お風呂の浴槽・壁の白い水垢をきれいに落とすには

お風呂の浴槽や壁などに頑固にこびりついた白い水垢をきれいに落とす方法を紹介します。お酢やクエン酸、洗剤などでも落ちなかった場合の最終手段。

最終更新日:2021-05-30 20:27

我が家は築30年以上が経過し、あちらこちらにガタが来ているのですが、特に風呂場の劣化が激しく、浴槽の境目などの縁や壁の継ぎ目などに白い水垢がこびりついてきました。
元々、風呂掃除は母親がやっていたのですが、やはり年老いた女性の力では、貯まっていく水垢を除去できなかったんだと思います。

目次

築30年経過した風呂場の水垢

こちらが築30年が経過した浴槽のアップ。
以前からずっと気になっていたんですよね~。この白いセメントのようにこびりついた汚れ。
これが水垢、カルキとかスケールとか呼ばれますが、風呂場の3大汚れ「カビ」「皮脂汚れ」そして「水垢」。
個人的には最も厄介な汚れだと思っています。

さらに拡大したところ。
固いブラシやスポンジ、そして以前紹介した鏡の鱗落としに使ったクエン酸でもびくともしないほどしつこい汚れです。

水垢を削る!?スクレーパーで水垢を落とす

インターネットなどで水垢をいろいろ調べてみると、水垢は水に含まれる「カルシウム」や「マグネシウム」などが渇いて石灰化した炭酸カルシウムらしい。
石灰は酸に溶けるので、クエン酸やお酢、サンポールなどが有効なのですが、石鹸と化合した場合などは酸にも溶けにくくなるっぽい。

そこで最終手段として使用したのが、シールなどを剥がす「スクレーパー」。

シールを剥がす時用に購入したのですが、どちらかというと今回のような別の用途に使うことが多いので、一家に1つ用意しておいた方がいいかもしれません。

カッターのように薄く見えますが、刃がないので物を切ったりすることはできません。が、怪我をする可能性もあるので扱いには注意。
また、カッターと違い素材を傷めにくいのも特徴。

スクレーパーで水垢を削る

面に対して水平に当て、こすり取るような感じ。
水垢に触れるとジャリジャリといった振動が伝わるので、すぐにわかります。
* 一応、目立たない部分で浴槽や壁を傷つけないか試してください

このように水垢の表面は端が削れ、粉となっているのがわかります。

気が遠くなりそうな作業に思えますが、意外と楽しくてずっと続けてしまう・・・。
私の場合は1日で終わらせるのではなく、日にちを数回に分けて行いました。

水を少し垂らしてこすった方が傷つきにくい気がします。

壁の水垢

壁の継ぎ目の下にも水がたまるので、ここにも水垢ができやすい。

ある程度スクレーパーでこすったら・・・

乾いたぞうきんでこすると・・・

こんな感じにきれいになります。

最終的にはこのようにきれいになりました。

傷つく?

どうしても削るので、壁や浴槽も傷ついてしまいますが、日にちが経過していくと目立たなくなります。

5年が経過した

さて、水垢を削って落としてから5年が経過しました。結局、削ったのは5年前の1回だけで、以後はきちんと手入れをしていたので、水垢はほとんどつきませんでした。
スクレーパーで削った傷もほとんど目立たなくなっています。

壁もこんな感じ。ほぼ水垢はありません。

水垢を寄せ付けない効果的な方法

水垢の原因

水垢の原因はこれ。水滴を放置していると、水に含まれるカルキが徐々に積み重なり、そして結合し、成長していきます。

超吸収スポンジ

そこで活躍するのが100均などでも売っている、超吸収スポンジ。
アマゾンなどでも売っていますが、100均の物よりも大きいのでその分高価です。
乾くとガチガチに固くなり、扱いが難しくなるので、あまり固く絞らない方がいいです。

私は今まで一番風呂だったのですが、老いた両親ではこの拭き掃除は無理なので、一番最後に入り、浴槽や壁についた水滴を毎日きれいに落とすようにしています。

めんどくさそう!と思うかもしれませんが、超めんどくさがり屋で掃除嫌いの私が5年前からずっと続けているので、誰にでも出来るかと思います。

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