうに体が睡眠を求めていれば、ぐっすり眠れるので、そのタイミングを図るためにも日々、睡眠記録をつけておくとすごく効果があるんだそうです。
一般的に1日8時間眠らないといけないと思われがちですが、実際に記録してみるとたいてい6時間程度で充分なんだそうです。
逆にそれ以上寝ようとするから(8時間とか)眠れないんだそうです。つまり、体的には6時間で充分!と訴えているのに、8時間眠らなければ!と思っているのが原因だと。
人によって必要な睡眠時間は違うので、8時間とか10時間眠らないと足りないと体が求めてくるような人は、横になった瞬間眠れるんだと思います。

で、このためしてガッテンの放送より1年ぐらい前に、とある方から、男性も女性のように肉体の周期的なサイクルがあるので、なにか気がつくことがあればノートなどに記録しておくといいよ。と言われてたことがあり、私の場合、そういえば1ヶ月おきに眠れたり、眠れない日々が続いたりするな!と思って、去年からどれくらい寝たかを日記に記録していたんです。
ただ、何時に寝たかというのを思いだすのはすごく苦痛なんです(記憶力が悪いせいかも)。
なので、機械的にそういったことを記録できるこのオムロンのすいみん記録時計は、役に立つんじゃないか、と。

使い方

ねむり前振りが長くなってしまいましたが、このオムロンのすいみん時計とスマホのアプリ「ねむり体内時計」の使い方を紹介します。
この「ねむり(体内時計)」というアプリは、iPhoneにもAndroidにも対応しています。
おサイフケータイに対応しているAndroidであれば、NFCでデータのやり取りができるので、少し手軽かもしれません。(iPhoneはBluetooth)

セットアップ方法は、オムロン SleepDesign liteのセットアップを参考にしてください。

ねむりアプリの基本画面これが「ねむり体内時計」アプリの基本画面です。
「ねむり情報」は、何度か使っていると記録されたデータから睡眠のタイプを動物で評価してくれるのですが、私の場合、夜勤ということもあり、また昼、寝てもすぐに起きたり昼寝をしたりするため、ライオンのような寝てばっかりいるというタイプに評価されているようです・・・。

OMRONのすいみん記録計HSL-002Cのデータを取得する場合は、「データ転送」という部分をタップします。

1日グラフの見方画面下の「1日グラフ」をタップすると、1日単位の睡眠時間のグラフを見ることが出来ます。
上の「2013/10/12-13」が該当する日付。左右の矢印のボタンで別の日付の記録を見ることが出来ます。

その下の「睡眠時間」は、眠りについてから起きるまでの時間ですね。1日2回以上寝た場合は、より長く寝た方の睡眠時間になるようです。

その下の波のようなグラフが、睡眠記録。濃いブルーのラインがHSL-002Cのスイッチを入れてから実際に眠りにつくまでの時間。このグラフだと20分ぐらいかかっています。(この時は読書していた)
で、3時間10分後に目が冷め、HSL-002Cのスイッチを切りました。スイッチを切った時間がピンク色のラインで示されるようです。

食事やスッキリ度を入力できる実際にはこんな感じに記録されます。
寝返りをうつと濃いブルーのラインが記録されるようです。
また、アラームが鳴ってスイッチを切るまで、が起床にかかった時間で濃いピンクのラインで表示されます。
睡眠以外に「食事」「運動」の時間も記録することが出来ます。が、この場合、自分でタップして記録しなければなりません。
起きた時スッキリしているかどうかを3つ星で記録することも出来ます。
ちなみに私の場合は、今んとこ「あー!スッキリした!」という感覚はありません・・・。
が、一応、一発で目がさめます。

週間グラフグラフは一週間単位で表示させることも可能です。
で、ブルーのラインの部分をタップすると・・・

睡眠時間をタップこのように「睡眠時間」「寝つき時間」「起床にかかった時間」などを見ることが出来ます。
ここでさらに「睡眠時間」をタップすると・・・

細かい睡眠データが見られる1日に複数回寝た場合でも、それぞれの睡眠データを見ることが出来ます。
この時は、朝の7時1分に布団に入り、スイッチを入れました。
で、しばらくふとんの中で読書をし、(よく覚えていませんが)眠気を感じ、眠りにつきました。
どれくらい読書をしていたか覚えていませんでしたが、このデータから20分ほどうとうとしていたようです。
で、10時半頃(なぜか)急に目が冷めました。この時はすごい長い時間寝ていた気がして、HSL-002Cのアラームを止めて、布団から出てしまったんです。
そのため1回目の睡眠は7時1分~10時31分3時間10分というすごく短い睡眠時間でした。

その後、パソコンに向かっていたのですが、やっぱり眠い。というわけで、11時51分に再び布団に入りスイッチをオン。
この時の眠りが「睡眠2」というやつですね。
眠りにつくまで45分。睡眠時間26分。と記録されていますが、どういう感じだったのでしょう?

この時は、眠い、眠いと感じながらも眠れそうになく、布団に入った時にまた読書してしまい、実際に眠るまで45分もかかっています。そういえばあまり覚えていないんですけれど、ふとんの中で読書したりスマホを見たりしてたなぁ。という記憶がうっすら残っています。
で、その後眠ったものの、アラーム設定時間が13時に設定していたので、26分ほどしか経過していないのにアラームが鳴ってしまった、と。
13時2分に起きていますが、この時やっぱり26分ほどしか寝ていないので、すごく眠くて1回目のアラームはボタンを押して止めたんです。
その時のアラームの様子が、下の動画です。

この時は眠いながらもちゃんとiPhoneで動画撮影しました。(笑)意識はしっかりしていたようですね。
で、アラーム音はこんな音です。私の場合は「だんだん大きく」」の設定なのですが、このように腕時計のアラーム音レベルの音しか鳴りません。が、今のところこんな小さな音でも目覚めているということは、やっぱり眠りが浅い時になっているのかな?
この時は12時57分になっています。
設定では13時にして、30分前から眠りが浅ければアラームを鳴らす設定にしていたのですが、3分前に鳴っていますね。つまりちゃんと眠りが浅くなった時間を判断しているってことでしょうか?

睡眠のタイプ画面右下の「ねむりタイプ」をタップすると、今までの記録から自分はどういった睡眠タイプなのか、を動物で判定してくれます。

アラームの設定

タイマーの設定の仕方続いてアラームの設定の仕方を乗せておきます。
基本的には、セットアップ時に設定すれば、あとは変更しなくてもいいのですが、アラームの鳴る時間を変更したい場合などに参考にしてください。

まずは①ホームというボタンをタップし、②画面の右上の「三」のボタンをタップします。

設定をタップ画面下の方にメニューが表示されるので、「設定」をタップします。

アラーム設定をタップ「アラーム設定」をタップします。
「投稿設定」は、ツイッターやFacebookに投稿する場合。
「理想のお休み時刻」は、ふとんに入る時間を設定します。

アラームは3つまで設定できるアラームは3つ設定できます。
どのアラームを鳴らすかは、スマホで設定して本体に送信する必要があります。
設定したいアラームを3つの中から選択します。

アラームを13時に設定「アラーム時刻」は、最終的に起きなければいけない時間を設定。
眠りが浅く、この時間に近いとアラームを鳴らします。
「アラームの種類」の「スッキリアラーム」は、このように眠りが浅い時にアラームを鳴らす機能。
他にも普通の目覚まし時計のように、設定した時間に鳴らすことも出来ます。
「スッキリアラーム開始」は、何分ぐらい前からアラームを鳴らしてもいいか、です。
で、最大30分前から設定できるのですが、たいてい本当に30分ぐらい前に鳴らすことが多いので、注意が必要です。
例えば朝6時に起きたいのに、5時半とかに鳴ることがすごく多いんです。なので、10分前ぐらいからでいいんじゃないかと思います。逆に朝早く目覚めて、何か(散歩や読書)したい場合は、30分前でもいいと思います。
「スヌーズ間隔」や「鳴成時間」なども設定できます。
設定が終わったら「次へ」をタップします。

ねむりアプリの基本画面設定が完了したら、「データ転送」をタップします。

SETボタンを押すHSL-002Cのボタンを押し、裏側にある「▲ SET」のボタンを2秒ほど押します。

やじるしが表示されているこのように西暦の表示になり、矢印が表示されればデータ転送の準備が整っていることになります。
スマホの方でデータ転送をタップします。

通信が開始こんなかんじで転送が始まります。
なお、スマートフォンのBluetoothをオンにしておくのを忘れないでくださいね。

上の動画は、スヌーズで2回めのアラームです。最初に12時57分に鳴ったのと、スヌーズ間隔を5分に設定していたので、1時2分に鳴りました。
で、本体のボタンを1度押し、時刻を表示させてから2秒ほど長押しすると、アラームを解除することが出来ます。
布団から出るときは長押ししてアラームを解除しておいてください。
このアラームの解除が「起きた時間」として記録されます。
あとは、設定データを転送した時のようにスマホのデータ転送をタップして、Bluetoothで転送させればOK。
ちなみにAndroid(おサイフケータイ付き)だと、NFCでやりとりするのでデータ転送をタップしてかざすだけで転送できるので、もっと簡単に転送できます。

まとめ

最初にも言いましたが、このすいみん時計はこれ単体で眠くなるような製品ではありませんが、眠れるような生活をおくるためには欠かせない睡眠記録をとることができます。
眠れないとか私のように睡眠障害がある体質でも、結局のところ本当に眠っていないか、というとそうではなく、単に「眠りたいと思った時に眠れない」だけで、記録してみるときちんと眠っているんです。
ただ、人によって1日に必要な睡眠時間が違っていて、単に眠れないという人は、必要な睡眠時間が短く、すぐに眠れるような人は必要な睡眠時間が長いだけなのかもしれません。

ナポレオンの睡眠時間は3時間だった。という話は有名ですが、私のまわりに実際に1日3時間ぐらいしかねない人が何人かいて、本当に朝の3時頃に寝て朝の6時頃起きる生活をしているんです。
このぐらい睡眠時間が短い人は、眠れないというか眠る必要がない、という感覚らしくて、起きる3時間前にふとんに入るという感じなんだそうです。
たまに6時間眠るときもあるそうですが、すごい長い時間寝たって感覚らしい。(笑)

さて、私はこのHSL-002Cを使い始めて1週間ぐらい経過したのですが、ここ最近は「眠れる期」っぽくて、1日に何回も寝ています。
「眠れる期」というのは、私が作った造語で、どうも私の体質だと眠れない時期と眠れる時期とが1カ月交代で訪れるのです。
1年前から睡眠時間を日記に記録するようになってから気がついたのですが、本当に1カ月間隔でこうした体質の変化があるんです。
ただ、今までは日記に記録していたので、記録し忘れることも有り、このようなボタンを押すだけで記録をしてくれる製品はありがたいと思っていたんです。
で、一昨日も昨日も、そして今日も、1回の睡眠じゃなくて1日に何回も寝てしまい、なおさら役になっています。
はじめは使い方がよくわからず、買って損したかな、と思いましたが、今では毎日使っています。
ただ、今のところスッキリ目覚められた!というのは、あまりありません・・・。が、アラームがなっているのに気が付かなかった、というのは今のところありません。

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