Windows サインインのPINコードが削除できない理由と解決法
WindowsにログインするときのPINコードを削除したり、パスワードによるサインインができない原因がわかりました。解決策を紹介。
最終更新日:2023-10-14 10:23
Windowsにサインインする場合、「PIN」による認証が一般的ですが、マイクロソフトアカウントのパスワードにしたい!なんて場合や、何らかの理由でPINを削除したいと思っても、最新のWindowsではPINの削除のボタンがクレーアウトして削除できません。
また、パスワードによるログインも選択できなくなっています。
今回はなぜPINしか選択できないのか?そして、PINを消す方法を紹介します。
目次
PINを消すボタンを有効にする
Windowsを立ち上げたときのロック画面。
基本的にはPIN(パスコード)を入力してログインします。
PIN、パスワードの設定はどこに?
PINやパスワード、Windows Helloの設定は以下にあります。
「設定」を開いたら「アカウント」を開きます。
下の方にある「サインイン オプション」を開きます。
「PIN(Windows Hello)」を開きます。
すると、「このサインイン オプションを削除する」がグレーになっていてクリックできません。
ここをオンにするには更にスクロールして・・・・
「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」をオフにします。
「Windows Helloサインインのみを許可する」がオフに出来ない!
ところがもう一度開いてみると、オフにしたのにオンになってしまいます。
この場合は一旦Windowsを再起動してください。
再起動後に確認してみると、オフに・・・・出来てない!!!!??
また勝手にオンになっています。
やはりPINも削除ボタンがグレーになったまま・・・
PINが削除できない理由はパスワードレスだった
原因はマイクロソフトアカウントの「パスワードレス」が原因です。
ここ最近、GoogleもAppleもパスワードを使わずに、生体認証に対応したスマートフォンに通知を送り、通知の許可ボタンをタップすることでログインやサインインが出来る「パスキー」を採用しましたが、マイクロソフトも採用。
実はこれが結構トラブルが多い。
なのでどうしてもPINを削除したり、Windowsへのログインの際にパスワードを使用したい場合は、以下のようにしてパスワードレス認証をオフにしてください。
マイクロソフトアカウントのパスワードを使えるようにする
マイクロソフトアカウントのページを開き、「サインイン」をクリックします。
マイクロソフトアカウントに登録してあるメールアドレス(もしくは電話番号)を入力し、「次へ」をクリック。
パスワードレス認証をオンにしている場合は、パスワード入力画面ではなくこのような画面になるので、「通知の送信」をクリックします。
Microsoft Authenticatorの確認画面になりました。
スマホにインストールしてある「Microsoft Authenticator」で生体認証をします。
無事、サインインできたら「セキュリティ」を開きます。
「追加のセキュリティ」をクリック。
「パスワードレスアカウント」にある「無効にする」をクリックします。
「パスワードを追加しますか?」という画面が出たら「次へ」をクリック。
新しいパスワードを設定します。
ちなみに過去に使っていたパスワードは設定できません。
パスワードの追加完了と表示されれば完了。
ここまで来たら再び、Windowsの「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoft アカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する(推奨)」をオフにします。
Windowsを再起動させます。
すると、先程まで勝手にオンになってしまった「セキュリティ向上のため」がオフのままになりました。
PINの削除ボタンも復活しました。
パスワードによるサインインも復活しました。
PINの入力画面のときに「サインイン オプション」をクリックすと、「PIN(パスコード)」と「パスワード」を選択できるようになりました。
パスワード入力画面です。
まとめ
色々なサイトがパスキーを採用していますが、ドコモのdアカウント設定でエラーが出たり、スマホをなくしてしまった場合にパスキーが使えなくなったり、またMacとWinodowsの共有でMacからWindowsにアクセスできなくなったり、と、まだまだ不具合が多いので、まだパスワードによるログインのほうがいいかもしれません。
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